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ヒガンバナは人里に咲く

2011-10-16 22:57:50 | 山陰・山陽 秋の花旅

 品の三の滝の表示板を見ると、町道まで約300mと記載されていました。

 

 

  

 町道まで出れば、多分、舗装された道が左の尾根を周り込んで駐車場まで続いているだろうと勝手に解釈し、更に上流を目指しました。

 

 

 

 しかし、途中から倒木が道を塞ぎ、大丈夫かな?と思える展開になってきました。

 

 

 

 

 その後は、道を遮る鬱陶しい蜘蛛の巣を払いながら、どうにか舗装道路へ出ましたが、路肩に掲示された地図を見ると、町道はあらぬ方角へ伸びており、駐車場には戻れそうもありません。

 

 

 

 蜘蛛の巣だらけの道を戻るのは嫌なので、たまたま見かけた農家で道を尋ねました。

 

 

 

  

 教えてもらった道を進んで行くと

 

  

 

 

 説明通りに砂防ダムがあり、

 

 

 

 

  その先で、先ほど登って行った、三の滝の上部へ出ることができました。

 

 

 

 

 帰り道で覗き見た流れに、小魚が群れていました。

 

 

 

  

 駐車場が近づくにつれて、遊歩道はしっかりした踏み跡を見せていましたが、

 

 このコースでは、普通の方は一の滝で止めておいたほうが無難かもしれません。 

 

 

 

 

 品の滝の下流の梅の古木の周りに、ヒガンバナの花群れを見かけ、

 

 直ぐ横で農家の方が田の草刈りをされていました。

 

 

 

 

 ヒガンバナはこのように、人の手が入る場所に咲く花なのだと、再確認したことです。

 

 

 

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  ヒガンバナの名所  ヒガンバナの観察

 

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三つの品の滝

2011-10-16 21:36:42 | 山陰・山陽 秋の花旅

 「辻」のヒガンバナ群生地でお会いしたご夫婦に、近くの吉舎町雲通(きさちょううづい)に品の滝があって、そこにもヒガンバナが咲いていると教えて頂いたので、行ってみることにしました。

 

 

 道路脇にヒガンバナが姿をみせています。 

 この場所も花の最盛期には少し早い気がしますが、自然の郷の好まし気な風情を漂わせています。

 

 

 品の滝の入口の駐車場に車を置き、民家の横の小道から滝を目指しました。

 

 

 カヤの繁る小川に沿って、滝への道が森の中へと続いています。

 

 目の前に見えてきた植生から考えて、この先にヒガンバナが咲いているとはとても思えませんが、好奇心が優り、歩を先に進めました。

 

 谷の姿から推測して、それほど奥が深いとも思えません。

 

 

 

 

 杉木立の中に、人が踏み固めたような道が続いていました。

 

 

 

 

 流を左手に見ながら数百メートルも歩くと、木立の中に「品の一の滝」が姿を現しました。

 

 高さは10メートル程でしょうか。清流とは言えませんが風情を感じます。

 

 

 

 滝は全部で三つありそうなので、更に先を目指すことにしました。 

 

 細流の横に石段が設けられていて、それなりに整備されていますが、あまり人が歩いた様子は見られませんでした。

  

 

 蛇が道の真ん中で日向ぼっこをしていたようです、私の足音に驚き慌てて茂みの中へ逃げ込んで行きました。

 私も全く予期していなかったので、おっとびっくり。

 しかし、これが刺激となって探検気分が盛り上がってきました。

 蜘蛛の巣を払うように先へ進むと「品の二の滝」に出ました。

 

 

 一の滝ほどの落差はありませんが、水流に勢いがあります。

 

 此処まで来たら前進あるのみ。

 先は予測できませんが、引き返すと悔いを残しそうです。

 

 マーしかし、この心理パターンはアクシデントへ嵌る典型なので、褒められた行動ではありません。

 

 

 道が少し不明瞭になってきて、岩場にロープが張ってありました。

 

 ちょっとした沢登り気分です。

 

 

 

 若い頃に山岳会に所属し、ロッククライミングや沢登りを楽しんだ経験がありますので、懐かしさを伴う気持ちが湧いてきて、足取りが軽くなります。

 

 

 流れの中に石を伝うと、日本庭園のような光景が現れました。

 

 

 そして、「品の三の滝」が姿を見せました。

 

 

 

 

 

 

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辻のヒガンバナ

2011-10-16 18:09:59 | 山陰・山陽 秋の花旅

 次の目的地は「辻」のヒガンバナ群生地です。

 

 比婆山の「ひろしま県民の森」から1時間ほどで、三次市吉舎町の田園風景の中を走っていました。

 

 田圃のあちこちで赤い炎のようなヒガンバナが花を咲かせています。

 

 

 

 農村の中を走る道が小高い丘の裾を周り込んだ時、狭い路側帯に数台の車が停まり、カメラを首に下げた人達が歩き回っていました。

 

 直ぐ横に川が流れ、小さな橋が架かり、川岸では朝日を浴びた真紅のヒガンバナが川面にその姿を映し出していました。

 

 ここが目的地と確信して車を降ります。

 

 

 

 

 橋を渡りながら川を覗くと、誰が放ったのか緋鯉が泳いでいました。

 

 

 

 橋を渡り切った正面に、質素な手書きの「彼岸花群生地」の案内板が表示されていました。

 

 

 しかし、目の前のヒガンバナを良く見ると、まだ蕾のものがかなりあります。

 

 今日は2011年9月26日、ベストシーズンには少々早いのかもしれないと懸念しながら土の道を100mほど歩いて行くと、 

 

 

 紅雲がたなびくようなヒガンバナの群落が、栗の木が枝を広げた草地に咲き広がっていました。 

 

 それでも、まだまだ蕾のままの株も多く、最盛期はもう少し先のようです。

 

 

  

 私は、ヒガンバナは一斉に咲き始めると思い込んでいました。

 今回、株毎に、これ程の開花差があることを改めて認識させられました。

 

 

 

 目の前のヒガンバナの開花状況を見る限りは、花を咲かせた株と蕾のままの株に日日照条件等の差があるように見えません。

 

 ヒガンバナは種を作らず、全て栄養繁殖ですから、目の前に咲く株は全て遺伝的に同一の性質を持っているはずです。

 

 それでも僅かな違いで開花にずれが生じるのでしょうか。

 

 栄養繁殖だからこそ、受粉の為に、花を一斉に咲かせる必要がないのかもしれませんが、いずれにしても、花が咲き揃う瞬間に出会うことの難しさを改めて認識させられたことでした。 

 

 

 

 

 

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