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花の百名山は201峰

2011-10-15 17:36:08 | 山陰・山陽 秋の花旅

 

 2011年9月26日 目が覚めると東の空に雲が広がり、朝日を遮っています。

 

 道後山の全容は見えるのですが、露出不足で満足な写真が撮れません。

 

 ビューポイントも幾つか探したのですが、これ以上は深追いしないことにしました。 

 

 スズランの咲く季節に、また来ることにしましょう。 

 

 次にナビへ、花の百名山 比婆山山麓の「ひろしま県民の森」を入力しました。

  

 山の中の県道444号に入って行きます。

 

 対向車が来たら、すれ違えない幅で、全くの林道状態です。

 

 

 

 

 一時広い道に出ましたが、直ぐに神社横の細い道へ曲がれと、ナビがアナウンスします。

 

 

  

 

 この時本当に、キャンピングカーに乗り換えなくて良かったと思いました。

 

 

 実は、定年退職したら、全国に花を求めて車の旅をしようと、キャンピングカーの購入を検討したのですが、どれも車体が大きすぎました。

 

 

 また、日本国内は温泉や日帰り入浴施設が豊富で、シャワー付きの車は必要ありません。車内に炊事用の設備も無用です。唯一、安眠できるベッドが欲しかったのですが、今まで乗ってきたホンダFITに折りたたみ式のマットレスを積み込み、工夫を重ねるうちに、熟睡できる環境が整ってきました。

 

 後は見栄えだけですが、私は典型的なB型ですから、そんなことは全く気にしません。

 

 そうそう、都合の良い時だけ血液型の話を持ちだすのはB型だからでしょうか?

 

 

 

 ご覧下さい。上の写真のような、うるうるするほどの魅力的な道は、大きな図体の車では到底経験できなかっただろうことを、ご理解頂けますでしょうか。

 

 

 良かった、良かったと一人納得しつつ、ひろしま県民の森に到着しました。

  

 

 

 花の百名山の比婆山(ひばやま)は毛無山や烏帽子山などの連峰一体を指す総称です。

 多分、目の前に見えるのは烏帽子山だろうと見当を付けてシャッターを押しました。

 スキー場ができる前は深い森に包まれた、花が秘かに咲く山稜だっただろうと思います。

 

  

 

 花の百名山には田中澄江が最初に選定した「花の百名山」、その後で修正を加えた「新花の百名山」、そしてNHKが選定した「花の百名山」の三種類があり、重複を除くと、名を連ねる山は全国で201峰を数えます。

 

 夫々の山を登山(山登り)の対象にすることは、あまり意味があるとは思えませんが、せめて麓からだけでもその姿を確かめておきたいと考えています。

  

 今回の旅のテーマは、主に植物園などの花の施設とヒガンバナの名所を見て歩くことですが、折角の機会ですから「PAPYRUS」で取り上げた花の百名山も、可能な限り自分の目で位置や山容などを確認することにしています。

 

 比婆山の姿を麓から見定め、私は再び国道183号を三次市方面へ走り始めました。

  

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  ヒガンバナの名所  ヒガンバナの観察

 

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山麓にスズランが咲く道後山  

2011-10-15 15:38:00 | 山陰・山陽 秋の花旅

 備北丘陵公園を後に、国道183号線を北東へ向かいました。

  

 目指すは道後山の麓にある、すずらんの湯です。

 

 道後山が花の百名山に名を連ねているので、花の旅PAPYRUSの主催者としては、せめてその山容だけでも見ておこうと思いました。

 

 

 

 

道路表示に道後山24kmの文字を認めました。

 

同様に花の百名山に名を連ねる比婆山の文字も目にしました。

 

明朝、両山を仰いで、三次市に戻れば、幾つかのフラワーパークの開園時間に間に合うはずです。

 

 

 備後西城の街へ入ってきました。

 

 西城川を挟んだ狭い土地に家屋が並んでいました。

 

 こんな風情に何となく郷愁を感じるのは、子供の頃に親と離れ、紀州有田川の岸辺の村で2年弱を過ごしたことが影響しているのかもしれません。

 

 

 

           

 

 

 国道183号線を備後西城まで走る途中から、道の周囲に人家が減り始めていました。

 既に、レストランなどは望むべくもない状況なのは明らかです。

 

 この街で食糧を手に入れないと、今夜は夕食にありつけないかもしれません。

 この先にコンビニすら無い可能性もあります。

 

 

 不安な思いで旧道へ車を進めて店を探すと、幸いなことに駅の近くでスーパーマーケットを見つけ、やっとのことで、売れ残った幕の内弁当と缶ビール、そして明日の朝食用に菓子パンを手に入れることができました。

 

 

 

 

 備後西城を過ぎてから、微かに色付き始めた緑の中を走り続け、 

 

 

 

 

 18時20分ごろ、目的地のすずらんの湯に到着しました。 

 

  

 

 すずらんの湯の受付カウンターの壁に女子マラソンの野口みずきさんの写真と色紙が飾ってあります。  

 

 国内トップクラスのアスリートや実業団、大学の選手達が合宿に使っているのだそうです。

 

  

 

 

 すずらんの湯の壁にスズランの写真が飾ってあります。 

 

 

 

 

 受付の方に話を聞くと、毎年5月の下旬から6月の上旬にかけて野生のスズランがクロスカントリーコースの周辺に花を咲かせるのだそうです。

 

 

 

 知りませんでした! 広島県にも野生のスズランが咲くのですね!

 

 

 春になると、クロスカントリーコースの周辺には、自生しているササユリやサクラソウも花を咲かせるそうですから、道後山は花の百名山の名に恥じない山のようです。

 

 

 

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