ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

次男が幼稚園を辞めた理由

2019-04-18 | 息子達

今、21歳の次男が、幼稚園の頃のことです。

次男は早生まれでしたが、年少さんから入園させました。

長男が通った幼稚園だったので、
園の雰囲気にも、先生達にも慣れていたからです。

ところが、入園して間もなく、次男は辛そうにしています。

「幼稚園に行きたくないなぁ。。。」

私は、ただ集団生活に慣れていないだけかと思い、様子を見ていました。

 

ところが、お弁当が始まった頃になっても、次男の様子は晴れ晴れとしません。

それどころか、お弁当に手を付けずに帰ってくるようになりました。

どうやら、クラスに1人、とてもヤンチャな男の子が居るらしく、
突然水をかけてきたり、ドンとぶつかってきたりするらしいのです。

次男は、その男の子 トオル君(仮名)が怖くて、
お弁当が喉を通らなくなってしまったのです。

 

トオル君は、眼がパッチリとした可愛い男の子で、
でも、言葉がうまく喋られず。。。

おそらく何らかの発達障がいだったのではないかな~と思いました。

 

なので私は、次男をしばらく休ませる事にしました。

その代わり、2人で遠くの公園に行ったり、そこでお弁当を食べたり、
楽しい時間を過ごすようにしたのです。

そんな日々を送りながら、私は決心をしました。

幼稚園を辞めさせよう

 

トオル君は、意地悪をしようと思って乱暴になった訳ではないのです。

障がいが有る故の行動だったと思います。

なので、トオル君を責める気持ちは毛頭ありませんでした。

また、1人で15人の3歳児を受け持っている先生に、
「どうにかしてください!」と、訴えることもしませんでした。

また、次男に「乱暴にされても我慢しなさい。」とも言いませんでした。

だって、まだ3歳なのですから。

 

そんな理由で、次男は幼稚園を中退し?
次の年に、近所の公立幼稚園に入園させました。

その幼稚園にも、発達障がいのお子さんがいましたが、
補助の先生が付いていましたので、何も問題はありませんでした。

次男はその幼稚園で、毎日楽しく過ごし、
幼稚園のお友達と一緒に、学区の小学校に入学しました。

毎日が楽しく、次男は毎日日没まで友達と外で遊び、
幸せな少年時代を送ったと思います。

トオル君も同様に、幸せな少年時代を送り、
そして今も、幸せに過ごしているといいな~と、心から思っています。

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4歳児さんのレッスン~洗濯バサミを使ってみた

2019-04-16 | 発達性協調運動障害児

先日はD君(4歳児)のレッスンでした。

D君は、3~4週間に1度、遠くからレッスンに来てくれます。

新学期が始まり、少々お疲れのD君は、車の中で眠ってきたようです。

だって、年中さんになったんだもの何かと気を遣って疲れるよね。

 

寝起きとは言え、D君はニコニコしながらレッスン室に入ってきました。

D君の笑顔は本当に可愛くて、私もついつい笑ってしまいます。

 

さて、その日は、手遊びの後に洗濯バサミを使った遊びをしました。

洗濯バサミを開いたり閉じたりする動作は、
指の訓練になるのではないか?と考えたからです。

先日は、青と白の洗濯バサミを用意して、
長く繋げたり、扇形に繋げたりして遊びました。

D君は、手指の力が少々弱く、ピアノを始める前の段階として、
手を使った遊びを沢山取り入れる様にしています。

 

