稲穂の国

　日曜日は大抵、郊外までドライブがてら買い出しに行く。
　産直市を含め４軒の立ち寄り先も決まっていてブラブラする。

　夫は私の後をついて回る時もあるが店頭で待っている時が多い。
　食料を買う分には「遅い！」と文句も言わず大人しく待っている。

　私は買物よりも周桑平野の広々とした景色を見るのが好きで行く。
　今は稲の刈取り前で田はまだ緑色のもあるがほぼ黄金色で美しい。

　自宅の周りにも少々の田は残っているが平野とはスケールが違う。
　この時期、稲穂を目にすると「日本の原風景！」と感動する。

　米の消費量は減少気味らしいがこの稲穂の景色は永遠に残したい。

酔芙蓉咲く

　今年の夏も毛虫には往生したが今朝、酔芙蓉が１輪花開いた。
　朝は白、夕にはピンクに変わるから酔っぱらいの字がついた？

　２本を植えてから10年程になるかな？毎年律儀に咲いてくれる。
　花が終るとほぼ根元まで切る。そして時期が来ると枝葉が伸びる。

　花が咲く頃は２m程の背丈になり蕾が一杯つく。10月中楽しめる。
　数年前の10月8日、長男の結婚式当日は満開だったのを思い出す。

　前途を祝福しているようで私も幸せな気持ちで式場に向かった。
　それなのに人生思うようにならず…色々複雑な問題を抱えている。

　考えると憂鬱、でも芙蓉のような優しさを保って暮らしたい。

年寄りの食事

　隔月毎に会っている元仕事仲間との会が来月中旬にある。
　それで何回か利用した事のある店に食事の予約電話を入れた。

　「年寄りの集まりですから揚げ物などは無しでお願いします」
　そのように言うと「最近の年寄りは揚げ物を好まれますよ！」

　家での揚げ物は後始末が大変なので外食で食べる人が多いとか。
　それに年寄りこそ肉や魚など栄養のある物を摂って欲しいと言う。

　店主は好意で進言してくれているだけに反論しにくかった。
　「それではお任せします」と言ったものの不安が残る？

　皆、ヘルシー好みと思うのに当日、高カロリーだったら困る～

年寄りの衣装

　新聞の投書蘭で真夏の頃に見た記事、あなたならどう思う？
　老齢の女性が「暑いから袖なし服を着たい。若い人が羨ましい」

　二の腕のたるみを気にしているようだ。それに対する意見が出た。
　「外国では誰も恥ずかしがったりはしない、堂々と着て下さい」

　私もその通りと思うが「ただし家庭内でなら」と条件をつけたい。
　衣装など好き勝手で良いと思うが目をそむけたくなるのは問題！

　
　今日も胸元の広く開いた服なのに汚すぎるような首の人を見た。
　せめてスカーフで覆うなり、上着を着用すれば良いのにと思う。

　人の事はとやかく言えないが見苦しい物はカバーする方が優雅？


　
　
　

　
　

