昨日は、高校1年生の、ミノ君(5月22日,23日,27日の記事)のレッスンでした。
ミノ君は、最近再び 学校に行けていないらしく、お母様から相談がありました。
レッスンには来てくれましたので、私は何も知らないふりをして、
何時ものように、テニスの話をしました。
「最近ようやく気がついたんだけど、
テニスって、ボールをしっかり見ることが大事だよね。
動体視力が大事だな~って、最近思うようになったのよ。」
「あっ、僕もそう思います。
しっかり見ると、ドライブがうまくいくから。」
「そうそう。 私も今まで、何となく見ていたつもりになっていたけど、
ラケットに当たる瞬間まで、しっかりと見る事が大事だな~と、
テニスを2年やってきて、やっと解ったんだ~」
そんな会話をしばらくしたら、ミノ君の表情が柔らかくなってきて、
その後のレッスンも、集中出来たように思います。
ミノ君とは、彼が4歳の頃からの付き合いですが、
小さな頃から私に対して気を遣う子でした。
小さな頃から習っていると、
大抵の子は、私の膝に乗ってきたり我が儘を言ったりするのですが、
ミノ君は、そんなことがいっさい無く、
私に対して、少し距離を置いているようなところがありました。
きっと、小さな頃から、色々な場面で自分の立場をわきまえ、
粗相の無いように~と、常に神経を張り詰めて生活してきたのでしょう。
そんな子ですから、高校生になった今は、
張り詰め続けていた神経が悲鳴をあげて、
登校出来ない状態になっているのだと思います。
でも、昨日のレッスンには、きちんと来てくれましたし、
最近、少しだけ疲れていた心も、きっともうすぐ回復するんじゃないかな?
ミノ君の気持ちが回復して、学校へもきちんと登校出来ますように~と、
心から願っています。