グリップの移動 ~先端は振りません
ライ角度は大切なものなのは確かです。
最近のドライバーは一時流行った(随分昔かも…)
フックフェースのドライバー
(ドライバーのフェースの角度が左を向いている)
が姿を消し、かなりアップライトなドライバーが
増えてきています。
20年前は 45インチで57度位が普通でしたが、
そのフックフェースのブーム消滅。。。と比例し
いまでは45インチ62度、63度も珍しくなく
なんと ライ角度65度を超えるようなものまで
出てきています。
でも実は ロフト角度のちいさなもの(立ったモノ)の
ライ角度の実質効果はほとんどなく
ロフト10度だとすると
ライ角度が3~4度変わっても
飛ぶ距離に対し1%程度しか左右の方向に対する
影響はないのです。
200m飛ぶとして4m弱しか影響はないのです。
ロフトの立ったものに対するライ角度の影響力は
見た目、右を向いていない と言う安心感
が一番強いのですが、
過度なアップライトは
自然な時間の中でボールとの間合いが詰まり
前傾姿勢がなくなり易い と言う弊害も含んでいます。
ロフトの立ったもの
そうですね。。。30度位…6~7番アイアン辺りまでは
ライ角度の方向に対する実質的左右の方向に対する
影響はほとんどないと考えてよいと思います。
ところが ロフト40~45度辺りを超えると
ライ角度が1度左を向くと
フェースもそのまま「1度」左を向くことになります。
ウエッヂなど50度超えるものはもっとです。
ロフト45度を基準にすると
ライ角度 1度 の影響は
飛ぶボールの距離に対し 5%以上左右にずれる ことに
なるため、注意が必要です。
ただ ここで非常に注意が必要なのは
確かに それぞれの人の構えに対するライ角度という
静的なライ角度は重要ですが、
インパクト時の動的なライ角度には
シャフトの硬さやヘッドの重さなどが関与するので
それらをちゃんと考慮してライ角度を設定するべきです。
ウエッヂのライ角度を調整する際は
必ずソールを見て下さい。
ボールが左右どちらかに飛びやすいから
ライ角度をいじろう と思う場合、
例えば 左に飛ぶ⇔フラットにしたい
ソールの傷がヒールに集中していない では
ライ角度をフラットにしても方向には意味をなしません。。。
というか ライ角度以外の要素がボールを左に行かしています。
アプローチショットやパターストロークで
よく見る方法にショルダーストロークがある。
それは、ハミングバードの視点では
パターだけに限らず、ショット、要するにスイング全般に対し
諸悪の根源とも言える。
ショルダーストローク は それをする本人にとっては
ヘッドが真っ直ぐ動いているような「錯覚」・・・・
視覚的に真っ直ぐ動いているので
真っ直ぐ行くように「錯覚」してしまうのだが
決してそうではないので 実験してみた。
『フェースの面の向き』と言う言葉があるけれど
多くの人は、シャフトを軸としたヘッドの回転に
フェースの向きと『勘違い』している人も少なくないが
ロフト角度もフェースの面の向き だし
ロフト・ライ・ヘッドの向き
それらの複合によって決まるもの。
CDのケースを使って実験してみると
良いかも知れないが
オリジナルの状態で 片側を上げて
ライ角度を一定にしておいても。。。
このように ロフト角度が変わると
全体の複合した フェース面の向きは
こんなにも変わってしまうのです。
例えば グリーンの花道から ピンまで10m
のアプローチをしたとしましょう
簡単に 左右に 1m~2m前後ずれることになるだろう
概ね視覚的には真っ直ぐ動いているヘッドも
これだけの『向きの違い』を生むのである
当たり方とか打ち損じ とか
はっきりと「ミス」によって
距離や方向がぶれてしまうのは修正も可能だろうが
ミス…と呼べないこのズレを修正することは
意識としても非常に難しいだろう。
ショルダーストローク(ゆりかご)の動きは
常時、左右の肩を上下に揺さぶるので
ヘッドの高さの変化が激しい上にロフト変化が激しい
☆ロフト変化による打ちだしの方向のズレ
☆ヘッドの高さ変化
☆ロフト角度の変化
これらを同時にインパクトに揃えるのは神技に等しく
正直、毎回偶然待ちをしているようなショットに
なってしまうのは明白だ。
