パスワード

　お気に入りの通販で衣服を注文しようとしてログインを試みた。
　ところがパスワードが間違っているのか反応しない？

　何度やり直しても拒否される。訳分からなくてイラつく。
　電話注文だと送料が高くなるのでネットで注文したいのに…。

　ネットでは何かとパスワードが求められるから数か所登録済み。
　同じパスワードは避けるべき、それで変えると覚えられない。

　それでメモっているがそれでも間違う。メモなしではお手上げ！
　便利なようでいて不便。最初のブログも開けられないままでいる。

　高齢者の死でPCを開けられない深刻な問題などが生じているそうだ。

春景色

　間もなく2月も終わる。3月一杯は例年ならまだ寒いはず？
　しかし今日などは春の暖かさで部屋の暖房を切った位だ。

　花粉なのか霧なのか分からないが空はどんより霞んでいる。
　黄砂が頭をよぎるが報道ではそのような事はまだ聞かない？

　花粉を避ける為になるべく外に出ないようにしている。
　庭にもほとんど出ないが玄関先のチューリップを気にする。

　今年も駄目かと案じていたが3㎝程顔を出していたので万歳！
　本来なら沈丁花も咲く頃だろうのに昨年枯らしたのが残念。

　散歩道の辛夷は蕾がびっしり、満開の菜の花も春の景色。

金銭感覚の違い

　新聞の1面を使ってPAPASの広告が載っていて目を引いた。
　PAPASなんて私は知らないが男物のブランドらしい？

　一人の老人がアロハを着用してそれが様になっている。
　お洒落を感じさせる着こなしにどれどれと眺めた。

　元々格好良い人がモデルなら関心を持ったりはしない。
　しかし何処にでも居そうな人の普段着姿が素敵に見えた。

　こういう風なお洒落を夫にもさせれば爺むささが薄らぐかも？
　アロハ、麻セータ、パンツ、マフラーで1６万、帽子12万円等。

　私の金銭感覚ではNOだが抵抗なく買う人も居るのだろう。

桜餅・鶯餅

　店頭で桜餅を見かけたのでおやつに買ってきた。
　鶯餅の若緑、桜餅の桜色は春を感じさせてくれる。

　本当は鶯餅の方が好きだが今日は置いてなかった。
　和菓子屋に行けば両方ともあるのだろが桜餅で我慢。

　私は餅っぽい和菓子が好き、5月の柏餅等も歓迎する。
　これらを食べると甘党だった晩年の父を思い出す。

　真面目で趣味もなく働きずくめで一生を終えた人だった。
　楽しみは夕食後の和菓子と濃いお茶、そんな記憶がある。

　特に鶯餅が好物だったから私もそれに影響されている。

おっぱい

　夫の部屋に見かけない物が置いてあった。大人のおもちゃ？
　ゴム製のおっぱいで乳首もついているピンク色したボール。

　「これどうしたの？」夫に聞くとニタリ顔で２階を指指す。
　握力をつけるのに良いと思って息子が買ってきた物らしい。

　
　仕事の行きかえりに父親の部屋を覗く息子がやってきて言う。
　「これをニギニギするんだよ。リハビリだから、飽きないだろ」

　息子の姿が見えなくなった途端に病人はそれを離してしまった。
　「折角だから頑張らんと！」と言うと「気色悪い」と苦笑する。

　夫の本心は分からないが笑える。息子も息子だが男の考える事！

痴呆の兆し？

　先日夫が救急車の世話になった時、近くの人が見ていた。
　夫の怪我を心配して退院後に家に訪ねて来てくれたりもした。
　
　「ご心配をかけましたがもう大丈夫です。ディにも通ってます」
　お礼の挨拶をした。その数日後又もや散歩途中で顔を合わせた。
　
　目礼で通り過ぎようとしたら「抜糸は終わったの」と聞かれた。
　「はい、無事に終わりました。色々ご心配をかけました」

　「大事に至らなくて良かったわねぇ」と喜んでくれたりもした。
　そんな会話を交わした翌日、顔を合わすとまた同じ事を聞かれた。
　
　今日も又、少し変ではと思う。痴呆？しっかり者だったのに…。

