ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

クリスマスに聴きたい曲

2016-12-24 | 音楽&ピアノ

今日はクリスマスイブですね。

毎年この日は、ケーキを焼いたりして、それなりのことはするのですが。。。

何と!今朝、階段を降りる時に、脚をギクッとやってしまい(涙)
月曜日から、なんとなく調子が悪かった腰の痛みと相まって、可哀想な結果になってしまいました。

ですので、今日は買い物にも行かずに、あるもので済ませちゃおうかなぁ~と思っています。

先ほど、用事があって友人に電話をしたら、何と!友人も腰が痛くて寝込んでいるとのこと!

仲良しなのはいいけど、ここまで一緒とはね~と笑いました。

 

こんな日は、音楽でも聴きながら、ゆっくり過ごすに限ります。

2~3日前から繰り返し聞いているのは、コレルリ作曲の【クリスマス協奏曲】です。

コレルリ(1653年~1713年)は、イタリア生まれの作曲家で、ヴァイオリンの曲を沢山作曲しています。

この曲は、コレルリが、クリスマスの真夜中のミサの為に作曲した曲で、その為に、
クリスマス協奏曲と呼ばれているようです。

聴きながら、バロック時代のイタリアへ思いを馳せるのも、悪くないな~と思います。

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レッスンの前にテニスのお話・6

2016-12-23 | 不登校

今日は、ミノ君のレッスンでした。

本当は、20日だったのですが、無断欠席だったのです。

ミノ君は中学生になってから、
1ヶ月に2回、都合の良い日にレッスンに来ています。

最近の中高生は忙しいので、隔週くらいがちょうどよいのでしょう。

レッスンの日程は、私とミノ君で話し合って決め、
そして、日程の管理は、ミノ君自身がしています。

ですから、無断欠席の責任は、ミノ君自身の責任になります。

 

実はミノ君は、ここ数ヶ月、ほとんど学校に行っていないようなのです。

それでもピアノには来ていたので、
私はレッスンの時に、なるべくミノ君の好きな卓球の話しをするようにしていました。

少しでも明るい気分になり、学校の部活が恋しくなったらいいな~と思ったからです。

そんな状況が続いていたので、先日の無断欠席は、私自身もショックでした。

メールを送っても返事がありませんし、電話にも出てくれません。
どうしたのかな~?  何で来なかったのかな~?

 

しばらく心配しつつ待っていましたら、
昨日、「忘れていました。ごめんなさい。」と、メールが来ました。

なので、今日の振り替えレッスンに至りました。

私は今日も、テニスの話しをしました。

【家庭で出来る、試合に勝つ為の練習法】を、
先日、テニスのコーチに教えて頂いたので、
その方法を伝授?しましたら、明らかに明るい表情になりました。

ミノ君の、笑った顔が見られて、今日はホッとしました。

少しずつ、ミノ君の心が元気になりますように~と願っています。 

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「自閉症の君がおしえてくれたこと」~私の反省

2016-12-21 | 自閉症の作家・東田直樹さん

昨日の続きです。

NHKのドキュメンタリー「自閉症の君がおしえてくれたこと」を観ていて、身につまされる場面がありました。

それは、直樹さんの本を英語に翻訳したアイルランド在住の作家、デイビッド・ミッチェルさんとの会話です。

ミッチェルさんには、直樹さんと同じ、自閉症の息子さんがいるのです。

ミッチェルさんは、直樹さんに、友だちの居ない息子さんのことを相談します。

すると、直樹さんは、

「僕に友だちは居ない。  僕のことは不幸に見えますか?」と問いかけます。

「結構、幸せそうみたいです。」と、ミッチェルさんが答えると

「僕たちが感じているのは、友だちが居ないと、可哀想で気の毒だ、と思っている人達の勘違いです。」
と、直樹さんは言うのです。

そこで、ミッチェルさんは、息子の幸せを自分の尺度で考えていたことに気づかせられます。

 