その後、D君は自主的にピアノに触りました。

去年の今頃は、グランドピアノに威圧感を感じたのか、
決して傍には近寄らなかったので、それは大きな進歩だと思います。

D君自身が、自発的にピアノに興味を持ち始めたので、
そろそろ本格的なピアノのレッスンをしてもいいかな~とも思うのですが、

D君の骨格や握力の様子を見ながら、
始める時期を、慎重に検討しようと思います。

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生徒さんを家に泊めてレッスンした日もあった

2019-04-15 | ADHD児 頑張るT君

先日のテツ君(5年生・ADHD児)の、レッスン中の会話です。

私「テツ君、今度のレッスンまでに沢山練習して来てね。
      期待しているよ~

T「分かったよ。」

私「じゃあ、練習しなかったらどうなるんだっけ?」

テ「。。。。。」

私「お。」

テ「お泊まりだろ 分かってるよ

私「うん、練習しなかったら、
     先生の家にお泊まりしてもらって、1日中練習だからね~

テ「やだよ~」

私「嫌でもしょうがないの。
      練習しない子はお泊まりなんだからね

テ「でも、本当に先生の家に泊まった人って、いるの?」

私「勿論、いるよ。  本当にいるんだよ~

 

そうなんです

本当に、練習が足りないから。。。と、
私の家にレッスン生を泊めたことがあります。

私がまだ、独身の頃です。

高校の帰りにレッスンに来た生徒さんを、そのまま家に泊めました。

次の日は、朝から練習をさせ、レッスンをしました。

我ながら、熱血だったな~と思います

(私も、若かったからね。。。)

 

その時の生徒さんは、今は立派なピアノの先生になりました。

私の家に泊まったこと、朝からレッスンしたこと、
覚えているかなぁ。。。

今度、聞いてみようかな

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新学期~小学生でも疲れるよね

2019-04-14 | ピアノ教室

新学期が始まって1週間

先週から、ピアノのレッスンも通常運転に戻りました。

毎年この時期は、全ての生徒さんが、疲れた状態でレッスンに来ます。

レッスン中も、心ここにあらず。。。といった感じの子が多く、

私は、新学期だから仕方無いな~と思いつつ、
なるべく笑わせたりして、リラックスさせるようにしています。

 

6年位前のことだったと思います。

当時3年生になったばかりのY君が、
レッスン室に入って来るなり、シクシクと泣き出しました。

「あら~どうしたの?」と聞いても、Y君は静かに泣くだけです。

しばらくたっても泣き止まないので、
私はY君が4歳の頃にそうした様に、膝の上に乗せてあげました。

Y君は、嫌がらずに膝の上で泣いていました。

 

きっと、新しい学年になり、緊張の連続の日々を送っていたのかな?

レッスン室に入ったら、何となく安心して涙が出たのかな?

詳しいことは分からずじまいですが。。。

 

Y君は、次の週にレッスンに来た時は、すっかり元気になっていました。

私は、前回泣いてしまったことの訳は聞かずに、普通に接しました。

生きていると、泣きたい時もあるものね。

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もうすぐ僕の赤ちゃんが生まれるね

2019-04-12 | ピアノ教室

去年の春に大学生になるまで習いに来ていたH君は、
5歳から浪人時代まで指導しました。

途中、H君は3年程海外に暮らしたのですが、
それでも、途中帰国の度にレッスンに来てくれました。

幼児の頃からのお付き合いなので、H君との思い出は沢山有ります。

「僕、ららみ先生が、好きで好きでたまらないんだよ 

と何度も言ってくれて、
私はその度に有頂天になっていたのですが(笑)

どうやらH君は、保育園の先生にも、小学校の先生にも、
同じ言葉を言い続けていたらしく。。。

そんなことも楽しい思い出です。

 

そんなH君が小学校1年生か2年生の頃だったと思います。

レッスンの前に、真面目な顔をして私のお腹を突然触りました。

えっ?何で? () と思ったのですが、

「僕、ららみ先生のお腹を触ったから、もうすぐ僕の赤ちゃんが生まれるね

 

勿論、その後、H君の赤ちゃんは生まれませんでしたが(笑)

可愛かったH君との可愛い思い出です。

 

でも、この可愛くも懐かしい出来事を、
おそらくH君は、すっかり忘れていることでしょう。

しかし私は、この出来事を、大きくなったH君には伝えていません。
H君の20年間の人生の中で、最大の黒歴史でしょうから。。。

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