汚れつちまった悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れつちまった悲しみに
今日も風さえ吹きすぎる
中也の汚れつちまった悲しみなのか
友人の小林秀雄のもとへといった恋人の
汚れつちまった悲しみなのかのはふめいですが
投げやりで自虐に満ちた中也の心境が伝わってくる詩です
全体的にこの詩集に漂うのは
倦怠・孤独・憂鬱・喪失感などです・・
当時の中也は詩人としては生活が出来ず
実家から仕送りをうけていましたしかしその金も殆ど酒代に消え
文学仲間に絡むものの小柄で体力のない中也は殴り返されていたそうです
山羊の歌:中原中也
今日も小雪の降りかかる
汚れつちまった悲しみに
今日も風さえ吹きすぎる
中也の汚れつちまった悲しみなのか
友人の小林秀雄のもとへといった恋人の
汚れつちまった悲しみなのかのはふめいですが
投げやりで自虐に満ちた中也の心境が伝わってくる詩です
全体的にこの詩集に漂うのは
倦怠・孤独・憂鬱・喪失感などです・・
当時の中也は詩人としては生活が出来ず
実家から仕送りをうけていましたしかしその金も殆ど酒代に消え
文学仲間に絡むものの小柄で体力のない中也は殴り返されていたそうです
山羊の歌:中原中也
特に宗教を信じているヒトでなくとも
この世の善悪は究極的には誰が決めているかといえば神様なのか?と考えるかもしれません
私こと田村一等兵は善悪も常識も通用しない過酷な戦場に放り出されます
敗残兵となってジャングルを彷徨う私は食料不足と疲労の末
正気を失った兵士が戦友の人肉を食べているという恐怖映画のような場面に出会い
その蛮行を止めようとしました
あとから私は自分を動かしたのは神の怒りだったのかと思います・・
しかしあとで
いや、神でも何物でもない
神は我々が信じてやらなければ
存在しないのだから
と考えます
結局善悪を決めるのが神であっても
結局その神は人の心にあるのだから
野火:大岡昇平
この世の善悪は究極的には誰が決めているかといえば神様なのか?と考えるかもしれません
私こと田村一等兵は善悪も常識も通用しない過酷な戦場に放り出されます
敗残兵となってジャングルを彷徨う私は食料不足と疲労の末
正気を失った兵士が戦友の人肉を食べているという恐怖映画のような場面に出会い
その蛮行を止めようとしました
あとから私は自分を動かしたのは神の怒りだったのかと思います・・
しかしあとで
いや、神でも何物でもない
神は我々が信じてやらなければ
存在しないのだから
と考えます
結局善悪を決めるのが神であっても
結局その神は人の心にあるのだから
野火:大岡昇平