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夕張岳の花と木  1400m湿原~吹き通し

2016-08-30 16:00:09 | 花の山

 

  夕張岳の花と木  1400m湿原~吹き通し

   2016年7月24日

  

 エゾヒメクワガタ


 日本では北海道の高山帯のみに生える多年草です。

 茎と葉の両面に白い毛があり、対生する葉の縁にはやや尖った鋸歯があります。

 花茎の先に淡青紫色の花を数個付け、雌蕊が1本、雄蕊が2本あり、雌蕊は花弁より長く、花冠から突き出ます。

 

 ムシトリスミレ


 北海道、本州中部以北、四国の高山帯の湿地、岩壁に生える多年生の食虫植物です。

 葉の表面の密生した線毛と腺体から消化粘液を出して小さな虫を捕食します。

 花はスミレに似ていますが、スミレ科ではなくタヌキモ科です。

 

 マルバシモツケ


 北海道、関東地方北部以北、白山の亜高山帯から高山帯に生える落葉低木です。

 倒卵形、卵円形の葉を互生し、葉の先端は円頭ないし鈍頭で、基部は円形、広楔型です。

 6~8月、枝先に、花弁より長い雄蕊を持った、白い花を複数房状に咲かせます。

 

 ヨツバシオガマ


 北海道、本州中部以北の亜高山帯から高山にかけての草地に育つ多年草です。

 葉は通常4個、時に5~6個輪生します。

 長楕円状披針形の葉は羽状に全裂し、裂片は更に羽裂します。

 茎の上部に紅紫色で唇形の花を通常4個ずつ、4~8段に輪生させます。

 

 タカネオミナエシ(チシマキンレイカ 


 北海道の高山帯の砂礫地に生える多年草です。

 根出葉は全縁か羽状に裂けます。

 茎葉は1~2対が対生し、羽状に深裂します。

 径4㎜程の黄色い花が集散状散房花序に多数つき、花冠は筒型で先が5裂します。

 

 ホソバツメクサ


 北海道、本州中部以北の高山帯砂礫地に生える多年草です。

 花の付かない枝の葉は長さ4~7㎜の線形で先が針状に尖ります。

 径5㎜の白い花が枝先に数個ずつ付きます。

 花弁より少し短い萼片は先が尖ります。

 よく似たミヤマツメクサやタカネツメクサの花弁には縦筋が入ります。

 

 

 

 エゾタカネツメクサ


 北海道の高山帯の岩場や砂礫地に生える多年草です。

 葉はやや多肉質な針形~線形で2~4対が対生し、1脈があります。

 花弁は5枚で白色の倒長卵形で、花弁には縦筋が入ります。

 長楕円形の萼片は花弁よりも、明らかに短い。

 

   

  

 

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