ブーゲンビレア

　　　　　沖縄に行った時、ブーゲンビレアを度々見かけた。
　　　　　ハイビスカスの華やかさとは違うが、好きな花だ。

　　　　　野バラみたいにツルを伸ばして、家々の軒先を彩っていた。
　　　　　ピンク系の赤色が多い？派手でありながら上品さを兼ね備えている。

　　　　　こちらでも最近、見かけるようになったので鉢植えを手に入れた。
　　　　　まだ幹は細いが花をつけている。来年も咲いてくれるだろうか。
　　　　　
　　　　　昨年薄ピンクを買ったがこれは一年きり、今年は葉っぱも出なかった。
　　　　　軒下で静養かな、来年に期待しているんだけど…？
　

　

庭石

　　　　　　我庭に鎮座している庭石１個。３０年も経つと貫禄がついてきた。
　　　　　　知らない間に植物が寄生している。柔らかい石なのだろう。
　　　　　　風情も出てきた。

　　　　　　最初の１年間は玄関先、車の出し入れに邪魔で現在地に移動させた。
　　　　　　奥行き２ｍ位しかない狭い庭、それも日影なのに耐えている。

　　　　　　たくましいものだと褒めてやりたい。雨上がり、水分を十分に吸って元気そう。
　　　　　　自分の存在を自己主張しているみたい。
　　　　　　一度ぐらいは主役もいいだろう。お披露目に相成りました。

　

不良品の交換

　化粧品会社のキャンペーンで日傘をもらった。
　この夏、一回使用しただけで骨が折れる事故。
　全く気づかない内の出来事、あっけに取られた。

　腹が立って苦情の葉書を送った。
　無料の品と言えどもあんなに壊れやすい物は許されない？

　お詫びの手紙と交換品が送られてきた。
　相手の誠意は認めるが、同じ日傘。
　これでは同じ事の繰り返しになりはしないか？
　
　首をかしげながらともかく礼状を書いた。

老眼鏡

　字を見る時は老眼鏡に頼っている。
　眼鏡をかけたまま台所に行った。
　
　ありゃ！ぎょっとするほど汚い。
　散らかってはいないけど、どんより薄汚れてる。
　慌ててそこら辺を磨いたもののショック！　
　
　鏡台を覘いてみると、これも正視出来たものじゃない。
　まゆげはゲジゲジ、口ひげや産毛も波打っていた。
　これで人前に出ていたのか…?

　老眼鏡は悪魔の使い？でも現実は認めなきゃあね。
　時々、老眼鏡で検分の必要性ありと痛感した。

泥棒

　お盆に近所に泥棒が入ったそうだ。
　寝入りばなだったらしくて仏壇を荒らされたとか。
　仏壇に大事な物を入れる人が多いらしい。ご注意を！

　最近、無言電話が頻発して不信感を抱いていたとか。
　泥棒は侵入先を良く調べてから入ったみたい？

　夏場は窓など開けっ放しになりがち。夜中に時々、
　庭先に人の気配を感じた時があったが、気のせいかと思っていた。
　ひょっとしたら我が家も狙われていたのかも？

　そう思うと怖くなって、厳重に戸締りするようになった。
　
　

山火事

　「何だろう？イベントかな？赤い火みたいなのが見えるけど…」
　「あれは火事じゃない？きっと○○あたりよ」
　「でも消防車のサイレンは聞こえないんだけど？」
　
　旦那は一晩中気になった様子で窓から何度も眺めていた。
　ニュースで山火事と知ったけど、見た目よりもずっと遠方の隣町の山。
　子どもの頃、遠足で登った事のある笠松山。標高３５０ｍ。

　３日目の朝、近くを通ったらまだ白い煙があちこちから出ていた。
　広範囲に火が回ったようだ。ヘリコプターも消火中だった。
　昼前から雨、これで完全鎮火になるだろう。一安心。

ミネラルウォーター

　「水はわざわざ買うものじゃない」そう思ってる。
　ミネラルウォターを口にすると、水道水は飲めないそうだ。

　贅沢を覚えると元に戻せなくなるのを恐れる。
　米を炊くのにも水道水では駄目だという人もいる。

　本当にそれほどの違いはあるのだろうか？
　もともと水はあまり飲まない方だから何ら不満はない。

　我が家の冷蔵庫は牛乳と麦茶が入っているだけ。
　それと亭主のビールが存在するぐらい。

　そのまま飲んでも安心な日本の水、これで十分？

庭の花

　去年の夏は月下美人に家中が沸いたものだ。
　今年は全然咲く気配がない。
　
　ハイビスカスは蕾のひとつも付けなかった。
　酔芙蓉も葉っぱが茂っているだけ…。

　朝鮮朝顔は生命力が強いと聞いていたが、
　ツルを延ばすだけ、花はたったの１輪だけだった。

　栄養不足なのだろうか？害虫のせいなのか？
　猛暑の影響かな、根気よく世話するより他無い？
　
　張り合いがない、来年に期待しよう。ため息が出る。

　

