(2012年7月16日(月)発行)(次回7月23日(月)予定)
いやー暑いですね。九州地方では梅雨の豪雨で被害が出ていますが、雨が降らないところは空梅雨状態のように思われます。
九州の梅雨の被害では、よく訪問していた会社は、最大の雨量を記録した阿蘇市乙姫の近くにあります。そのため、会社の関係者の方に被害はなかったかなと心配します。一昨日は京都市北部・亀岡市が豪雨に遭ったようで、京都縦貫道が一部閉鎖され、亀岡市内を抜けるのに2時間ほどかかりました。被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。
さて、今回はトヨタ生産方式の導入の本の3冊目になります。といっても、記載があるのは20pのみですが。正式な本のタイトルが「理論から手法まできちんとわかる トヨタ生産方式」ですので、トヨタ生産方式の導入だけでなく、トヨタ生産方式全体を理解するのに役立つ本と考えます。一度トライください。
1.タイプ
モデルライン型
2.内容
第11章のトヨタ生産方式の導入の、p219~p239に記載があります。
導入のステップは、
(1)トップマネジメントのリーダシップの発揮と目標の設定
(2)導入の進め方の決定
(3)従業員の意識改革と人材育成
(4)プロジェクトチームの編成
(5)モデルラインへの導入
(6)導入の拡大
となっています。ポイントを整理してみると、
①トップマネジメントのリーダーシップ
②従業員の意識改革
③モデルラインへの導入(限定的な導入)
ということになると考えます。
③のモデルラインへの導入の部分に注意すべき記載がありましたので以下に記載しておきます。
「まずはプロジェクトチームのメンバーが導入計画を自主的に立案して指導を受けるようにし、最初からコンサルタントの指示に従って行動するようなことは避けなければいけない。」
3.読書後の感想
従来型の工場では、トヨタ生産方式を一気に導入することは出来ないので、手法の個別の導入と、生産ラインの改善がある程度進んだ場合後の、各工程間のどのようにつないでいくかについても記載がされている。
その点から、従来型の工場での導入のステップとして参考になる部分が必ずあると思われる。
4.本の情報
タイトル:理論から手法まできちんとわかるトヨタ生産方式
出版社:日刊工業新聞社
価格:2200円
出版年:2008年
ページ数:269p
5.著者略歴
名古屋工業大学大学院工学研究科修了後、トヨタ自動車入社。現在、首都大学東京教授。
6.外観
井上三右衛門
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