親や教師は、どうしても、自分の尺度で子どものことを考えがちです。

長男が幼稚園に入る前のことです。
長男は、外遊びが嫌いで、家の中ばかりで過ごしていました。

“外で元気に遊ぶ健康な子”をイメージしながら子育てをしていた私は、毎日、毎日、
嫌がる長男を外に連れ出していました。

まさに、自分の尺度で、子育てをしていたのです。

今思うと、長男には、かなり辛い思いをさせたのではないでしょうか。

家の中で、思う存分、彼の好きなことを熱中させてあげていたら、
長男には、もっと違った才能が芽生えていたのかもしれません。

本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

そして今でも、私は息子達に、自分の尺度で物事を捕らえ、口出しをしてしまっています。

今回は、本当に反省しました。

もう、自分の尺度で、息子達を眺めることは、キッパリと止めようと思います。

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NHKドキュメンタリー「自閉症の君がおしえてくれたこと」

2016-12-20 | 自閉症の作家・東田直樹さん

重度の自閉症である東田直樹さんは、人と会話をすることが出来ません。

しかし、文字盤を使うと、豊かな表現力を発揮することが出来ます。

2007年に、中学生だった直樹さんが書いた【自閉症の僕が飛びはねる理由】は、翻訳され、
世界的なベストセラーになっています。

この本のことは、以前から知っていたのですが、なかなか読む機会が無く、
いつかは読みたいと思っていました。

 

さて、著者である東田直樹さんのドキュメンタリーが、NHKで放送され、私は録画して観ました。

今年24歳の直樹さんは、すっかり青年になって、
エッセイや小説を書く、プロの作家として歩み始めています。

今回のドキュメンタリーは、2年前に放送された、同じく直樹さんのドキュメンタリー
【君が僕の息子についておしえてくれたこと】の続編になります。

前回の番組は評判が高く、「芸術祭ドキュメンタリー大賞」を受賞しています。

しかし、大賞を受賞した10日後、番組のディレクター・丸山拓也さんは、
ガンと診断されてしまいます。

丸山さん自身が、ガンと云うハンディキャップを負ったのです。

その丸山さんが、直樹さんにインタビューする場面があったのですが、
その中で、非常に感動した言葉がありました。

「僕は、命というものは大切だからこそ、つなぐものではなく、
完結するものだと考えている。
人生を生き切る。  
残された人は、その姿を見て、自分の人生を生き続ける。」

そう言い切った直樹さんには、障がいに対する甘えが無く、むしろ、雄々しさすら感じられます。

今現在、そしてこれからも、直樹さんは、文筆業で生きて行こうと決意しています。

この言葉には、「文筆業で生き切ってやる!」と云う、直樹さんの決意が込められているのでしょう。

私には、この言葉が、1人の若き作家・東田直樹さんの
“未来に対する決意表明”であるように感じられるのです。

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太宰治の「斜陽」を読んで

2016-12-19 | 読書、文学など

5日間ほど、帰省していました。
実家の母親も、夫の母親も、とりあえず元気に過ごしていましたので、安心しました。

帰省の往復は、新幹線を利用したのですが、その道中に、太宰治の「斜陽」を読みました。

高校生の頃、私は太宰治に傾倒していましたので、「斜陽」は2回は読んだと思います。

しかし、傾倒していたとはいえ、小説の中の出来事は、戦後間もない昔のこと。
そして、登場人物の織りなす人間模様は、全て大人の出来事で、
10代の私には、実感の湧かない絵空事のようでした。

ですから、解った振りをして読んでいた、と言ってもよいでしょう。

まさに精一杯背伸びして、太宰治を読んでいる自分に、酔っていたのかも知れません。

 

それから私は大人になり、気が付けば、人生の折り返し地点も過ぎてしまいました。

そして今回、改めて「斜陽」を読んだ感想は。。。

登場人物の行動が危なっかしくて、ハラハラしながら読みました。

そんなことをしちゃダメでしょ!  自暴自棄にならないで!

そんな思いを抱きながら、読んだのでした。

文学を味わうよりも、お母さん目線で物語を追っている自分に気づき、
なんだか複雑な思いになりました。

「斜陽」を読むことにより、自分の成長?を感じたのは確かですが、
もしかしたら、文学を味わう瑞々しい感性も、枯れてしまったのかな?

これからしばらく、太宰治の他の作品も読みながら、
そんなことも検証してみようと思ったのでした。

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