知性は、理解することはおろか
定義することさえ難しい非常に生物的な資質の一つだ
だが、定義できないといってエンジニアやプログラマー達が
知性の様々な側面を機械で再現しようとする試みを止める理由にはならない
こうした努力はすべての人類に恩恵を施し
安くて速いコンピュータ、配電網や交通信号を同時に動かし
生活を管理する利口なソフトウェアまで、ありとあらゆるものを
与えて呉れている
ただし、人に比べると最も進歩的な機械ですら
我々のいう知的な存在ではない基本的な感情を模倣するロボットや
現実的な会話ができるロボットは存在するが
だが、本格的な人工知性が登場するのは早くても、
数十年先だろう・・・
そして人を脅かす存在になるのはさらにもっと先かもしれない
勿論真の人工知性の登場は時間の問題でしかないという見方もある
コンピューティングとロボット制御の複雑さと処理能力は
毎年倍化している。
「現在はようやく複雑な脊椎動物の最低レベルに届くか届かないかの
レヴェルですが半世紀もなれば、十分に我らを追い抜けるでしょう」
2050年には、抽象化や一般化の能力がある人間並みの
精神力があるロボットが登場するでしょう
こうした知的な機械は我々から育ち、技術を学び目標や価値観を共有し
我々の精神の子供と見なすことが出来ます
こうしたロボットは家では人間の面倒を見て呉れるだけでなく、
病気の診断や療法の選択といった現在では
人間のインプットが必要な仕事も肩代わりしてくれるでしょう
もし
機械が21世紀の半ばでヒト並みの知性を獲得した場合には
一体どういう事がおこるのか?
第一に人工的な知性は簡単にコピーできる
ハードウェア的な要件を別にすると
最初の人工知性を作って仕舞えば、追加で作るための経費は
ゼロに等しい、それゆえ人工知性はすぐさま大量生産され
当初のブレイクスルーの影響を拡大するだろう
機械がヒト並みの知性に到達すれば今後は間を置かず
どんな人間の知性をもはるかに凌駕する
より強力な知的能力をもつ機械が登場する
ヒト並みの人工知性誕生からは14年以内にヒトの100倍以上の速度で
考えられる機械が登場する
現実には進歩はもっと早いだろう・これらの機械が用いるソフトウェアの
効率も平行して向上するからだ
未来学者のなかには
こうしたフィードバックループがやがて彼らのいう
技術的特異点に達するのではないかと考えている
特異点とは急激なテクノロジーの進歩によって
だだのヒトには理解しがたい能力を持つ
真の超知性が誕生するポイントの事だ
soop「技術的特異点を機械が超えた時
人類の文明は終わりを迎える」
ファーファ「人類は自らの世紀を機械に委ねることになるのね」