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足守の曼珠沙華

2011-10-17 17:34:08 | 山陰・山陽 秋の花旅

 香山ラベンダーの丘で、時間を確認すると14時でした。 

 日没までにもう一つ楽しめそうです。

 

 そこで次に、岡山県のヒガンバナの名所、足守へと向かうことにしました。

 

 途中八田原ダムにできた芦田湖畔を通り、

 

 

 

 芦田川のヒガンバナを観察しながら

 

 

 

 

 国道486を岡山へ向かいます。

 井原市、八掛町を経由して倉敷市の北で高梁川を渡りました。

 

 

 

 

  ほどなく岡山市に入り、足守地区へ向かっていると、車窓の周囲にヒガンバナが目につくようになってきました。

 

 その変化は徐々にではなく、小川を一本超えたら急に、といった印象です。

 

 

 

 農道へ車を進めて、ヒガンバナを堪能しました。

 

 

 

 足守地区に入り、いつものように散策ドライブを始めました。

 

 たまたま神社の横に中国自然歩道案内図を見つけたので、眺めていると、足守地区には中央に足守川が流れ、木下利玄の生家や、雪舟生誕の地などという記載も認められます。

 

 何だか予想外に面白そうな所です。

 

 

 木下利玄の生家の方角へ車を向けました。

 途中で足守川を渡る時に、昔の懐かしい風情を漂わせる橋に出会いました。

 

 

 

 橋の横に「ここは蛍の里なので蛍をとらないで下さい」と掲示してあります。

 

 

 

 橋の先へ進むと、古い町並みの中に足守商家藤田千年治邸が文化財として保存されていました。

 

 

 

 

 更にその先に木下利玄の生家がありましたが、残念ながら丁度修理補修中で、入ることは叶いませんでした。

 しかし、私はここで初めて、次のようなことを知ることができたのです。

 

 

 

 <足守藩祖木下家定は実妹「ねね」が秀吉の正室であったので秀吉の出世に伴って木下、羽柴、豊臣の姓を名乗った。大阪夏の陣の後、木下利房が再び足守藩主に命じられ、その後木下家は明治維新に至るまで存続して13代の藩主を数えた。>

 

 つまりアララギ派の歌人、木下利玄は「ねね」と血筋の繋がる人物だったのです。

 

 更に、後で調べて分かったのですが、木下利玄は“曼珠沙華の歌人”と呼ばれていたのだそうです。

 

 

 へ~ そうか、そうだったのか。

 きっと木下利玄を誇りに思う郷里の人たちがヒガンハナを大事にしているんだ。

 

 だからこの地にヒガンバナが群生しているんだ。

 

 

 それにしても、こんなことがあるから、本当に「花の旅」は面白過ぎて、止められない!

 

 

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  ヒガンバナの名所  ヒガンバナの観察

 

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世羅高原 観光農園

2011-10-17 14:59:42 | 山陰・山陽 秋の花旅

 広島県三次市の南東に位置する世羅町には幾つかの観光農園が知られています。

 

 

 ちょっとタイミングは早いのですが、コスモスが咲いているかもしれません。

 

 品の滝のある吉舎町雲通から国道184を真直ぐに進み、世羅町にでました。 

 

 最初に訪問したのは、「世羅ゆり園」です。

 

 

 広大なビニールハウスの中にユリが咲いていました。

 

 春はスカシユリ、夏はオリエンタル系ユリ、秋は秋咲きユリが香りを一面に漂わせるのだそうです。

 

 案の定コスモスは時期尚早でしたが、サルビアが庭一面に咲き揃っていました。

 

 

 

 続いての訪問先は世羅高原農場

 この観光農園は私が最初にダリア園の一覧ページを作った頃は、旭鷹(きょくほう)農園の名前でした。

 

 多分2004年頃だと思いますが、その頃から一度訪ねてみたいと思っていましたが、やっと念願がかないました。 

 

 

 入園すると左手にサルビアのお花畑が広がっています。

 

 

 お花畑の斜面を登って行くと、視界の先の窪地に、大きなダリア園が広がっていました。

 

 ここには400種、2万5千株のダリアが植栽されているそうです。 

 

 ダリアはもともとメキシコの高原に自生する花なので、世羅高原のような標高の高い場所が向いているのでしょう。

 

 夏から秋へ涼しくなるにしたがって花を咲かせ、10月下旬ごろまで目を楽しませてくれます。 

 

 世羅高原農場から、香山ラベンダーの丘へ足を向けました。

 

 

 

 

 

 どこかで手にしたパンフレットにコスモス祭りが開催されていると記載されていたからです。

 

 ご覧のように、キバナコスモスが満開でした。(2011.9.26)

 

 

世羅高原は私の知るところでは、最初に世羅高原農場の前身である旭鷹農園などが中心になって観光農園の営業が始まり、周辺にダリア、ユリ、コスモス、ヒマワリなどを植裁する観光農園が広がっていったようです。

 

北海道富良野周辺の状況とよく似ています。

 

コアになる施設を中心に、各種のフラワーパークが増えれば相乗効果で観光客も増加することになるのでしょう。

 

 

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