それと忘れてしまうガチなのは
体を固定して 肩を揺さぶっているから
ずれが少ない と勘違いしているが
肩のラインを底辺とした 逆三角形を固定して
肩を揺さぶるという事は
シャフトの延長線上・上方に頭がある ということになる。
もう一度見てほしい。
打ち終わったコマ では グリップエンドの向きは
アドレスよりもかなり右(飛球線後方)を指すような
そんな格好になる。
故に、打つ前に想像しているよりも
かなり上向きに 頭が右にずれ 上を向いてインパクトする
ことになるので、ショルダーストロークする人の
殆どのショットが ヘッドが上に動いていている時
煽り打ちでインパクトを迎えるので
必ずと言っていいほど
歯で、トップ気味にボールを打っている・・
◎手打ち~手振りの最大の欠点
ボールを遠くに飛ばす、
ドライバーで ライバルよりも飛ぶ、
というのは ゴルファーの楽しみのひとつ であり、
ゴルフの大きな魅力のひとつ です。
火薬や機械を使わず、モノ…この場合はボールですが、
それを200m近く飛ばすことの出来る遊びは
ゴルフの他 多くはありません。
長い棒状のモノを手で振って
それを実現させようとした時、手打ち~手振りの
最大の欠点が顕著に出ます。
ボールを飛ばす 要素
フェースにボールが当たる と言う条件の元、
ボールを飛ばす要素 は
◎出来得る限りの速いスピード と
◎そのスピードに適した インパクトロフト です。
総じて 速いスピード、速い動作、
ゴルフの場合は 速いヘッドスピードを望んだ時、
助走にあたる テークバックやトップは 大きくなりガチです。
飛ばそうとした時、トップが小さくなる人は稀だと思います。
手打ち~手振りの場合、
からだの向きの変更~からだの回転と円弧は
直接関係に無く、手で作る円弧 を大きくする為に使われます。
初期段階から グリップも、ヘッドも、からだの外、
テークバックの場合は からだの右外へ外しますので、
それは ロフトの開き に相当します。
ですので 大きなテークバック、大きなトップを取る程
ロフトは開き、からだから外れる量も増える訳です。
クラブを持って自分で試してみると分かりますが、
右を向かず、その場で クラブを上げる、ヘッドを上げる のと
フェースを空に向け、横(この場合は㊨)に倒すのと
どっちが 重いか・・・・ 言うまでもありません。
片方は クラブの重さ × 長さ の長さが最小 になります。
一方 クラブを横に倒してしまう方は クラブの重さ × 長さ の
長さが最大値 になる上に
ロフトを寝かしてしまうので ヘッドの重さも最大値 になりますので
トップの位置での 切り返し の重さの 差 は
数キロになると考えられます。
大きく振りかぶっていますから ロフトも開き
クラブの重さも最大、
そのまま…ではフェースで打てませんから、
フェースを閉じなければなりませんが、
開いたフェース(ロフト)を閉じる行為を
ここから 最大、最速 で行わなければいけないのです。
ご存知のように、
ヘッドスピードが 3ms 高くなっても
ロフトが開いていれば
逆に 飛ばなくなってしまうことは体験済み だと思います。
また 同じクラブであっても
上り坂、左足上がりであれば 飛距離が通常よりも行かない
というコトもご存知だと思います。
速く、大きく振ろうとするほど
ロフトは増え、クラブは重くなり、
それを 元のロフトで打たなければならないので
力んで無理します。その分は きっちり
からだが上を向くので
上手く当たったとしても 自主的な上り坂ショット になる可能性も
非常に高い訳です。
スピードが上がったとしても 大きなロフトで打ち易く、
無理する分、からだは上を向きますから、
飛ばそうとした時 ほど 球が余計に高くなったり、
スライスが強くなったりし、飛距離が伸びにくい
という 大きな欠点を発揮する訳です。
まず 知っている人には無用ですが、
ゴルフのスタンス、スタンスの向きは
目標方向、ターゲット に 平行に
電車の線路のように どこまでも交わらず、平行です。
自分のスタンスを 目標、
例えば ドライバーで言うとフェアウェイの目標点や
グリーン上のピンであったり 目標に向けてはいけません。
