万計沼には万計山荘と空沼小屋がありますが、空沼小屋は改装中で、近寄ることはできませんでした。
万計山荘は空沼岳万計山荘友の会が管理し、無料で利用できるようです。
山荘は昭和40年に建てられ、ボランティアによって運営され、薪などはレンタルのトラックを借りて運び込んでいるそうです。
平成13年には全国から募金を募って、大改修も行なわれたようです。
維持資金の為の募金協力依頼が掲示されていました。
万計沼の岸辺伝いにミツガシワが厚めの葉を並べていました。
対岸では針葉樹を背にした広葉樹が湖畔を覆うように並んでいます。
紅葉の季節はどんな光景になるのでしょうか。
万計山荘の前のベンチで5、6分の休憩をとり、再び空沼岳の頂きへ向けて歩き始めました。
針葉樹と広葉樹の混交林の中を進んで行きます。
花を終えて、大きな葉の中央に実を付けたオオバナノエンレイソウ(左)やサンカヨウ(右)を見かけました。
ユキザサが白い花を見せていました。
エゾノヨツバムグラも質素な風情の花を咲かせていました。
こんな目立たない花姿で虫を集めることができるのでしょうか?
懐かしいゴゼンタチバナにも出会うことができました。
苗場山以来、3年振りの再開となります。
見上げるとミヤママタタビが、これも白い花を蔓枝にぶら下げていました。
ミヤママタタビは雌雄異株ですが、どうやらこの花は雄花のようです。
オガラバナ(左)が如何にもカエデ科らしい実を稔らせていました。
その根元では、花を終えたツバメオモト(右)が艶めいた葉を光らせていました。
次は何が出て来るのかなと、目をきょろきょろさせて歩くうちに、40分程で真簾沼に到着しました。
真簾沼は湖岸にごろた石が並ぶ解放的な雰囲気の沼で、正面に見えている尾根は札幌岳でしょうか?
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