バーシノワの朗読会② - ソプラノ素子の日記♪
奥田圭アナは映画監督2人の作品を朗読されました。
前半は、進藤冬樹さんの「引き出しの中のラブレター」(河出文庫)でした。
ラジオパーソナリティがリスナーの悩みの解決策のひとつとして、「伝えられずにいる想いを手紙に書いて渡しましょう」と提案するというお話でした。
そういえば昔、私はRKKラジオの深夜放送を聴いて、小松士郎アナに一生懸命ハガキを書いて郵送していました。
ラジオで私のハガキが士郎さんに読まれると、恥ずかしいけど、嬉しかったことを思いだしました。
それからメール等SNSの発達で簡単に連絡ができるようになったけど、本当に言いたいことが伝えられず、余計に話がこじれてしまって、最近人間関係で悩んでいました。
本当に伝えたい気持ちを考えさせられました。
後半は、岩井俊二さんの「ラブレター」(角川文庫)でした。
神戸に住む渡辺博子は、山で遭難した婚約者の藤井樹の三回忌の帰り道、彼の母・安代に誘われ、彼の中学時代の卒業アルバムを見せてもらいます。
忘れられない彼への思いから、そのアルバムに載っていた、彼が昔住んでいたという小樽の住所へお手紙を出すというお話でした。
メールのやりとりもいいけど、ラブレターなんてロマンチック!
ラブレターを書いてみようかと思えるクリスマスにふさわしい朗読会でした。
2018年9月22日の奥田圭朗読会の記事です!
奥田圭 朗読会③ - ソプラノ素子の日記♪