ボールと当たるヘッドは 自分のスタンスと平行
というのが 基準になりますので
それでは ヘッド~ボールは目標よりも右を向いてしまいます。
打つ距離などによっても異なりますが、
アイアンでグリーンをセンターを狙う場合など
自分のからだやスタンスは グリーンの左端であったり、
場合によっては グリーンの左外を向いてる場合もあります。
次にスタンス、
ボールの飛ばしたい方向を決める スタンス
足、というか 靴の向き ですが、
この基準になるのは 両足のかかと です。
多くの人が 右打ちの場合
左足、左靴 の方を多めに開き、
右足、右靴 の方が少なめです。
この状況の中で つま先がターゲットに向いていると
本当のスタンスは右を向いていることになり
希望の目標方向にボールを飛ばすには
「ひっかけ」を覚えなくてはならなくなります。
また 薄く右を向いていると
感覚的においている ボールの位置が中(右)に
感じてしまうので、前(左)に置きがちです。
これに グリップ・・・左グリップのガブリと深く握りしめてしまう
状態が絡むと 肩は㊧ スタンスは㊨ がより強くなります。
スタンスはボールの左右に対する置き位置と密接に関係があるので
グリップによって肩は㊧ スタンスの基準をつま先、スタンスは㊨
によって ボールの置き位置があやふやになり易く
それはミスショットの誘発します。
✋正直 コースでのショットのミスの半分はコレ だと思います。
皆さんの目指しているゴルフスイングってコレですか❓
ゴルフスイングはその名の通り、
ゴルフクラブと言う道具を使って打ちます。
そして そのゴルフクラブには
距離や弾道、高さなどを決めるロフト角度など
いろいろな機能が付いており、
それを活かして、それを利用して
ボールを打つのを 『ゴルフ』スイング と呼ぶのだと思います。
これって
➀初めてゴルフをする人が 見よう見まねで 棒を振っている
➁先っちょをボールに当てようとする
✋この時点で 道具の機能 は 長さがある というコト
先端に打撃部分がある というコト
以外、動作を作るうえで考慮されていません。
➂ゴルフらしい動きに似せる
➃画像や動画を見て スイングらしいモノ にする
➄からだを使え と言われるから からだを回したフリをするが
棒を振っているの基礎に その量を増やしてるに過ぎず
からだ自体は打つコトにはあまり関係がない
この精度を上げていくコト が 皆さんの目指すゴルフスイング…ですか❓
丹念にレッスンを受けて スイングを造る人も例外
と言う人数です。
おおかた アバウトに 雑誌やネットで
その格好を刷り込み、なんとな~く
出た球を見ながら スイングを形成していく訳です。
つまり スイングにとっての先生 であり
生涯のアドバイザーは
『自分の持っているクラブで打つ』
○練習場で出る「弾道」 というコトに為ります。
先日の記事の続き… で言うと
知らないで使っている 練習場で大半の数を打つ
アイアンのシャフトが オーバースペックな相当硬いシャフト
だとしましょう。 実際にそうです✊
今や 安く売るため、安く買うため、 と
「硬いシャフト、スチールシャフトを使うほど上手」
という カルト宗教の教え を頑なに信じる日本のゴルファーの
ほぼ 全員が その手のスペック です。
硬いシャフトのアイアン には
ものすごく軽く、小振り
重心距離の短い「軟鉄のアイアンヘッド」が装着されています。
硬いシャフト、軽いヘッド のクラブ で
それ相応の距離、それ相応の高さ の球 を打つには
ある程度、速いヘッドスピードが必要 になるので
速いテンポ、速いリズム になり易くなります。
硬いシャフト、軽いヘッド のクラブは双方の相乗効果 もあり
テークバックが速く、早いリズムで 深く なり易い傾向 にあります。
よほど 機械的にスイングを造らない限り
(ジュニアが造っていくような 型を、数で、覚えるパターンです)
弾道を見ながら スイングの是非を構築していくと
速いテークバックの、深いトップの位置が形成されていきます。
雑誌などで かいつまんでみた スイング論 などでは
「からだをまわせ」
「左肩を入れろ」
などありますから 当然、それは助長されていく訳 です。
例外もある とは思いますが、
どうでしょう?
