お正月の定番、箱根駅伝は、毎年の楽しみです。
毎年往路は、祖父や父、そして息子に縁のある大学を、満遍なく応援するのですが、
復路になると、そんなことを超えて、ひとりひとりの選手を熱く応援してしまいます。
優勝争い、シード争いは勿論ですが、繰り上げスタートになる瀬戸際の選手は、
まさに手に汗を握る思いで応援します。
その駅伝を見ている時、ひとつのコマーシャルに、眼と耳が釘付けになりました。
サッポロビールのコマーシャルです。
松井玲奈さんのナレーション、
そして、それにオーバーラップする、過去の箱根駅伝の映像~
「私は、信頼に報いねばならぬ。 少しも疑わず、期待してくれている人があるのだ。」
「走れメロス。 友が待っている。」
「仲間を想うその力が僕らの心を熱くする」
おそらく、太宰治の「走れメロス」のイメージで構成されたコマーシャルだと思います。
友の為に一心不乱に走るメロスと、大学駅伝のイメージが重なって、とても感動しました。
大学の為、恩師の為、そして仲間の為に走る大学駅伝は、
だからこそ、色々なドラマが生み出されるのだな~と、しみじみと思いました。
人は、人の為にならば、底知れない力が湧いてくる!
そして、信頼されれば信頼される程、勇気が湧いてくるのだ!
~改めてそんな感慨に耽った、今年の箱根駅伝でした。