暗いニュース

　家に引きこもっている大人が60万人以上も存在するそうだ。
　引きこもりは思春期を中心とする問題と思っていた。

　想像しただけで気持ちが重くなる。重大な社会問題！
　いい歳をした大人が仕事もせずに家に籠っているなんて？

　大半は老親に養ってもらっていて親の苦労も絶えない。
　単に甘ったれているように思えるが本人も苦しんでいる？

　そのような状況に陥る背景は個人の資質だけではなさそう。
　社会問題に違いないがどう対処すべきか一筋縄では行かない？

　就職氷河期につまづいた人も居るそうで他人事と思えない。

値上げにムッ！

　週に1、２回通っていた直売所の喫茶室が値上げしていた！
　モーニングが一人550円だったのが600円になっている。

　50円高くなった事は２人で行くのだから100円余分に必要。
　通い始めた2年程前は確か１人500円２人で千円だったのに。

　何もかもが値上げの時期だから仕方ないのかも知れない？
　でも安易に便上げしたのではなかろうかと疑いたくもなる。

　パン2個とコーヒ、生野菜、今まではそれ相当と思っていた。
　600円となると考える。わざわざ行くほどの事もなさそう？

　ささやかな楽しみを奪う値上げにムッ、600円なら他もある！

突然の電話

　夜8時頃電話が鳴った。どうせセールスの電話だろう。
　そう思いながら出ると聞き慣れた知人の声で「元気？」

　50年も前の話だが都会に居た頃、アパートが同じだった人。
　私とはあまり親しくなく、むしろ姉の友達と言うべき女性。

　お互い故郷に戻ってはいるが普段の付き合いはほとんどない。
　選挙の時だけ投票依頼の電話がかかる。93歳になったそうだ。

　「夢を見たのよ！若かった頃のアパートの事、楽しかったね」
　それで思わず電話したくなったと言う。人恋しくなったようだ。

　松山で一人介護付き老人ホームで暮らしている、色々想像する。

お互いに大変

　向かいのお宅は60代と90代の2夫婦が2世帯住宅で暮らしている
　半年程前から時々、ディサービスの車を見かけるようになった。
　
　見送りに出た若奥様と玄関先で顔を合せたので少し立話をした。
　親2人共に痴呆が出始めたのでディで世話になっているとの事。

　「体は元気だけど5分前の事を忘れるのよ」と苦笑いをされる。
　「うちはね、物忘れは無いけれど知能は子供並みかしら？」

　我夫の事も正直に話した「体も不自由だから手がかかるの」
　どちらが良いとか決められないが「お互に大変ね」になった。

　今後ますます大変になりそう？「頑張りましょう」で別れた。

今年の土筆

　今年は花粉症がひどいので外での土筆摘みは控えていた。
　毎年1～２回は卵とじを作って春の味を満喫していたのに。

　川沿いにニョキニョキ伸びる土筆は可愛らしく健気で好き。
　春を代表する土筆摘みは楽しみの一つなのに今年は見るだけ！
　
　たとえ摘んでも袴取りの手間を考えると億劫さ等も先に来る。
　友人宅に持って行ってあげれば喜ぶだろう。でも気力がない。
　
　体調不良とまでは言わないがこの春は頭がスッキリしない。
　集中力に欠けてぼんやりしている。自分が自分でないみたい？

　そうこうしている内によその人が全部摘んで行ってしまった。

災害用備蓄食品

　災害用備蓄食品の点検をしていたら消費期限済のがあった。
　食料品は5年程大丈夫らしい、でも5年ってすぐに過ぎ去る。

　古くなった物を新しいのに入れ替えねばならない。
　とりあえず古いのを出してどんな味なのか食べてみよう。

　セットになった災害用持ち出し袋を購入したまま放っていた。
　中味は何が入っているかは知っていても詳しくは知らない。

　食料は缶詰とかレトルト品が数種、エビピラフを食べてみた。
　熱湯を注いで15分待つ、或いはレンジで3分、後者で試みた。

　食べられない事はないがお粗末で不味い！でも贅沢言えない？

ドライブ好き

　久しぶりの晴天、風も無く穏やかなお天気は気持ちが良い。
　夫の眼鏡を作りに行く予定だったのに本人は気が進まない？

　「お天気の良い内に…壊れてからでは困るよ」と言うのにNO。
　最近の夫は下車に手間取るのと慣れない場所や人の対応を嫌う。

　無理強いする事もない、また別の日にすれば良いと予定変更。
　ドライブ好きで毎週行く直売所などには喜んでついてくる。

　しかし目的地についても車の中で待っているだけが多くなった。
　以前みたいに店内を見て歩こうとしない。足腰の弱りが心配！

　車中での会話もなくぼんやり外を見ている。それが好きらしい。

反応しない

　ディに行く夫に靴を履かせていたら靴下が濡れていた。
　「ビチャビチャだけど、どうしたの？」と聞くが無反応。

　脱がしているとズボンもズボン下もパンツも濡れていた。
　「おしっこ間に合わなかったの？」私の問いに答えない。

　今までなら失敗した時は私の所に言いに来たのにおかしい？
　日に2度も着替えをする人が汚れたまま出かけるとは思えない。

　失禁に気付かなかった？そう考えるのが妥当の気がする。
　急いで着替えさせたがまるで他人事のようにされるがまま。


　恥じてる様子もないし私の方が面食らった。この先が心配。

余分な切手代

　知人からこの時季にふさわしい絵葉書が届いた。
　花の水彩画で美しさに見惚れる。とても嬉しい。

　裏返して見れば切手もその絵にふさわしい図柄で素敵。
　彼女の美的センス、こだわりを感じて何度も眺めた。

　でも葉書は62円切手でいいのに80円のが貼られていた。
　以前も同じ事があった。気になったので本人に尋ねた。

　「切手代間違えたの？余分に貼ってたわよ。勿体ない～」
　「切手代は知ってるけど買い置きのがあるから…いいのよ」

　面倒なのは分かるが、私なら郵便局で交換してくる。

人手不足

　9時、開店を待ちかねて美容院に行くと2番目だった。
　いつもは6，7人は居る美容師さんが今日は二人しかいない？

　「今日は人が少ないわねぇ」と聞くと「祭日ですから…」
　そこの美容室は子持の人が多く祭日は休みたがるそうだ。

　人手不足なので相手の条件を入れないと居ついてくれない？
　「客は祭日の方が多いから困るのよねぇ」と店長さんは言う。

　待ち客が多いと雑な対応をされやしなかと不安になる。
　でも仕事の流れでいつもよりも時間はかかったが大丈夫。

　サービス業は人手不足が大問題、間近な所で見聞した。

思い込む？

　明日は旗日なのでディは休園、それで今日振替にして貰った。
　昨夜、その事を夫に何度も説明して理解していた筈。

　ところが今朝になるとあやふやな様子なので又、説明した。
　振替日は私が送迎する事になっているので施設に向かった。

　下車した夫はディ施設ではなくて同じ敷地内の病院に向かう。
　違うと言っても強引に診察室に行って先生を探そうとする。

　途中、ケアマネさんに会って「今日はディよ」と注意される。
　それでもなかなか納得しようとしない。頭がどうかしている？

　心配していたが迎えに行った時は普段通りだったのでホッ！

お供え物

　春分の日が近づいているのでお供え物を届けなくちゃぁ。
　毎回、何にしようと悩む。当地はこれと言う名物がない。

　大抵は無難な饅頭類にしているが今回は変えてみようか？
　「もち吉」のチラシが入っていたので検討しその気になる。

　もち吉は煎餅やおかきの店で全国に200店舗以上にある筈。
　夫の里にも多分あるだろう。珍しくないが他に思いつかない。

　私が煎餅やおかきに関心がないから人様も同じと考えがち！
　特に嫌いでもないがこういう機会でないと店に行く事はない

　相手は歓迎かガッカリするか分からないが気持ちを届ける。

忘れ物

　今日はディ終了後に夫が額の傷の抜糸をして貰う段取り。
　午後3時に病院の待合室で夫と落ち合う約束をしていた。

　病院とディが同じ敷地内にあるのはこういう時に便利。
　体調が悪くなってもすぐ診てもらえるのも安心で有難い。

　予定取り抜糸も終って、戻って来たが忘れ物に気付いた。
　夫がディに行く時のバッグを待合室の椅子に置いてきた？

　連絡帳と着替えが入っているだけで大事な物など何もない。
　受付の人に電話をして「次回のディまで預かって」と頼んだ。

　鞄の中身を知らないからか相手は慎重な受け答え、笑えた。

病的に眠い

　このところの強風にあおられたのか花粉症が悪化した感じ？
　鼻水が止まらない！鼻水の拭きすぎで鼻の下もただれて痛む。

　なるべく薬は飲まないでおこうと思うのに我慢も限界？
　朝食後、鼻炎薬を切らしていたので風邪薬も同じと服用した。

　30分もすると効いてきて楽になったので買い出しに行く事に。
　帰路、眠くなったが薬のせいと分かるので油断しないでいた。

　無事戻ってはきたが、昼食後は椅子に腰かけたまま寝入る有様。
　結局、家事など最低限の事はしたが今日一日何も出来ずじまい。

　薬で楽になるのは助かるが効き過ぎも怖い。4月を待ちかねる。

同意書にサイン

　冬に戻ったような寒風の中、デェの送迎車を待っていた。
　やっと来たかと思ったら職員が書類を広げて何か言い始めた。

　「年に1度の見直しですが…」利用料値上げの話とピンと来る。
　「寒いから読んどくわ、サインすれば良いんでしょう？」

　そう言って預かった。中を読むまでもなく値上げの同意書！
　素直にサインをして捺印しておいた。反対が通る訳もない。

　「嫌なら来ないでほしい」と言うだけの話で最初に結論ありき？
　利用料の値上げそのものは騒ぐ額ではないが、それだけでない。

　最近は何もかもジワジワ値上げ傾向、仕方ないにしても不安。