国道184号から54号を経由して、広島県三次市に着いたのが15時頃でした。
三次市周辺には国営備北丘陵公園をはじめとするフラワースポットが幾つもあります。
中でも、三次市辻の有名なヒガンバナ群落は、この時期に見ごろを迎えているはずです。
どうしようかな~。
コンビニに車を停めて、地図を見ながら周遊ルートを考えました。
今日はお風呂にも入りたいし。
しばし熟考の後、今日は備北丘陵公園でコスモスを見て、その後、花の百名山に名を連ねる道後山麓の温泉へ向かうことにしました。
三次市から備北丘陵公園までは約16キロ。
ナビのままに走り、備北丘陵公園には16時前に到着しました。
備北丘陵公園では、日本最大級のコスモスのコレクションを主とする秋祭りが開催されていました。
この公園は、東三瓶フラワーバレーより標高が低いので、予想通り、ピンクのコスモスの季節にはまだ早く、早咲きのキバナコスモスが満開でした。
花の広場では花のトンネルに、宿根アサガオの青い花がチラホラと花を咲かせていました。
夏はトンネル全体をブルーの花が飾っていたのでしょうか。
花の広場に展望台があり、僅かに咲いていたピンクのコスモスを前景に構図を作ると、最盛期を思わせる写真が撮れました。
本当は目の前に一列しかコスモスは咲いていないのですが・・・
入園時にもらったリーフレットを見ると、園内は相当広いようですが、今の季節は花の種類が限られるようです。
閉園時間は17時ですから全を回れる時間はありません。
リーフレット片手に、気の向くままに歩き始めました。
全体の三分の一程度を国兼池が占めているようです。
その池を跨いで、園内を中国自動車道が貫いています。
高速道路と反対方向の大芝生広場に歩を進めました。
メタセコイアの並木が西日を浴びて美しいシルエットを作っていました。
大芝生広場の「ちびっこゲレンデ」では子供達が楽しそうにソリ遊びに興じていました。
こんな斜面を何度も上り下りしたら、帰りの車の中で、子供達はきっと可愛い寝息を聞かせてくれることでしょう。
「きゅうの丘」にはお伽の国のような大型複合遊具が備えられ、これも子供達には楽しいことだと思います。
札幌の「滝野すずらん丘陵公園」をはじめ、全国各地に同様の国営公園が設けられていますが、子供連れの家族を想定した、花溢れる公園の企画発案者にはいつも敬意を表したくなります。
きっと霞が関辺りに勤務する、お役所勤めの誰かさんなんでしょうね。
テレビ番組「お宝探偵団」ではありませんが、「いい仕事をしてますね~」
備北丘陵公園を退園したのは、閉園時間ジャストの17時でした。
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