今、21歳の次男が、幼稚園の頃のことです。
次男は早生まれでしたが、年少さんから入園させました。
長男が通った幼稚園だったので、
園の雰囲気にも、先生達にも慣れていたからです。
ところが、入園して間もなく、次男は辛そうにしています。
「幼稚園に行きたくないなぁ。。。」
私は、ただ集団生活に慣れていないだけかと思い、様子を見ていました。
ところが、お弁当が始まった頃になっても、次男の様子は晴れ晴れとしません。
それどころか、お弁当に手を付けずに帰ってくるようになりました。
どうやら、クラスに1人、とてもヤンチャな男の子が居るらしく、
突然水をかけてきたり、ドンとぶつかってきたりするらしいのです。
次男は、その男の子 トオル君(仮名)が怖くて、
お弁当が喉を通らなくなってしまったのです。
トオル君は、眼がパッチリとした可愛い男の子で、
でも、言葉がうまく喋られず。。。
おそらく何らかの発達障がいだったのではないかな~と思いました。
なので私は、次男をしばらく休ませる事にしました。
その代わり、2人で遠くの公園に行ったり、そこでお弁当を食べたり、
楽しい時間を過ごすようにしたのです。
そんな日々を送りながら、私は決心をしました。
幼稚園を辞めさせよう
トオル君は、意地悪をしようと思って乱暴になった訳ではないのです。
障がいが有る故の行動だったと思います。
なので、トオル君を責める気持ちは毛頭ありませんでした。
また、1人で15人の3歳児を受け持っている先生に、
「どうにかしてください!」と、訴えることもしませんでした。
また、次男に「乱暴にされても我慢しなさい。」とも言いませんでした。
だって、まだ3歳なのですから。
そんな理由で、次男は幼稚園を中退し?
次の年に、近所の公立幼稚園に入園させました。
その幼稚園にも、発達障がいのお子さんがいましたが、
補助の先生が付いていましたので、何も問題はありませんでした。
次男はその幼稚園で、毎日楽しく過ごし、
幼稚園のお友達と一緒に、学区の小学校に入学しました。
毎日が楽しく、次男は毎日日没まで友達と外で遊び、
幸せな少年時代を送ったと思います。
トオル君も同様に、幸せな少年時代を送り、
そして今も、幸せに過ごしているといいな~と、心から思っています。