ケン君(小3)は、3人兄弟の真ん中の男の子です。
6年生のお兄ちゃんと、3歳の弟がいます。
お兄ちゃんは広汎性発達障がい、
そして弟君は、3歳になったばかり。
そのせいか、ケン君は非常に聞き分けが良く、
ピアノも真面目に練習してきます。
もともとの性格が、実直なのでしょう。
先日のレッスンの時も、きちんと練習してきたので、
「ケン君は、いつも真面目に練習して偉いね。
練習の回数も、ちゃんと守ってくれて、先生嬉しいな~」
と褒めました。
するとケン君は、とても嬉しそうなお顔で頷いてくれました。
「ケン君は、いつも何時頃に練習するの?」と尋ねると
「夕御飯の前にやっています。」とのこと。
「お母さんが、御飯の前に練習しなさい~って言うの?」
「はい。」
「それで、ケン君は練習するんだね。」
「はい。」
「お母さんが言って、すぐに練習するなんて偉いね。」
「はい。」
ケン君は、習い初めて もうすぐ1年になるのですが、
いつも礼儀正しく、ちゃんと「はい。」と答えるのです。
「お母さんの言う事を よくきいて、本当にお利口ですね。
どうしてケン君は、そんなに良い子なのかな~?」
「それは、お母さんに育ててもらっているからです。」
凄い素晴らし過ぎます
なんだかジーンときて、私は泣きそうになりました。
ケン君が玄関を出た後、
お迎えに来られたお母様に、そのことをお伝えしました。
お母様も、とても感動していました。
何だか、心が洗われたような~感慨深いケン君のレッスンでした。