店長「最近ですね、大手メーカー各社の
『フィッティング』後、間もないお客様の来店が
少なくないんですね。」
質問「フィッティング なんか良い響き ですけど、、、
『フィッティング』して 間もない…ってナンででしょうか❓」
店長「20年前と比べ
各メーカー共に『フィッティング』を行っている
ところが増えたから❓❓❓とも思いますが、
なんとも 不可解なコトが多いですね…。
クラブの フィッティング と言うか、
クラブ セッティング、『クラブ選び』 は
突き詰めると シャフトの硬さ選び
と言っても過言ではないです。
自分に取って、自分の体力にとって 適切な『硬さ』を選ぶ、
そして それは 今日! から 使うのですから
年齢を重ねていく 未来に対してのモノ になりますので
その点も考慮しておかなくてはイケマセン。
スイングの動き、作法 なんて言うのは
こう動きたい、こう動かしたい という自分の意志 よりも
使っているクラブ、使ってきたクラブ で
良い球って言うか、ミスにならないで当たる方法なので
ゴルフクラブ全体の機能として 比重の重い シャフトの硬さは
スイング形成に非常に大きく影響します。
シャフトを運動する、しなるのが 前提であれば
シャフトをしならせて しなり戻す なんてスイング用語は
生まれないですから
今も含め、過去に 多くの方は 硬いシャフト を使いこなす
スイングのメインテーマ と言って過言ではないでしょう。
アプローチショットの悩みや
こすり打ちになってしまう悩みの多く、ほとんどは
硬いシャフトを無理に使うコト、使ってきたコト による弊害で
程よく 柔らかいシャフトのモノに慣れて行けば
かなりの部分、レッスン抜きでも解決出来る?のではないでしょうか」
質問「確かにそうですね。」
店長「そこで✋ フィッティングの話しに戻りますが、
悶絶クラブを持っていらっしゃれば 分かると思いますが、
例えば アイアン(5番)で言えば
硬いモノであれば 振動数330cpm から
柔らかいモノであれば 振動数130cpm まで 作れます。
その幅は 200cpm もある訳ですが、
柔らかければ柔らかい程 良い! なんて言いませんが、
その幅の中で 一番気持ち良いモノ、上手く行くモノ、
もしくは シャフトの運動性やヘッドの重さの使い方、
そう言うモノを学べる教材、先生として適切なモノ、
を チョイスする、考えるのが フィッティング だと思うのです。
ほとんどのゴルファーは 5番アイアンの数値ですが
振動数 200cpm を下回るモノは 触ったこともありません。
存在すら知りません。
初めて持つと 「えええええ ナニコレ!」 と言い、
こんなの打てそうもない、当たりそうもない、 とも言いますが、
ほとんどの方は ものすごく個性的なスイングでない限り、
振動数 200cpm のアイアンは 普通に当たります。
半分程度の方は『アレ? なんかいい感じ…』とも言われます。」
質問「正に私です。」
店長「今の スイング、クラブの扱いを考慮すれば
この位の硬さ、
将来、シャフトやヘッドの重さを より活用できるスイングに
重きを置くのなら この位の硬さ、
と 振動数 130cpm~330cpm の中で選んだ結果、
250cpmかも知れないし、180cpmかも知れない。
これを フィッティング と呼ぶと思うのですが、
一般的な フィッティングでは
アイアンシャフトに選択の幅が狭く、
柔らかくすることの出来るグラファイトは採用され辛く、
軽量系のスチール では 振動数 270~330cpm
程度しか 硬さの選択幅がありません。
先ほども言いましたが、平均的なヘッドスピード の
成人男性が 初めてであっても 振動数200cpm を打っても
特に違和感は感じない、のに
それに比べ 遥かに硬い 270~330cpm は
どれを選んでも べらぼうに硬い、
硬い は動かない と似た意味ですので どれも 動かない棒
でしか ありません。
そういうのを フィッティング って言葉が適切❓
と思うのです。」
質問「確かに。
私の(現在の)5番アイアンは 振動数162cpm ですけれど
それと比較すると 280cpm も 290cpm も
十羽ヒトカラゲに 硬い でしかないですし、
それを使うには こねくり回して シャフトを動かさない と
当たりませんし、当たった感触も痛い です。」
店長「ですよね…。
いや 硬いシャフトが全員にダメ と言う意味ではなく
130~330cpm を打ち比べた結果、300cpmのシャフトを選ぶ
のはアリだと思いますが、その周辺、どれも硬いシャフトしかない中で
どれかを選べ は なんか違うような気がします。
✋まして 現在のドライバーは かなりシャフト硬度が落ちていて
シャフトメーカーの Ⓢシャフトであっても
振動数230cpm なんてのは ザラに合って
それは アイアン(5番)では 250cpm相当のモノ です。
逆に アイアン(5番)を300cpmにするのだとしたら
ドライバーであれば 280cpmとか、290cpm です。
その硬さのシャフトは プロでも使っている人は稀、
飛ばないし、我々の年齢では関節が壊れますよ…。
それ って どういうコト❓ って思いませんか。」
質問「むうううう ですよね。」
店長「仮にも フィッティング と言う言葉を使っていて、
おそらく その場では 『合っている』『私に合っている』
『お客様に合っています』みたいな言葉が 頻繁に使われているのに
そのドライバーの数値は無視して、
アイアンはアイアン、別なモノ を推奨するのは大丈夫なの?
ドライバーは230cpm
アイアンは300cpm
ゴルフ歴やスコア、上手下手に関係なく
交互に打ち比べれば 多くの人は その差は認識するほど
かなり大きな違い です。
✋で、どっちが フィット してるんです❓」