月末の日曜日

　消費税UPを二日後に控えた日曜日、どこも混雑すると思っていた。
　朝、ガソリンを入れておこうといつもの店に行ったが変わり無し。

　１L￥150で入れた後、他のスタンド数軒は＠145等々で損した気分。
　直売所巡りもしたが相変わらずの盛況ぶりで特に変わりはなさそう？

　今まで安いと通っていたスーパーは税金の件で今回気付いた事がある。
　そこの提示価格は税抜き額だった。そうとも知らず他店と比較していた。

　それならば安い筈、レシートは見ていたのに外税とは気付かなかった。
　今後は内税と外税などにも注意しながら買い物をしなければならない。

　夕方、近くのマーケットでは普段はガラ空きなのに驚く程の客が居た。

　

　


　
　

内緒はバレバレ

　２日ほど前、夫の里から今期最後の蜜柑が送られてきた。
　実家は昔からの蜜柑農家なので夫はその蜜柑を喜び自慢する。

　果物好きで特に蜜柑は食べだすと夫の胃袋は底なしになる。
　今夕あたりで終わりと思っていたのに朝食前にもう空っぽ！

　
　「朝から全部食べてしまったの」と聞くと曖昧な返事だった。
　ディに持って行くバックがいつもより重いのでピンと来た。

　職員に上げようと私に内緒で蜜柑を数個、鞄に忍ばせた様子。
　ならば食べるのを控えて配るに足りる数を残しておくべき！

　嬉しそうに差し出す夫の姿が目に浮かぶ。内緒はバレている！

　

消費税８％間近

　４月１日より消費税がUPするのは知っているが腹立たしい。
　年金受給額は以前より減少しているのに…老人いじめか？

　福祉の財源確保と聞いているが無駄使いをもっと検討すべき！
　民主党が政権を担っていた頃、派手なパフォーマンスがあった。

　名は忘れたが丁々発止の攻防戦があって無駄を弾劾していた。
　あの調子で大ナタを振るってほしい。安易に増税すべきでない。

　８％に備えて買いだめする人が増えている。私も対策を考えた。
　洗剤とかペーパ類等を多めに買い、夫のシェイバーも買い換えた。

　防衛策は限られるが月末はスーパも駆け込み客で混雑するだろう。

　

私家本第２弾

　昨年の今頃、趣味で書き散らかしたエッセイを自費出版している。
　初めての事だったが割合好評で「面白いね、来年も期待してるわ」
　

　お世辞と分かっていても、お褒めの言葉を頂くと嬉しかった。
　しかし誤解から人間関係がもつれてしまう不祥事も生じた。

　小遣いをはたいてその上、悔しい想いをするなんて割に合わない！
　自分の力不足を棚に上げて後悔に似た気分に支配されたりもした。

　それなのに時間が経過したら「今度はもう少しましな物を…」と思う。
　２弾目は新鮮味が落ちるのは必須。自分の為の冊子で構わない。

　今回は全過程手作りで頑張ってみよう。果たして実現するか？
　
　

桜はまだ先

　今朝の新聞に高知県の染井吉野が満開という記事が載っていた。
　開花も日本一早かったと報道されていたから、納得できる。

　近所の屯田川土手は地元では知られている桜の名所、毎年賑う。
　高知県が満開ならこちらでも少しは咲いているかもしれない。

　そう思って歯医者の帰りに夫と様子を見に行ってみた。
　車中から眺めただけだがまだ咲いている気配はなかった。

　婦人会の人々がテントを張ったりして花見客受け入れの準備中。
　例年だと満開は４月に入ってから。今年もそんなものだろう。

　高知と愛媛は地図上では背中合わせなのに気候等は大差がある？

　

土筆の卵とじ

　ここ１０年程、毎年春になると１度は土筆の卵とじを作っている。
　驚くほど美味しい物でもないが季節の味として食卓に出している。

　家の前の川沿いは隣のお婆さんが生前楽しそうに摘んで居た処。
　声高に大笑いするパンチのある人だっだ。ハンテン姿も懐かしい。

　
　その方が亡くなられてから私がバトンタッチした気分で摘んでいる。
　そろそろ摘む時期かなと思っていたら息子が土筆を貰ってきた。

　
　「有難いけど袴を外すのが面倒なのよね」と言うと手伝ってくれた。
　彼の幼い頃は作った記憶はない。土筆など食べる発想もなかった。


　都会生活の長い彼は土筆など食べた事があるかな？今夜の１品。

　　

　

