夕張岳の花と木 憩沢~1400m湿原
2016年7月24日
コウメバチソウ 白い花は2㎝強で、梅の花に似ている。コウメバチソウは白い葯を付けた5個の雄蕊と先端に黄色い腺体を付けた仮雄蕊があります(右写真)。 仮雄蕊の腺体が7~11あるものをコウメバチソウ12~22あるものをウメバチソウとしますが、9~14個のものをエゾウメバチソウに分類することもあるようです。 この株の腺体数は9個です。
|
|
|
|
ミヤマスミレ ミヤマスミレだと思いますが自信がありません。 葉の形や柱頭の撮影に失敗しました。 ミヤマスミレは北海道では低地からハイマツ地帯まで幅広い場所で見られます。 |
|
カンチコウゾリナ カンチコウゾリナは北海道~本州中部以北に分布する2年草です。 茎の毛が黒く、葉に鋸歯があり、茎葉が多いという特徴があります。 よく似た仲間のミヤマコウゾリナは、茎葉が小さく、葉に鋸歯がありません。 |
|
オオカサモチ オオカサモチは北海道と本州中部地方以北の山地に生える多年草で、7月から8月にかけて、白い5弁の花20個程を小散形花序に、更にそれが10数個集まった複数花序に咲かせます。 葉は羽状複葉で小葉は細かく切れ込みます。 総苞片と小総苞片はよく目立ち、下垂します。 |
|
アカモノ アカモノは別名をイワハゼと云い、高山などの岩場や斜面など、日当たりの良い場所に生育する常緑小低木です。 5〜7月に咲かせる花は白〜淡い桃色。 花の大きさは6〜8mmの釣鐘形、縁が5つに裂け、軽くカールします。 萼はあざやかな赤色です。 |
|
シオガマギク シオガマギクの葉は下部のものは対生し、中部より上は互生するそうですが、撮影時にはそのことを認識していませんでした。 シオガマギク全に、対生と互生が混在するのであれば、大変興味深いことです。 |
|
イワオウギ イワオウギは北海道と本州中部以北の亜高山帯や高山帯に分布します。 夕張岳にはリシリオウギも確認されていますが、花序は15㎜程度、1花序に5~10個の花しか付けません。 シロウマオウギも1花序に5~10数個だそうです。 |
|
タカネサギソウ ラン科の多年草で、亜高山帯~高山帯の湿った草地に生えます。 7~8月に淡黄緑色の花を茎の先に穂状に5-10個つけます。 披針形の苞は花より長くて目立ちます。 |
|
ミヤマウツボグサ ウツボグサの変種で、北海道、本州中部地方以北の亜高山から高山に生え、葉は対生し、葉柄があります。 20㎝程の茎の先へ、青紫色の花を総状花序に付けます。 |
|
ウコンウツギ 標高1200m附近で実を付けていたウコンウツギが標高1400m辺りで花を咲かせていました。 ウコンウツギは、北海道の数多くの山で出会うことができまる、顔見知りの花の一つです。 |
|
ミヤマアズマギク 北海道、本州中部地方以北の高山に生えるアズマギクの亜種です。 7~8月頃、茎の先へ黄色い筒状花と赤紫色の舌状花からなる、径3㎝程の頭花を一つ咲かせます。 |
|
ハイオトギリ 北海道の亜高山帯~高山帯の岩礫地や草地などに生えます。 広楕円形の葉は対生し、基部は茎を抱き、葉の縁には黒点があります。 茎先に茎2.5~3㎝程の淡黄色の花を咲かせます。 花柱が子房より短いものをエゾヤマオトギリとするそうです。 |
|
テングクワガタ 6月~8月に茎の上部に直径7~10㎜の花を多数付けます。 花冠は4深裂し、下部の裂片が小さく、淡青紫色で青色の筋があります。 雌しべ1個と雄しべ2個が長く突き出ます。 |
|
ミヤマリンドウ 北海道と本州中部以北の主に日本海側高山帯に自生します。 長さ0.5~10㎜程の葉は対生し、茎先に紫青色の花を1~5個付けます。 筒状の花は5裂し、裂片の間に小さな三角形の副片があります。 |
|
トウゲブキ 北海道と山形県月山以北の低山帯~亜高山帯に生える多年草です。 根出葉は腎卵形で13×27㎝ほどになります。 基部は心形、縁に不揃いの鋸歯があります。 花茎の先に径4~5㎝の黄色い花を散房状に5~9個つけます。 |
![]() |
シロウマアサツキ 北海道、本州中部以北の高山に生えます。 ネギ属アサツキの仲間で、葉はネギと同じ、径5~6㎜の中空の円筒形です。 花径30~50㎝の頂きに、径3.5~4.0㎝の散形状の花序を咲かせます。 花糸は花被と等長ですが、よく似たアサツキは雄蕊の長さが、花被片の1/2~2/3です。 近年、京都北部、隠岐、対馬で自生が確認されています。
|
|
![]() |
![]() |
※他の記事へは 花の山 index をご利用下さい。
他の旅の記事へは 旅の目次 をご利用下さい。