ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

私が早期療育を勧める訳

2019-06-24 | 障がい児教育

ルイ君(小6・広汎性発達障がい)の弟・ハル君は、
今年3歳になりました。

ハル君のことは、赤ちゃんの頃から知っていますが、
色白で笑顔の可愛いお子さんです。

そんなハル君が3歳児検診に行った時、
保健師さんに言葉の遅れを指摘され、療育を勧められたのだそうです。

お母さんは その事にショックを受けて、
その事を私に伝えながら、涙ぐんでいらっしゃいました。

ルイ君に続いてハル君も。。。

お母様の気持ちが痛い程に伝わってきましたので、
私は、相づちを打つ事しか出来ませんでした。

 

すると、お母様は

「療育を勧められたけど、私は様子を見ようと思っています。」
と仰いました。

「そうですか。」

「家の中では沢山喋るし、外では緊張して喋らないだけかもしれないし。。。」

「そうなのですね。」

「だから、しばらく様子を見ます。」

 

そう言えば、確かに私もハル君の声を聞いたことがありませんでした。

何度もレッスンの前後に会っていますし、
時には、レッスン室に入って来る事もあったのに、です。

その度に、私はハル君にも声かけをしていたのですが。

 

なので私は
「あら~行くだけ行ってみたら如何ですか?」と明るく言いました。

「そう思われますか?」

「はい、療育~と思わずに、幼稚園の予備練習と思ったら如何でしょうか。」

「予備練習?」

「幼稚園に入る前に、集団生活に慣れていた方が良いでしょ?
その練習ですよ。」

私がそう言うと、お母様は
「そうですね。考えてみます。」と仰いました。

 

それから1ヶ月程経ち。。。

先日のレッスンの時、お母様が仰いました。

「この間、療育に行って来ました。
ハルも楽しそうだったので、行って良かったです。」

「まあ、それは良かったですね。」

「はい、勧めてくださって、ありがとうございました。
ららみ先生に勧められなかったら、行くことに躊躇していたと思うので。」

「そうですか?」

「はい、幼稚園の予行練習だと思って、気楽に行こうと思っています。」

 

そうなのです

療育教室を、大袈裟に考えないでほしいな~と私は思います。

幼稚園の予備練習だと思えば、気が楽になりますし、
療育では、様々な遊びをおしえてくださいます。

結果、本人も楽しいでしょうし、
お母さん同士の交友関係も広がって、
前向きに捉えると、本当に良いことずくめです。

それに、本当に障害があった場合、療育は早いほど良いのです。

私は療育の専門家ではありませんが、
だからこそ、専門の先生による療育をお勧めしています。

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