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夕張岳の花と木 登山口~望岳台

2016-08-27 01:42:19 | 花の山

 

  夕張岳の花と木  登山口~望岳台

  2016年7月24日  

エゾアジサイ


 エゾの名が付きますが、本州(日本海側)にも分布しています。

 6~7月、両性花の周囲に青色の装飾花を付けます。

 ヤマアジサイに比べ全体、葉、装飾花が大きい特徴がありますが、エゾアジサイはヤマアジサイの亜種とする説があります。

 

ヨツバヒヨドリ


 よく似たヒヨドリバナの葉は対生しますが、ヨツバヒヨドリの葉は4(3~5)枚輪生しています。

 

エゾノレイジンンソウ


 北海道、本州中部以北の亜高山帯、高山帯に見られます。

 エゾノレイジンソウは良く分枝します。

 トリカブトの仲間で、毒草です。

 

オオハナウド


 北海道、本州近畿地方以北に分布します。

 花序は大きく、白い花が無数に集まって半球形となります。

 花は白い5弁花で、花弁が大きく、2深裂しています。

 

ハナヒリノキ

 
 北海道、本州の東北地方、近畿地方に分布、山地帯から亜高山帯の林縁に生育します。

 高さ0.5-1.3mの落葉低木です。

 長楕円形の葉は互生、ほとんど柄は無く、縁に毛状の鋸歯があります。

 新枝の先に長さ5-15cmの総状花序を伸ばし、下向きに花を多数つけます。

 

フキユキノシタ


 北海道、東北、中部地方以北の日本海側、四国の剣山に分布します。

 葉は不揃いの鋸歯のある円心形で基部は心形です。

 花期は7~8月、花茎は高さ20~80cm、白い花弁は長倒卵形の5弁、長さ3~4mmです。

 

ゴゼンタチバナ


 ゴゼンタチバナは北海道、本州中部以北に分布し、奈良県・愛媛県などに隔離分布します。

 葉の数によって開花株と未開花株が決まります。

 4枚の葉が輪生している若い株は花をつけられません。

 

マルバイチヤクソウ


 2~5個の葉をロゼット状に付け、葉には長さ2-5cmの葉柄があります。

 高さ15~20cmの茎を伸ばし、5~10個の花を総状花序に下向きに付けます。

 花茎はやや赤みがかり、花弁は白色でやや赤みをおびます。

 花柱は突き出て湾曲します。

 新日本植物誌に萼裂片は3角形、鋭尖頭またははなはだ鋭頭と記載されています。

 

 

シラネアオイ


 1科1属1種の日本固有種。

 北海道~本州中北部の日本海側にかけて分布し、5~7月頃、美しい、4枚の桃紫色の花を咲かせます。

 今回の旅でシラネアオイの実を初めて知りました。

 

 

ウコンウツギ


 北海道、東北地方北部の亜高山帯に分布します。

 樹高1~2m。花期は6~7月。

 枝先にラッパ状で淡黄色の花を2~4個咲かせます。

 花の内部に赤い模様があります。

 右写真のような実を稔らせることを初めて知りました。

 

 

ダケカンバ


 夕張岳の標高約900mから1300mにかけて、広葉樹はダケカンバ、針葉樹はアカエゾマツが主体です。

 

ウラジロナナカマド


 葉は奇数羽状複葉で互生します。

 小葉は4~6対あり、小葉の上半分だけに鋸歯があり、基部にはありません。

 花期は6~7月。

 よく似たタカネナナカマドは、葉に光沢があり、鋭い鋸歯が葉全体にあります。

 

 

 

 

 

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