先週、話題の映画
【梅切らぬバカ】を観てきました。
年老いた母・珠子さん(加賀まりこ)と
自閉症の息子・忠さん(塚地武雅)が、
地域の偏見や 逆風に揉まれながらも
前向きに生きていく日常を、
温かい眼差しで描いています。
しかし映画は、
珠子さんの抱える問題が
解決されないままに終わります。
私も、えっ?もう終わり?
といった印象を受けました。
この事について和島監督は
「不安を抱えたまま生きる家族らの話を聞き、
何も解決されていない現状を知った。」
「答えを出すことで当事者の現実がゆがめられる気がした。」
「登場人物の日常は見た人の日常にも続いていく。
映画を見た後に、そんなことを考え、
見守りのまなざしを持ってもらえればうれしい。」
と述べていらっしゃるようです。
そして、主演の加賀まりこさん。
御自身のパートナーの連れ子さんも、
同じく自閉症らしく、
そのせいか、演技に気負いが無く、
自然体で素晴らしかったです。
少しだけ、
加賀まりこさんのインタビューを引用します。
「この映画を見てくださった方みんなが
忠さんを好きになってほしいんです。
それが一番の願いで、うれしいことです。」
「(映画の中で)この子が
町の有名人になってほしい~というセリフもありますが、
小さいコミュニティの中で
彼を見守ってくれる人がいさえすればいい、
きっと珠子さんは悔いなく死ねる、と腹くくってると思う。
そういう気持ちがすごくわかるの。」
そして、試写会最後の挨拶では
「この映画を見た方が、
ときどき街中で自閉症の方に出会った時に
手を差し伸べてくださらなくてもいいので、
ほほえんでくれたらいいなって。
もう、それだけを願っております」
と述べていらっしゃるようです。
全く、同感です。
また、自閉症の中年男性を演じる
塚地武雅さんの演技も秀逸でした。
気になる方は、
映画を是非ごらんくださいね。
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