今回紹介スル温室は、市販されている簡易型屋外温室では栽培できない植物のための温室です
今回は冬場形成しないモウセンゴケに有効な室内温室の作り方です
冬芽を形成しないモウセンゴケ
この仲間は亜熱帯・温帯地方に分布しており、1年中生長を続けます つまりハエトリソウや
冬芽を形成するモウセンゴケとは栽培方法がまったく異なります
日本の冬では寒すぎるので温室等の設備をもって加湿する必要があり、といっても本格的で大型で高価な
温室を用意する必要はありません
以下のものをホームセンターやペットショップ、
熱帯魚屋さんで調達しましょう
1:必要な高さと幅のガラス水槽
2:熱帯魚用の電子サーモ
3:熱帯魚用の水中ヒーター
4:金網
5:高さ5~6cm程度の植木鉢
6:温度・湿度計
7:アクリルかガラスの上蓋(大抵は水槽に付属しています)
8:ガラス水槽付属の照明ライト
9:UV仕様の蛍光灯(これはペットショップで購入)
まず水槽を室内に設置
この中にヒータをセットして電子サーモと接続
(電子接続機器のサーモ本体とヒーターの接続部は水槽から出しておきます)
植木鉢を逆さまにして水槽の四隅と真ん中数か所に置き
それを台にして上に金網を置きます金網は水槽の底面と同じ大きさにカットしておきます
これで準備完了です 水槽に水を入れ金網に届かない程度を水位とします
サーモスタットのセンサー部分を水面より少し高い位置にくるようにセットして
設定温度を15~20℃くらいにあわせます 電源を入れるとヒーターが作動して水温が上昇すると
同時に水蒸気で水槽内に湿度が高い状態が作られ温められた水により水槽の温度も上昇します
あとは電子サーモをコントロールして水槽内の気温と湿度をを設定します
以上の設備を整えれば冬芽を形成しないモウセンゴケ以外にもウツボ葛やヘリアンフォラ等
栽培可能な品種はかなり増えます
応用として
このやり方は他の熱帯植物にも有効で
水槽にその品種の茎の高さや幅を合わせてやればよいと思います
あとUVの蛍光灯以外にも植物育成用の蛍光ライトも販売されているので
そちらを使用してもよいです・・