【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ゴルフクラブの役割 視覚のガイド

2019年12月08日 16時37分58秒 | ゴルフ

クラブヘッドのデザインと言うご質問を受けたので 少々、それについて書いてみます。
http://blog.livedoor.jp/hbs/archives/1767347.html
前回の記事では、ドライバーヘッドのデザインで 弾道のイメージを醸し出す

 と言う部分に 触れました。 今回は別な部分を・・・

tp07sface

IMG_0007

この二つ、ウッドとアイアンです。 フェース面に着目してください。

 ロフト等に違いはあるのですが、 何故、こうも形状が異なるのでしょうか?

 ウッドは、確かにトゥ側の方が高くなっていますが、 それはそんなに極端ではありません。

 機種によっては、左右対称に近いモノ まであります。

 しかし、アイアンヘッドは機種の違いは多少あれど 

必ず、トゥ側が高くなった 末広がり、扇のような形状をしています。

 昔のブローニングなど(知らない?) ロープロファイルモノであっても やはり、トゥ部分が広がった形状です。

IMG_0033

ヒントになるのは、この末広がり度合いは ロフト共に少々変化していく、ということと。

47779_156705984486141_2089059914_n ウッドヘッドのこの角度からの形状に 隠されています。
ウッドは箱型の立体の強い形状です。 アイアンは板状の平面の強いイメージの形状です。
ウッドにとっては、クラウンと呼ばれる 上面の部分がクラブを”移動”させるイメージを 醸し出し、同時にその方向をイメージさせます。 どの方向に動かすか、テークバックするか ということをイメージさせます。
そのウッドでいうところのクラウンの役割を 担うのが、板状の形状であるアイアンでは フェース面にもある、ということなのです。

001

ですから、クラブの長さが異なり 円弧が小さくなるウエッヂほど トップエッジと言うか、 フェース面上のトゥ側の末広がりも きつくなります。

IMG_0559 

それはパターも同じです。

 引いていく、厳密にはスライドさせていく 方向を想起させるモノでなければいけないのです。

2595cdb2

最近のゴルフクラブは、色や飾りばかりが 強調されてしまい、

 視覚としての、ゴルフの役割を 蔑ろにする傾向が強い気がします。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする