菊の即売会

　テレビのローカルニュースで恒例の菊即売会を知る。
　去年は知らないうちに過ぎていたが、大体毎年行っている。

　高校農業科の生徒が丹精こめて育てた草花を即売する催し。
　9時販売開始と聞いていたのでその時間に行ったが既に多数の客。

　懸崖菊が好きなのでお目当て場所に行って物色するつもりだった。
　しかし既に9割以上に売約済みのシールが貼られていた。

　生徒の家族が買うのかな？　開始から10分も経っていないのに…。
　残り物はやはり買う気にならない品、あてが外れてがっかり。

　仕方ないので小菊の鉢植えとか、葉ボタンなどを買って帰った。

計画の中止

　7月から10月末まで瀬戸内国際芸術祭が開催されていた。　
　香川県の小豆島や直島、豊島など７島が会場になっている。

　現代アートが野外に展示されていて著名人の作品もあり話題は豊富。
　夫の里、小豆島の実家のすぐ近くにも作品が展示されているとか。

　墓参りを兼ねて泊りがけで観に行く予定にして楽しみにしていた。
　それが、今回の事故で中止せざるを得なくなった。明日が最終日。

　行けないとなると余計に見たくなるのが人情。
　パンフレットなど眺めているが悔しいかぎり…。
　
　猛暑を避けて気候の良い頃まで待ったのが仇になった？

おかゆさん

　このところ朝、昼、夜とも夫はおかゆを食べている。
　入院した時、絶食の後に出たおかゆが美味しかったとか。

　退院した後もおかゆを炊いて欲しいと要求する。
　別に大した手間でもないので応じているが変人と思う。

　内臓の病気でもないのに…柔らかいドロドロのが良いと言う。
　朝は私は今まで通りのパン食、二通りを準備しているから面倒。

　おかゆだとそれに合う副食がパン食以上に必要となる。
　塩鮭、佃煮、味噌汁、漬物、油断すると塩分が多くなりそう。

　いずれ飽きたと言い出すだろうが、何時までだろうか？

木枯らし1号

　昨日は風がきついと思っていたら木枯らし1号とか。
　道理で今朝も冷え込む筈、室温は15度で曇り空。

　ほんに短い秋で北海道では雪も降っているそうだ。
　早すぎる冬の到来、何となく心細く冬は大の苦手。

　朝から毛布を出したりセーターを出したりしていた。
　去年の服が今年も着れるかなど試着しようと鏡の前に立つ。

　しかし連発にくしゃみが出る。早々にあきらめる事にした。
　風邪を引いては元も子もない。続きは暖かい日に改めて…。

　今夜は鍋物にしよう。よそ様の家も鍋物が多いのでは？

散髪まがい

　次の日に散髪に行く予定だった前日に夫は怪我をした。
　それでなくても毛深い人なので延期となると見苦しい。

　今日は私が思い切って目立つ所だけ散髪する事にした。
　耳にかかった髪、襟足のもじゃもじゃ毛が汚らしい。

　ケープを掛けさせて座らせる。鋏でジョキジョキと刈る。
　直毛の私のとは違って、くせ毛で柔らかいので切りやすかった。

　トップは禿げ故、そのまま。後頭部は虎刈りになりそうでパス。
　不器用な私のする事だから大雑把、最小限に止めるのが無難？

　蒸しタオルで拭いて終わり。少しはマシになった気がする。

湿布の敵

　夫が日に何度も湿布を貼ってくれと頼みにくる。
　腕や肩に青あざが出来ていて刺青みたい、痛そう。

　打撲はすぐには痛みが引かないと医者は言っていた。
　家では湿布を貼るぐらいしか手当てのしようがない。

　ところが困った事がある。毛深さが災いしている。
　毛の為に貼っても貼ってもすぐに剥がれてしまう。

　ネットや包帯を巻きつけたりしているがそれもずれる。
　頭は毛が薄いのに、首から下はフサフサなのが皮肉。

　どうせ無駄と思いながら、一応は要求に応じている。

美容院選び

　カットに行ってきた。ここ数ヶ月前から行き始めた店。
　店舗も新装で店主は大人しそうな人、一人で切り盛りしている。

　以前の店は腕は良いが、時にどちらが客か分らない態度が不快。
　繁盛しているからって油断している節が無きにしも非ず？

　たとえ私一人行かなくても痛くも痒くない事ぐらいは分っている。
　一言文句を言って決別しようかとも思ったが、余計な争いは無益？

　美容院は掃いて捨てるほどあるから、行かなければいいんだ。
　商売は難しいと他人事ながら思う。特にサービス業は大変と思う。

　お互いの相性もあるが気持ちよく付き合える店に出会えると幸運。

保険の勧誘

　「○○保険ですが…」二人連れの女性が来て名刺を差し出した。
　「お宅のはこの間、満期になったわ」と言ったのに別口を勧める。

　「折角だけど、この先10年も生きてないと思うから要らない」と断る。
　「まだお若くてこれからですよ」お世辞を言って2人組は尚も居座る。

　「明日が分らない身よ！今度、来た時はもう死んでいるかもよ」
　「何か悪い御病気でも？」不安げに彼女たちは顔を見合わせて尋ねる。

　「ご想像にお任せするわ。時間がないの」意味深な言い方をしてやった。
