Soopllofeiv の日常

管理人soop視点の奇妙な現状

焦燥

2019-05-21 14:24:02 | Weblog

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なにのぞむなくねがうなく

2019-05-21 14:05:32 | Weblog
汚れつちまった悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れつちまった悲しみに
今日も風さえ吹きすぎる






中也の汚れつちまった悲しみなのか
友人の小林秀雄のもとへといった恋人の
汚れつちまった悲しみなのかのはふめいですが

投げやりで自虐に満ちた中也の心境が伝わってくる詩です

全体的にこの詩集に漂うのは
倦怠・孤独・憂鬱・喪失感などです・・

当時の中也は詩人としては生活が出来ず
実家から仕送りをうけていましたしかしその金も殆ど酒代に消え
文学仲間に絡むものの小柄で体力のない中也は殴り返されていたそうです
                                  
                                      山羊の歌:中原中也 

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一握の砂

2019-05-21 13:58:30 | Weblog
友がみな我よりえらくみゆる日よ
花を買い来て
妻とたしなむ
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南方戦線

2019-05-21 13:37:06 | Weblog
特に宗教を信じているヒトでなくとも
この世の善悪は究極的には誰が決めているかといえば神様なのか?と考えるかもしれません

私こと田村一等兵は善悪も常識も通用しない過酷な戦場に放り出されます
敗残兵となってジャングルを彷徨う私は食料不足と疲労の末
正気を失った兵士が戦友の人肉を食べているという恐怖映画のような場面に出会い
その蛮行を止めようとしました

あとから私は自分を動かしたのは神の怒りだったのかと思います・・
しかしあとで

 いや、神でも何物でもない
 神は我々が信じてやらなければ
 存在しないのだから

と考えます
結局善悪を決めるのが神であっても
結局その神は人の心にあるのだから


                                     野火:大岡昇平
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