私は山姥か？

　夫の髭を剃っていた時に目が合った。私の顔を見て言う。
　「今気が付いたけどあんたの眉は黒だったんだ。ああ驚いた！」

　夫は心底驚いたような口調で何度も同じ事を繰り返す。
　「何を言うのかと思ったら…誰でも眉は黒でしょうが？」

　「いや、頭髪と同じく眉も白いと思いこんでいた」と言う。
　毎日顔を合わせているのに…私は開いた口がふさがらない。

　見ているようで案外人間って何も見てないのかも知れない。
　確かに眉にも白いのが混じっているがどう見ても黒なのに。

　それにしても頭も眉も白なら私は山姥か？そんなのお断り！

お彼岸

　「暑さ寒さも彼岸まで」今年はそれが当たったようで寒さも去った？
　２，３日前まではぶり返しの寒さで縮こまっていたが今日は平年並み。

　厚手のコートを脱いで身軽い格好でお墓参りする事が出来た。
　仏壇にお供え物は届けていたが墓参りが後回しになっていた。

　今日は最終日だから、どんな事があってもと思って腰を上げた。
　毎回、決まった数ルートを回る。終わると不思議と気持ちが安らぐ。

　私たちの墓は１５年程前に建立しているが、まだ仏は入っていない。
　夫か私かどちらが先だろうかなんて思いながら掃除だけしてきた。

　お墓参りは故人との対話、供養よりも願い事を頼んだりしてしまう。

コブシ咲く

　すぐ近くの通りはコブシ並木になっていて白い花が5分咲き。
　枯れ木と見ていたのにいきなりパッと開花するから驚かされる。

　コブシが咲くと毎年春到来を実感する。その次は桜と続く。
　春爛漫の桜は日本人の心を魅了する。私の心も浮かれだす。

　庭では秋に植えたチューリップがモコモコと10㎝程伸びてきた。
　まだ蕾もつけてないが数少ない我家の花の一つで咲くのが楽しみ。
　

　この数年、ガーデニングは休憩状態で庭は殺風景極まりない茶色。
　どれも枯らして放りっぱなしだったがそろそろ手入れしなくては…。

　そう言えば家の中も花を飾ってない。気持ちの余裕がない証拠？
　

　

　

馬鹿もん！

　もう腹が立つやら、怒るのも馬鹿らしくて勝手にしろの気分。
　先週頃から「あれっ、ちょっとおかしい」と思う事があった。

　「何だか赤い顔をしているけど熱があるの」と案じていた私。
　「寒いから血圧が上がっているだけだろう」と答えていた夫。

　今朝、晩酌をするコップが汚れたままに気付いたので問うた。
　「まさか盗み酒をしてるんじゃないわよね？」半信半疑で聞く。

　「そんな事する訳がない」と否定したが前科があるので要注意。
　寝ている筈の夜中に台所で物音、現場を押さえて没収破棄した。

　体を気遣ってのアルコール制限なのに…馬鹿もんには謹慎の罰！
　
　

　
　

男の４２歳

　長男が先日１３日で４２歳の誕生日を迎えている。
　男の４２歳は厄年、民俗行事で厄払いをする年令と言われる。

　昔は人知れず褌を氏神様に落したそうだが現在は銭が大半とか？
　日常身に着けている物を捨てる事によって厄をも払う発想。

　４２はシニ・死のごろ合わせにすぎないと本にも書いてあった。
　私は不謹慎かもしれないが迷信みたいな事にはあまり興味がない。

　ただ、年齢的に働き盛りだから体調には気をつけてもらいたい。
　「お父さんが大病した年だから無理はしないでね」と伝えた。
　
　嫁さんのお母さんがお守りを持参したそうだ。気持ちは有難い。

薩摩芋

　２，３年前から夫は薩摩芋に凝りだしてあきれる程食べる。
　便秘解消、手づかみで食べやすい、甘い等がお気に入りの理由。

　今では週の内の半分ぐらい、夫の主食は薩摩芋になっている。
　「飽きないの」と心配しても「全然！」と返事が戻る。

　大抵は蒸かし芋だが時には芋粥を希望する日もある。
　私は胸につかえそうなので薩摩芋はあまり好きではない。

　徳島県の鳴門金時を買っている。ちょこ買いは面倒なので５㎏箱。
　サイズや時期によって価格の変動はあるが割合馬鹿にならない？

　昔は「芋なんて…」と１段低く考えていたが今はお米以上の値。

　
　

　

甘栗のお裾分け

　東京在住の長姉から浅草イシイの甘栗を送ってきた。
　その店は有名だそうで姉のお気に入り、事ある毎に送ってくる。

　私は正直申すと甘栗は好きでも嫌いでもない。買ってまでは…？
　ただカニと同じで皮を剥くのが面倒、その気持ちが先に立つ。

　今回は他の菓子もあった為か0,5kg程の小袋、それを３等分した。
　我が家でその一つを食べる。夫は皮を剥いてあげないと駄目で面倒。

　友人宅に行く用事があったので、もう一つをお裾分けに持参した。
　残りの一つは丁度、お隣さんが珍しい物を下さったのでお返しに。

　ほんの少しのお裾分けだったが先方にも喜ばれて良かった。

　

春は曙

　今日は清少納言〝枕の草子″の書き出しが頭に浮かぶような陽気。
　朝食時はストーブの世話になったが昼はさすがに結構と思った。

　花粉飛散はひどい。私は今年、軽症と思っているがくしゃみが襲う。
　そろそろ厚手の衣類を片づけようと洗濯機を複数回まわしたりした。

　万国旗のように干したのはいいが、空は薄らぼけで乾きを心配する。
　花粉かスモッグか或いは大陸のからの黄土かP２何とかの影響か？

　休憩タイムは気付くとウツラウツラ居眠りの世界に入っていた。
　その延長で頭ぼんやりの半覚せい状態が続き、夜の読書も進まず。

　今夜は早寝の予定、それでも明朝は春眠暁を覚えずだろう。
　

　
　
　
　

鎌田實講演会

　今治済生会病院は地域のガン治療の拠点病院に指定されている。
　今日は在宅緩和ケア推進モデル事業の一環で市民講座の日。

　諏訪中央病院の鎌田實氏の「自分らしく生きる」講演が目玉。
　私は有名人に会いたい、単純な動機の参加だったが良かった。
　

　　　
　死は忌むものではなくて正面から向き合って準備しておきべき事。
　それが本人にも残された者にとっても満足な死に繋がる大事な事。


　「相手を思いやる心がお互いを幸せにする」そんな話もなされた。
　済生会を軸に緩和ケア事業が今治にも広がるそうで、頼もしく思う。

　避けられない死だからこそ最後は笑顏と感謝で迎えられればいいな！