公立小・中学校には、特に努力しなくても、顧客である児童生徒が自動的に入学してきます。
また、学習指導要領という枠組みがあり、教科書も半自動的に選ばれるので、それに添って授業をしていればいいから、あえてイノベーションを起こそうという意識が生まれにくい環境にありました。
その結果、教育現場に「事なかれ主義」が蔓延し、教育内容が時代に合わなくなる弊害が起こっているのです。
本来学校の価値とは、卒業後に社会に役立つ能力を子どもたちに身に付けさせることです。その意味で、学校こそが時代の流れに敏感になり、求められている力を育てる工夫をしなければなりません。
こんな考えが、僕を元気にする。
例えば、本校の今年の放課後学習。目に見える成果を出すという観点から、修正し小さなイノベーション。漢字能力検定及び算数検定対策ゼミにした。残念ながら、参加者は昨年度の半数。しかし、これから実績を上げることで所謂、顧客が増えると確信している。「今年も、参加者全員合格!」と強く思う。