店長「そもそも になりますけれど
ハンドファーストが良いモノ と限りません。
先日の記事の通り、
ハンドファーストが…上手く行きません… : ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります (livedoor.blog)
スイングのタイプによっては
トライするほど 上手く行かなくなるケースもあります。」
HNさん「 ええええ!」
店長「スイングの良し悪し、正しい間違っている、
ではなく タイプのひとつ と認識した方が良いと思います。
ハンドファースト と言う単語を
別な言葉で言い換えると
『ヘッドの遅れ』になると思うのですが、
ヘッドの遅れ にはざっくり2タイプあって
〇ヘッドの遅れが フェースの開き になる、
〇ヘッドの遅れが ロフトの立ち/フェースの下向き になる、
前者のタイプの人にとって
無理に ハンドファーストにトライする必要はありません。
また 片方は フェースの開き
片方は フェースの下向き という
相反する関係では無く、立体的ですが 方向と言えば良いのか
角度の 違いと言えば良いのか
△スイングの動きの違い
△クラブの扱い方の違い を表していると思います。
ヘッドの遅れを嫌うスイングタイプ では
ヘッドの重さやシャフトの柔らかさ は
スイング中 クラブが重くなる、振り遅れ易くなる、
返し難くなる、要因になるので
軽いヘッド、硬いシャフトを好まれる傾向が強くなります。
弊社の悶絶クラブのようなタイプは好まれません。
HNさん「では 逆に見れば 悶絶クラブ であれば
ヘッドの遅れ が ロフトの立ち になるよう
使うのが理想的 というコトになる訳ですね。」
店長「そうですね。
ロフトの立ち というか
ヘッドが遅れることで フェースが下向きになる、
ヘッドの開閉の無い(少ない)スイング というコトになります。
ですので テイクアウェイも
クラブをひねらない、フェースを開かない
重力に対し、そのままの状態で
概ねですが、からだの幅の中、両肘の間 に
収めておく方が良いですよ、になる訳です。
当たり前 と言えば当たり前 なんですが、
フェースの開きが多ければ、大きければ、
ヘッドの重量の中心点(重心)がズレている
ゴルフクラブの構造上、よりヘッドが重く感じるコトになります。
重心深度…重心の奥行き というのがありますが、
箱形状、ウッド・ドライバーに比べると
板形状のアイアンは 1/10、無いに等しい訳で
フェースを開かないで使えば 重心深度の大きさは
重さになりませんが、フェースを開けば
重心深度の重さが スイング中のヘッドの重さに直結します。
それは 当然、ヘッドの重さソノモノにも影響されます。
シャフトの柔らかさ で言えば、
ヘッドの遅れを フェースの開き にしてしまうタイプでは
柔らかい分、遅れが増えるとともに
閉じる際の労力・作業量も増します。
シャフトをしならせて しなり戻す 必要が増える訳です。
ですので シャフトの役割として は
『ヘッドを動かすモノ』と言う認識に至ります。
一方、ヘッドの遅れをフェースの下向き にするタイプ、
今回のテーマに沿って言えば
ハンドファーストが必須なタイプにとっては
シャフトを極力捻じらない、フェースを開きませんので
シャフトが柔らかくとも
シャフトの可動範囲は 重心位置のズレ分程度に収まります。
シャフトの役割として 『グリップを動かすモノ』
つまり より ハンドファーストを造るモノ、
ショットを ヘッドが遅れっ放しのまま 行う と
考えている為、シャフトの柔らかさ、
そして それを誘因する ヘッドの重さは好物になる訳です。」
HNさん「なるほど。」
店長「ただし 前者の フェースの開閉が多いタイプ、
この場合ですと ハンドファーストが得意でないタイプの方は
ある年齢までに、勿論、その年齢は人によりますけれど
後者の ヘッドの遅れっ放しのまま打つ、
ハンドファーストの出来るスイングに
徐々にで良いと思いますが、シフトしていく方が良いと思います。
絶対、ではありませんけれど
前者の フェースの開閉の多いタイプ、
ハンドファーストが得意でないタイプのスイングは
若い時専用のモノ と言えなくも無い、
教える側、レッスンする側が若い人やそれが出来る年齢
である場合が非常に多いですね。」