2011年9月26日 目が覚めると東の空に雲が広がり、朝日を遮っています。
道後山の全容は見えるのですが、露出不足で満足な写真が撮れません。
ビューポイントも幾つか探したのですが、これ以上は深追いしないことにしました。
スズランの咲く季節に、また来ることにしましょう。
次にナビへ、花の百名山 比婆山山麓の「ひろしま県民の森」を入力しました。
山の中の県道444号に入って行きます。
対向車が来たら、すれ違えない幅で、全くの林道状態です。
一時広い道に出ましたが、直ぐに神社横の細い道へ曲がれと、ナビがアナウンスします。
この時本当に、キャンピングカーに乗り換えなくて良かったと思いました。
実は、定年退職したら、全国に花を求めて車の旅をしようと、キャンピングカーの購入を検討したのですが、どれも車体が大きすぎました。
また、日本国内は温泉や日帰り入浴施設が豊富で、シャワー付きの車は必要ありません。車内に炊事用の設備も無用です。唯一、安眠できるベッドが欲しかったのですが、今まで乗ってきたホンダFITに折りたたみ式のマットレスを積み込み、工夫を重ねるうちに、熟睡できる環境が整ってきました。
後は見栄えだけですが、私は典型的なB型ですから、そんなことは全く気にしません。
そうそう、都合の良い時だけ血液型の話を持ちだすのはB型だからでしょうか?
ご覧下さい。上の写真のような、うるうるするほどの魅力的な道は、大きな図体の車では到底経験できなかっただろうことを、ご理解頂けますでしょうか。
良かった、良かったと一人納得しつつ、ひろしま県民の森に到着しました。
花の百名山の比婆山(ひばやま)は毛無山や烏帽子山などの連峰一体を指す総称です。
多分、目の前に見えるのは烏帽子山だろうと見当を付けてシャッターを押しました。
スキー場ができる前は深い森に包まれた、花が秘かに咲く山稜だっただろうと思います。
花の百名山には田中澄江が最初に選定した「花の百名山」、その後で修正を加えた「新花の百名山」、そしてNHKが選定した「花の百名山」の三種類があり、重複を除くと、名を連ねる山は全国で201峰を数えます。
夫々の山を登山(山登り)の対象にすることは、あまり意味があるとは思えませんが、せめて麓からだけでもその姿を確かめておきたいと考えています。
今回の旅のテーマは、主に植物園などの花の施設とヒガンバナの名所を見て歩くことですが、折角の機会ですから「PAPYRUS」で取り上げた花の百名山も、可能な限り自分の目で位置や山容などを確認することにしています。
比婆山の姿を麓から見定め、私は再び国道183号を三次市方面へ走り始めました。
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