練習場で 自分の周りのゴルファーを見回してみて下さい。
大半が その通り ではありませんか?
これって その言葉の通り
「ゴルフクラブから レッスンを受けている」 のです。
大枚叩いて購入した 自分のゴルフクラブを使って
良い球、良い距離を打ちたい と思うのは
当たり前の感覚で 『自分のクラブを使って どう打つか」
という スイング創りの前提論は 絶対論 なのです。
🚀🚀🚀それは アプローチにも悪い意味で発揮されます。
軽いヘッド、硬いシャフトのクラブで
ボールを打つには 速いスピードが必要です。
しかし 距離の加減 が要になる アプローチとは
半ば 相反する関係です。
本来、速度を遅くしても ヘッドの重量や
シャフトのたわみ~ヘッドの遅れ などによって
ボールは飛び、ボールは浮き、ボールは拾えます。
✋しかし 硬いシャフトによって培われた
ヘッドを返す打撃では
👉練習場で言えば ボールとマットの間、
👉コースで言えば ボールと芝の間、
に ヘッドを滑り込ませなければなりません。
地面にあるボールを拾う ように打つ その打ち方は
イコール ロフトを寝かせて打つ、
クラブを薄べったくして その隙間に入れる その打ち方では
速い通過、急いでインパクトを終わらせないと
だふったり トップは当然、付いて回ります。
✋ご存知‼ とは思うのですが、
ロフト「角度」を寝かす というコトは
イコール 同じ分量 バンス「角度」を増やす というコトで
入射を緩く取り ロフトを増やせば
ヘッドとボールが接触する前に
バンス部(ソール)が地面と 『必ず』 接触します。
形式上、ナイスショットもどき …特に練習場に置いて
そのナイスショットは 絶対にダふったショット
俗に言う 「いっちょ噛み」 の状態になります。
そのショットをしている多くのゴルファーは
自覚は無いかも知れませんが、
ロフトを増やして 上げ目、高めのボールを打つ場合、
遅い速度、インパクト付近で時間を喰えば
トップかダフリになってしまうので
インパクト付近の加速、
もしくは全体に速めのスイングは絶対に必要です。
しかし アプローチショットの距離加減は
ヘッドスピードであったり、動作速度 します。
そのアクセル加減で、スピード加減 で距離を調節するモノです。
インパクト付近の加速、
もしくは全体に速めのスイングが必要な アプローチ の
距離加減は ヘッドスピードや動作速度 『加減』 なのです。
言うなれば 古~~いスポーツカー のような扱いの難しい、
回転数が低すぎると ノッキングやエンストを起こしてしまう、
高回転を得意とする車で 枠のない狭い橋 を渡るような
曲がり角ばかりの狭い道を走るような そんな感覚 に近い のです。
コト この手の問題になると
厳しい言い方ですが、
余計な知識は満載なのに
肝心な知識が空白な状態であると
アプローチの練習を色々な形でするコトになります。
正しい クラブ扱いでは ヘッドは永遠にグリップを追い越しません。
しかし 使っているクラブ、使ってきたクラブによっては
ヘッドがグリップを追い越さないと ボールは飛ばず、
地面にあるボールは拾えず、スライスしか出なくなったりします。
問題なのは
ショット全体を ヘッドターンしないと打てない様な、
ヘッドを返さないと捕まらない様な シャフトの硬さ や
強く打たないと飛ばない ヘッドの軽さ によって
無自覚に作られてしまったコトがベースに合って、
そこから先 部位と言う意味ではない 小手先の技術で
対応するコトが 問題をより深みに追い込んでしまう というコトに
殆ど誰も、ゴルフの業界にいる人間ですら
気付いていないことが 一番の問題 だと思います。