　「お大事になさって下さい」彼女たちは驚いた様子で引き上げて行った。

　嘘を言った覚えはないが撃退に成功。でも何だか面白くなかった。
　

血圧が上がる

　16日以来、生活のペースが狂ってカリカリしている。
　夫の病院通いに付き合っているとストレスが貯まる。

　半日以上の時間を潰され、その間ざわつく廊下で待たされるのは疲れる。
　今日はやっと会計に辿りついたもののうかつにも千円多く払いすぎた。

　係の言うがまま支払った。帰宅して伝票を見て間違いに気がついた次第。
　すぐさま電話したが、大勢の患者ゆえ水掛け論みたいではっきりしない？

　私がその場で確認しなかったのが落ち度、結局うやむやのまま引き下がる。
　夫は傷が痛むらしくて一日中不機嫌、私も血圧が上がっているのが分る。

　夫婦喧嘩している雰囲気で家の空気が重い。気分を変えなくちゃぁ！
　

蚊とコタツ

　最近、夜は足元が冷えだしたのでひざ掛けをしていた。
　しかし今日は雨も降り、気温が下がって昼でも寒かった。

　我慢出来ない程でもないが、この際コタツを出す事にした。
　弱にして薄布団をかけて座るとほっこりして良い気分。

　毎年11月半ばに出していたような気がするが、早目の出番だ。
　夕食を終えて本を抱えて座ったもののウトウトしてしまった。

　夫の怪我に伴う通院に付き合ったりしているので少々疲れ気味。
　蚊の羽音で目覚めたが、既に眉の辺りを食われて痒い。

　夏と冬が同居の居間で、蚊も暖を求めて来たのだろうか？
　

偏食に悩む

　今日は食べ物の件で夫と言い争いをした。
　若い頃も結構好き嫌いがあったが年取る毎にひどくなってきた。

　夏は暑さのせいもあったろうが、涼しくなった今も相変わらず。
　「あれもこれも嫌、それはもう飽きた」など文句ばかり言う。

　夫の食べそうな物を作っても、見ただけでそっぽを向く日が多い。
　野菜の煮物など手間隙かけているのに箸もつけないで残したりする。　

　「もう勝手にすれば～」投げ出したくなる。私まで食欲が落ちる。
　夫の食べる物は限られているから栄養が偏っているのは明らか？

　「今更栄養なんてどうでもいい」と言うが、そういう訳にも行かない。

長い待ち時間

　入院が苦手で2泊3日で退院してきた夫の通院が始まった。
　傷の消毒と理学療法（リハビリ）に来るように言われている。

　朝早々に受付を済ましたが、大勢の患者でごった返していた。
　病院は建て増しが続き、まるで迷路みたいな造りになっている。

　夫は勝手にうろつき、呼ばれた時も居なくてアタフタしたりした。
　慣れてくれば要領も分るのだろうが、最初は戸惑うばかり。

　受付→外科→リハビリ→会計→薬局。全部終わると2時を過ぎていた。
　各所でうんざりするほど待たされ嫌になったが、夫は気にしない。

　「家に居ても暇なんだから」と呑気。隔日の仕事になりそう。

強運の眼鏡

　強運と言うべきか奇跡と呼ぶべきか幸運な事があった。
　夫が川に転落した時、救急隊は落とし物も引き上げてくれた。

　人間優先だが自転車や帽子、前籠に入れていた物なども。
　夫のポケットに入っていた小銭まで丁寧に拾ってくれた。

　もう何も無いと思っていたのに眼鏡がない事に病院で気付いた。
　病院に駆けつけてきた長男が自転車を引き取りがてら捜しに行った。

　もし見つかっても壊れているに違いない。踏み潰されていると思った。
　無駄な努力と思ったが、使える状態で出て来た。これには驚いた。

　本職の人が見落としていたのに、よくぞ無傷で見つかるとは感激！

　

秋の収穫祭

　日曜日は知人が誘ってくれた秋の収穫祭に行く予定だった。
　芋掘りや他にもイベントがあるらしいので楽しみにしていた。

　それなのに土曜日ハプニング発生で予定は中止の羽目になった。
　夫が自転車を道連れに川にダイビング、打撲と擦り傷を負ってしまった。

　現在検査入院中、大した事はなさそう。2～3日で退院予定、心配は無用！
　本人はしばらくの間、体中がきしむと思うがそれで済んだのは強運と思う。

　今回は近所の橋の上でよろめいて転落とか、深さ2ｍほどの小さな川。
　幸い水門が開いていて川の水がほとんど無かったので軽症で済んだ？

　昨夜は私も病院泊まり、今は着替えを取りに帰宅中、人騒がせな男！

日帰り旅行

　秋晴れに恵まれた先日、日帰り旅行をしてきた。
　鳥取県の境港港と花回廊がメインのバス旅行。

　境港は今は誰もが知っている漫画家・水木茂の故郷。
　商店街はゲゲゲの鬼太郎関係で盛り上がっている。

　平日だったから人出は心配するほどの事はなかった。
　「水木茂様さまだね」と言いながら見物してきた。

　鳥取花回廊も遊覧車で園内を回る趣向もあって十分に楽しめた。
　今はサルビア、コスモスなどが見事、手入れが行き届いて美しい。

　荷物も少なく身軽なのが日帰りの良い点、費用が安いのもいい。