TSさん「私も今の今まで、ゴルフ歴の殆どを
つかまる=フック
つかまらない=スライス
理想的な弾道 ドロー=つかまっている
と思っていました。」
店長「ゴルフクラブはその機能を果たすと
左回転、つまり フック回転が入るので
理想的な弾道がドローなのは 👍👍👍です。
しかし、
つかまる は フェースを閉じるでも 開くでもなく
ロフト、入射の軌道との関係もありますが、
ロフトの造り方で決まる は 納得して頂けます❓」
TSさん「はい! まだ 出来ないのですが。。。」
店長「では 先に進めます。
『ボールの掴まりの原理』が 理解出来ていないと
スイングの改造 なんて
取り組んでも 効果が非常に薄い のです。」
店長「つかまる=フック つまらない=スライス
理屈を超越した理論なのですが、
大抵の場合、フェースの開閉 と 軌道論、
開いている、閉じている、
アウトサイドイン、インサイドアウト
そこに進むコトになるのですが、
これにも 大きな罠が待っています。
この罠は 生涯迷宮 です。」
TSさん「えええええええええええ。」
店長「同じことが
つかまえ=縦のフェース/ロフト にも言えます。
例えば…です。
今の使っているクラブをいじらず 変えない、
その対象になる クラブ番手 もそのまま、
その状態で
自分の理想の弾道にするには スピンが多過ぎる→
3500回転 なのを 2500回転 にしたい……とします。
ちょっと 頭が混乱するかもしれませんが…。
ロフトは 立てようとすると 実効果として
クラブが短くなるので
入ってくる入射がきつくなります。
故に ハンドファーストを強くしても
打ち出し角度は低くなる(変わる)可能性はありますが、
入射も変わってしまうので スピンが減るとは限りません。
インパクトロフト=スピン効果 を変えようとすると
同時に スイングの縦軌道も変わってしまいます。
フェースローテーションを多くしている人、
打撃=ヘッドの回転の人の場合、
軌道だけを変えようとしても
インパクトロフトやフェースの向きも変わってしまうので
答えを見つけられません。
ま…だから 硬い(使えない)シャフトを使って
ボールへの打撃効果を薄める…と言う手立てを取るのですが…。
クラブの横軌道の アウトサイドイン、インサイドアウト
にも同じことが言えるのですが、
スライス~アウトサイドイン~開いている の発想を
ドロー~インサイドアウト~閉じている にしようとして
ヘッドを閉じると 軌道も変わってしまいます。
理屈上は アウトに出すには フェースを開いた方が
アウトに出し易く、フェースは閉じようとすると
軌道はインに切り込み易くなります。
と…ここまでの話しがスイング改造として
ダメなスイングの治し方の典型例 なのです。」
TSさん「!!!!! なにが悪いのか 分かりません。」
店長「言葉で説明して分かって頂けるか、分かりませんが、
トップオブスイングから インパクトまで 平均して0.2秒、
ヘッドスピードは時速にすると 120㌔(成人男性)を越えます。
ヘッドの軌道、上下の入射角度 であって
左右のアウトサイドイン、インサイドアウト であっても
途中で ロフト、フェースの向き どちらであっても
変えようとすると 『必ず』軌道とヘッド姿勢は同時に動きます。
スライスだから、フックだから、
つかまりすぎでスピン不足もしくは過多、
つかまらな過ぎでスピン過多もしくは不足
であったとしても
軌道を固定して ヘッド姿勢を変える と言う発想ではなく
動いている中で ヘッド姿勢を変えようとしています。
もう コレにトライすること自体
手打ち 手振り への道まっしぐら なのです。
手打ち、手振り である限り、
ロフトであっても、フェース向きであっても
変更すると 軌道にも 大きく影響が出るので
改造にトライする前とは
違うゴールに行き着くコトになりますし、
その 0.2秒の 時速120キロ超 の ヘッドコントロールは
自分ですらままならないですし、誰にも、誰からも
教わるコトも 教えることも出来ない 秘技 なのです。
部活特訓並みの練習、練習頻度、
例え 体得したとしても、それを維持する為の
メインテナンス練習、頻度が必須になります。
普通のアマチュアにとって 良いゴールとは言えません。」