ゴルフクラブの一般的な用語ですが
ウッドでも フェース面側の角(エッジ)-赤線
をリーディングエッジ
その反対にある奥側の角(エッジ)-黄色戦
をトレーリングエッヂ
またはバンス(バウンス)と呼びます。
そして このリーディング~トレーリングエッヂの幅
を バンス幅 と呼びます。
リーディングエッヂの中央部が
前(飛球線方向)に出っ張っている(膨らんでいる)モノや
バンスの形状、バンスの幅などは
使い勝手や好みなどもあり
各社、各種色々あって
その中から選んでいく訳です。
と同時に
このように
リーディングエッヂよりも
トレーリングエッヂの方が
低くなっている、下方に出っ張っている
その角度を バンス角度 と呼び、
機種によってはバンス角度があるモノ
(バンスソールと呼びます)
トレーリングエッヂの方が高くなっている
バンス角度のないモノ(スクープソールと呼びます)
など 色々です。
勿論 これはウッドなどにもあり
それをどう選んでいくかも ゴルフの楽しみであり、
『ゴルフの技術の一部』と呼んでいいでしょう。
アイアンで言うと
3番や5番アイアンにも バンス角度は存在し
その角度は 3~5度
ウエッヂのバンス角度は 12~14度位ですので
番手がウエッヂになって行くに従って
徐々に増えていくような形状が一般的です。
写真のモノはアイアンヘッド単体を
地面に置いていますので、ネック部分が前に傾いている分
バンス角度があるという事ですね。
ティーアップして打つショットを除き
ウッドであっても アイアンであっても
地面にあるボールを打つ多くの場合
何らかの形で ヘッドは地面と接触します。
バンスは この接触の度合いを制限し、
かつ ヘッドの姿勢をある一定のモノに整える
修正してしまう機能をもっていますので
上手に使うと ミスショットに寛容な
安定したショットが打てるようになりますから
是非、是非、活用すると良いですし
その活用の仕方がスイングのヒントにも成るでしょう。
バンスの角度は
あれば あるほど 距離がしっかり出やすいウエッヂに
なって… ウエッヂショットは飛ばすものではない
と思うでしょうが、思った距離をある程度しっかり打てた時
ちゃんとその距離飛ぶことが重要で
よくある バンスの少ない サンドウエッヂで8度とか
アプローチ(PS)ウエッヂで6度なんていうタイプは
飛ばない・飛ばさないウエッヂで
ちょっとすると聞こえは良いですが、
必要な距離を打つのに、強く、速く打たなくてはならず
余程練習豊富な人以外危険な安全度の低いウエッヂになります。
アプローチ/PS で 最低10度…本当は12度がいいですね
サンドであれば バンカー専用なら16度以上
アプローチショットと兼用であっても 14度は
あっていいと思います。
バンス角度はある程度しっかりあった方が
絶対に距離の安定 ミスの寛容性が高くなります。
バンス角度の目安 というか より良い使い方 は
ソールが地面と平行になる形が
理想的なインパクトのClub姿勢です。
バンス姿勢は ロフトを寝かせれば増える訳で
振り子の使い方をすれば
それだけ バンス角は可変に邪魔になる訳です。
バンス角度・ソールを有効に利用するには
そのバンス角度 シャフトが前に傾いている分の角度で
支点運動・各角度運動を出来るだけしないよう
出来るだけ少なくして 体の回転で
クラブをスライドさせて入れてくるように
心がけて下さい。
肩であろうが てさきであろうが
ヘッドを振って ロフト姿勢を変えてしまうような
そんな振り方では バンスは要らないものになってしまいます。