癌は2人に1人

　水泳選手の白血病、歌手の舌癌公表が話題になっている。
　今は２人に１人の確率で癌になるそうで怖いと思う。

　私の周りでも癌経験者が多くいる。決して他人事でない。
　10年前に大腸癌で義兄を、昨年は膵臓癌で義妹を失った。

　兄も舌癌、喉頭癌の義妹、２人とも手術成功で現在健在。
　胃癌だったが早期発見で完全復帰している知人もいる。

　子宮癌や乳癌は珍しくなくて手術を受けた人を数多く知る。
　親しい友人の旦那様は肝臓癌転移でつい最近亡くなられた。

　今や日本人の死亡原因の大数は癌関係ではなかろうか？

花粉症始まる

　数日前から花粉症の兆候が表れて鼻がムズムズしだした。
　４０歳頃に急に発症してそれ以来、困らされている。

　昔ほどひどくはないが年によって程度の差はある。
　花粉飛散状況を気にしながら４月中旬に収まるのを待つ。

　「歳を取れば軽くなるから大丈夫よ」と言う人もいる。
　免疫力が付くのかも知れないが恩恵は感じられず憂鬱。

　雨の日は楽だが今日のように風が強いと症状は悪化する？
　くしゃみ鼻水、涙目が止まらない。我慢できずに薬を飲む。

　薬局で眠くならないと言われたが頭は本調子ではない。

静脈浮く手

　爪を切ろうとして自分の手をしばしの間眺めていた。
　今夜は静脈が浮いて常よりも汚らしく感じて嫌になる。

　何故か日によって静脈が目立つ時とそうでない時がある。
　老人特有の現象と思う。手は私のコンプレックスの一つ。

　元々綺麗とは言えない武骨な手なので人前には出せない。
　働き者の手、誇っても良いのに好きになれないでいる。

　白魚のような指、シミ一つない人の手に出会うと見惚れる。
　顔は化粧でカバーできるが手は間断なく使うから地のまま。

　せめてネイルと思うがすぐ剥げてムラになる。返って汚い？

白髪二人連れ

　直売所で買い物をした時貰ったスクラッチくじは２等！
　直営する焼肉店での食事が２割引きになるそうだ。

　焼き肉店に一人で行くのは様にならない？
　急に友を誘い出すのも悪いので弟に声をかけてみた。

　気持ち良くOKの返事、昼食を兼ねて二人で出かけた。
　71歳と75歳の男女二人は共に総白髪だが顔は似てない。

　他人は私たちの事をどういうカップルと思うだろうか？
　冠婚葬祭以外に二人で歩くなんて珍しい事、少々面映ゆい。

　誘ったのは私なのに弟が支払ってくれた。肉親だから甘えた。

我ながら鈍臭い

　夫婦で週１回ほどの割合で行く直売所の喫茶店での出来事。
　注文するのはいつもモーニングセット１人550円×2＝1100円。

　レジできちんと払ったつもりだったのに50円不足と言われた。
　100円玉と50円玉を間違えたようで「ごめんなさい」と謝まる。

　小銭は500円しかなかったのでそれを出そうとしたら落下した。
　慌てて拾って「歳を取ると鈍臭くて嫌ねぇ」と弁解する有様。

　相手はウンザリしているだろうのに愛想笑いをしてくれた。
　釣銭を受け取って財布に戻そうとしたら又バラまいてしまった。

　確実に老いがしのび寄っている証拠。己の鈍臭さに自己嫌悪！

薄めた日本酒

　晩酌は怪我で休んでいたのに「もう良いだろう」夫は催促する。
　ドクターは「なるべくなら止める方が良いんだけど」だった。

　「そう言われているのよ」と夫を説得するが聞く耳持たない。
　「酒がないのなら死んだ方がましだ」とまで言い出す始末。

　夫にとっては最大の楽しみでもある晩酌を取り上げるのは酷？
　次男に相談すると「ならば気付かれない程度に水で薄めよう」

　「うまく行くかねぇ」「口が変ったのでは？と、とぼければ良い」
　1対9の割合で水を加えた。幸い今日は気付かれずに済んだ。

　脚を取られて転倒されれば大変、いつまで誤魔化せるかが問題。

ジレンマ

　顔面の怪我の治り具合を診せに夫を病院に連れて行った。
　順調に治ってきているから心配はないとのことで一安心。

　CTも受けたが異変はないとの事で従来の通院でOKになった。
　先生との問診で「今年に入ってから脚力の低下が著しい事、

　それと左手の拘縮がひどくて不本意に腕を突っ張ったりする」
　そんな状況を伝えたら「薬を増やしてみましょう」になった。

　余計な心配などする必要はないのだろうが増量は歓迎しない。
　命に係わる程の事でもなかったのに…言わない方が良かった？

　不安を訴える度に薬が増えて行く、ジレンマを感じる。

バレンタイン

　今日はバレンタインデーで国中でチョコが行きかっている？
　単なる憶測だが一時期程の盛り上がりは失われている感じ。

　聞くところでは義理チョコは確実に少なくなっているとか。
　それに代わって自分へのご褒美で豪華版を求める人が増加？

　私はチョコレートの類は昔から好きでも嫌いでもなかった。
　手元に有ればつまむが自分で買い求める程好きでもない。

　いわゆる並み、そんな私を友は珍しがる。夫の関心度も同程度。
　それでバレンタインチョコは毎年横目で見るだけに終わる。
　
　来年はチョコにこだわらずにバレンタインごっこしてみようか？

紙パックコーヒ

　コーヒを買っておこうと思いながら忘れていた。
　毎朝、欠かさずコーヒメーカで沸かしているのに困った。

　紅茶で我慢しようかと思ったがやっぱりコーヒが欲しい。
　確か頂き物にティーパックのコーヒが数袋あった筈！

　紅茶や日本茶ではパックは馴染深いがコーヒでは珍しい？
　インスタントコーヒではない旨の添え書きが付いている。

　紅茶と同じ要領で沸騰させた湯の中にパックを浸した。
　私は濃い目、夫は薄いのが好みなので１袋で２杯作る。

　ドリップ式やコーヒメーカより香りに欠ける気がした？