毎日が日曜日

　夫に付き合ってお好み焼きを食べに行った。
　「平日はソフトドリンクサービス」と壁に書いてあった。

　横目で見ながら、飲み物は何を頼もうかと思案した。
　夫にも「サービスがあるんだって、良かったね」とささやいた。

　食べ終わっても一向に何も出る気配がない。
　思い切って「ドリンク頂けるんでしょう？」と催促した。
　
　「今日はお出し出来ない日なんですよ」と店主。
　曜日の意識が鈍っていた。今日は平日じゃなかった！

　ちょっと恥をかいたが、粗忽なのは毎度の事。　

お袋の味

　「男の人は母親の味が絶対みたいね」義姉がぼやいていた。
　「我亭主も姑の混ぜ御飯をお袋の味とあがめるわねぇ」

　「うちの子どもはお袋の味って思いつかないんじゃないかな？」
　「我が家も同じと思う。息子二人ともこれが好物ってないもの…」
　
　弁解すれば、兄嫁も私も母親としてさぼっていた訳ではない。
　栄養・経済・時間など考慮しながらそれなりに頑張ってきたつもり…。
　一応、レパートリーも人並みと思っているんだけど、決定打がない？

　今は豊かな時代、飢餓感がない。何時でも何でも食べれるから
　何がご馳走かも分からない。そんな中でお袋の味って言われてもねぇ？
　

オリンピック

　北京オリンピックが開催されている。
　ソフトボールは優勝したが田村、土佐は期待はずれ？

　騒がれ過ぎて重圧に潰されるのか、これらも実力の内。
　勝者と敗者の差は紙一重、伯仲の戦いが多い。最後は運？　　

　国費の持ち出しはいくら位かかっているんだろう？
　制服、合宿代、旅費等々、大勢だから莫大と思う。

　たかが0,01秒の争い、されどなのだろうか？
　水着、靴１足にしても公平とは言えない問題がある。
　
　昔、マラソンでアベベが裸足で走ったのを思い出す。
　

米に虫が

　米びつの中で虫が湧いていた。
　暑い盛りはあまり米飯を食べていない。

　洗米をすると虫が浮かんでくるではないか。
　薄茶の２ｍｍ位の幼虫。気持ち悪い。

　米びつの中にはまだ７～８ｋｇ位、米が残っている。
　虫だけを寄り出して駆除すべきか？
　洗い流せば楽だけど米が濡れるし…。
　
　どうしよう、あきらめて捨てるべきか？
　どなたかいい案を教えてくれませんか。

髪のハンディ

　一ヶ月ほど前、ある男性と親しくなった。
　キャップ・シャツ・ズボン、黒で決めた３０代後半の人。
　ウォーキングで有名なジューク更家に似たカッコイイ男。
　
　昨日、帽子を被らず、平凡な作業着姿の彼を見かけた。
　一瞬、父上様かと思ったほど老けて見えた。
　頭がつるっつる、髪の毛１本も無く光っている。
　落差が激しすぎた～。　
　髪は女の命と言うけれど…男も関係あるんだなぁ。
　とにかく驚いた！　あれほどハンディがあるとは…。
　

頭が空っぽ

　本箱に見慣れぬ新しい本があった。
　山本周五郎「５辮の椿」・津本陽「水滸伝　上・下」
　子どもが帰省の折にでも買ったものかな？

　読み進むうちに「アレッ？」読んだ事がありそう。
　でも筋などがはっきりしないまま読み進む。

　全部読み終える頃にやっと気がついた。
　これは半年ほど前に自分が買ったものらしい。
　
　こんなに見事に記憶が抜け落ちるなんて…。
　一体どうなってるんだろ、怖くなった。
　

Vの字形

　公衆道徳ゼロに近い旦那にも取り柄がある。
　トイレのスリッパだけはいつもVの字型に揃えてる。
　
　次に入る者が履き易い形だ。
　私は急いでいると前後反対のまま出てしまう。

　二人しか居ないけれど、スリッパの形で前使用者が分かる。
　変な所で几帳面なんだなあ、おかしくなる。

　他の面では味噌も糞も一緒の人なのに…？
　その無神経さに腹が立つ時も多いが、トイレは立派。
　見習おうと思うけどついズボラになっている。