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「がんばらない経営」 加藤修一 / 経営の本棚

2017年03月26日 | 経営の本棚

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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第242回記事(2015年5月25日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定

 タイトル 経営の本棚 ⑮ 「がんばらない経営」 加藤修一
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 2015年2月2日発行のブログで、私の理想は「頑張らない経営」ですと書きました。その「がんばらない経営」というタイトルの本を本屋さんで見つけましたので、早速購入して読んでしまいました。

 著者は、ケーズホールディングの会長の加藤修一さんです。ケーズホールディングは、電気機器の販売で全国的に知られている、ケーズデンキの持ち株会社にあたります。私のケーズデンキのイメージは、近所で、先に出店していたヤマダデンキの隣に店舗を出店されたため、「競合に喧嘩を売る、チャレンジャブルな会社」というイメージでしたが、本を読んでみてそのイメージが覆りました。

 著者は、経営において一番大切なことは会社が継続することであり、経営を(ゴールのない)駅伝競走にたとえられています。ゴールがないのだから、無理な急成長をするのでなく、ゆっくりと確実に成長することが大切になります。そのためには、あれもするこれもするという「がんばる経営」をするのでなく、着実にできることをやっていく経営を目指されています。これが「がんばらない経営」です。そのため、達成可能な年度(売上)成長率があらかじめ決められています。

 私の考えていたことともほぼ同じであり、参考になる本でした。



データ
 2011年初版
 207p
 定価:1400円+税

目次
 第一章 経営は終わりのない駅伝競走
 第二章 会社はゆっくり大きくするもの
 第三章 会社は脱皮してこそ成長する
 第四章 会社を強くするのは人の力

                                               井上 直久

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