ルイ君(小6・広汎性発達障がい)の弟・ハル君は、
今年3歳になりました。
ハル君のことは、赤ちゃんの頃から知っていますが、
色白で笑顔の可愛いお子さんです。
そんなハル君が3歳児検診に行った時、
保健師さんに言葉の遅れを指摘され、療育を勧められたのだそうです。
お母さんは その事にショックを受けて、
その事を私に伝えながら、涙ぐんでいらっしゃいました。
ルイ君に続いてハル君も。。。
お母様の気持ちが痛い程に伝わってきましたので、
私は、相づちを打つ事しか出来ませんでした。
すると、お母様は
「療育を勧められたけど、私は様子を見ようと思っています。」
と仰いました。
「そうですか。」
「家の中では沢山喋るし、外では緊張して喋らないだけかもしれないし。。。」
「そうなのですね。」
「だから、しばらく様子を見ます。」
そう言えば、確かに私もハル君の声を聞いたことがありませんでした。
何度もレッスンの前後に会っていますし、
時には、レッスン室に入って来る事もあったのに、です。
その度に、私はハル君にも声かけをしていたのですが。
なので私は
「あら~行くだけ行ってみたら如何ですか?」と明るく言いました。
「そう思われますか?」
「はい、療育~と思わずに、幼稚園の予備練習と思ったら如何でしょうか。」
「予備練習?」
「幼稚園に入る前に、集団生活に慣れていた方が良いでしょ?
その練習ですよ。」
私がそう言うと、お母様は
「そうですね。考えてみます。」と仰いました。
それから1ヶ月程経ち。。。
先日のレッスンの時、お母様が仰いました。
「この間、療育に行って来ました。
ハルも楽しそうだったので、行って良かったです。」
「まあ、それは良かったですね。」
「はい、勧めてくださって、ありがとうございました。
ららみ先生に勧められなかったら、行くことに躊躇していたと思うので。」
「そうですか?」
「はい、幼稚園の予行練習だと思って、気楽に行こうと思っています。」
そうなのです
療育教室を、大袈裟に考えないでほしいな~と私は思います。
幼稚園の予備練習だと思えば、気が楽になりますし、
療育では、様々な遊びをおしえてくださいます。
結果、本人も楽しいでしょうし、
お母さん同士の交友関係も広がって、
前向きに捉えると、本当に良いことずくめです。
それに、本当に障害があった場合、療育は早いほど良いのです。
私は療育の専門家ではありませんが、
だからこそ、専門の先生による療育をお勧めしています。