コスモスと鯛めし

　暖かい日差しに誘われて見奈良地区にコスモスを見に行った。
　まだ早過ぎるかと懸念したが5、6分咲きでまあまあの景観？

　普段、花にはあまり興味を示さない夫だがコスモスは別と言う。
　以前、家の横の空き地でコスモスが咲き乱れていた時期がある。

　それを夫が抱えきれない程摘んできて家中に飾って喜んでいた。
　今回も夫の要望、しかし彼の世話をしながらの見物は疲れる。

　昼食を兼ねて休憩した食堂で「宇和島の鯛めし」を注文した。
　今治では米と鯛を炊き込むが宇和島のは麦飯に刺身を乗せる丼。

　私は両方とも美味しいと思うが、同じ鯛めしと言っても全然違う！

アイロン掛け

　久々にアイロンをかけた。シワだらけの服等がシャンとした。
　子供が居た頃は日課のようにアイロンがけをしていたのに…。

　それが夫婦二人になると段々無精になってそれに慣れていく。
　シャツもズボラになって洗いざらしのままのを着たりする。

　それに最近の服は繊維がノーアイロンでも平気なのが多い。
　今日は夫の服を着やすいように改良したので仕上げのアイロン。

　そのついでに私のもタンスから引っぱり出しアイロンを掛けた。
　やはりピシッとするから気持ち良い。主婦をやっている感覚。

　満更家事嫌いでもないと己を見直したりした。でも肩が凝った。
　

半沢直樹

　<倍返し>で話題になった銀行を舞台にしたテレビドラマの話。
　見なかった人は分からないと思うが、その主人公の名が半沢直樹。

　堺雅人が扮していて視聴率は絶えず最上位で30％以上だったとか。
　無慈悲な銀行に父親を殺された主人公が正義をかざそうと踏ん張る。

　私は途中からだが昨日が最終回、私憤を晴らした場面には喝采した。
　しかし最終結末が左遷とは、どんでん返しの筋にしても後味が悪い。

　彼のやり方がきつ過ぎたにしても銀行は結局何も変わらなかった。
　「世の中ってそんなに甘くないんだ」と作者は開き直っている？

　ハピーエンドでないのが面白いと言う人も居るが、私は消化不良！

新しいブログ

　数日前、身内の者が「ブログを始めたから…」とメールをくれた。
　早速読んだ。飛んでいる彼女らしく話題も豊富で今風を感じる。

　でもサッパリ分からない内容もあり説明が欲しいのもある。
　彼女とは約10歳の歳の差、世代の違いを感じてタジタジする。

　他に私のを登録してくれている「お花大好き」さんを最近知った。
　写真も好くて文章も長からず短からず、読みやすく愛読者になる。

　一般的に人気ブログと紹介される物は私にはピンと来ないのが多い。
　「何でこれが？」と思ったりする。やはり興味の対象が違うから？

　私のは平凡と自覚している。変えようがないので当分はこのまま！
　　　

　

チューリップ

　チューリップの球根を買ってきた。時期と思って植えてみた。
　赤、白、桃色が１０球ずつ入った１袋９００円のサービス品。

　10年ほど前にも植えた。その時は色とりどりで元気を貰った。
　その後、ご無沙汰していたが久々に植えてみようと思い立つ。

　チューリップは子供っぽすぎて昔はあまり好きでなかった。
　しかし歳を取ってくるとあの可愛さが好ましく映りだした。

　種類も沢山あって珍しいのも多いが今回のは昔ながらの種類。
　以前、広島世羅で見たチューリップ園のそれらは立派だった。

　球根は冬の間は地下、春先に芽吹くのが楽しみ。春よ来い！

　

今年の兄弟会

　毎年恒例の兄弟会の事だが姉から初めて聞いて腹を立てている。
　今年は北陸の宇奈月温泉、来月２０日からと決まってるそうだ。

　私は夫の世話で昨年に続き今年も参加できないのは仕方がない。
　しかし私も一員なのに一言も知らせてくれなかったのが腹立つ。

　せめてこのようになっていると言う途中報告位は欲しかった。
　もしかしたら秘密裏に行うつもりだったのかと勘繰りたくなる。

　幹事は私に遠慮しているのだろうが、その事が水臭く腹立しい。
　参加はあきらめているから構わない。欄外に置かれたのが悔しい。

　悪気はないのは分かっているが、疎外感を覚えて寂しい。

しまなみ海道

　昨夜、姉夫妻が墓参りに帰省したので今日は同伴した。
　宿舎に迎えに行きお墓に向かう途中で遇然、弟と出会った。
　

　折角だからと弟宅に寄って両親に線香をあげる事もできた。
　墓参の後、海が見たいと言う姉達の希望で糸山に行く事に。
　

　空は快晴で日差しはまだきつかったが間近で見る海は穏やか。
　糸山はしまなみ海道の出発地、島々の美しい景色は見飽きない。
　

　観光客がまばらなのは惜しい。観光地として宣伝不足！
　東京発の四国観光も今治を素通りする。これでは宝の持ち腐れ？

　そんな議論をしながら今治駅に着いた。今夜は松山で宿泊とか。

お月見

　昨日が十三夜、明日は十五夜・中秋の名月、お月見が楽しめる。
　昨夜８時頃、さくらさんから「空観た？綺麗よ」と電話を貰った。

　夫は既に就寝中、目覚れば一緒に観ようと思って寝室の窓を開けた。
　生憎、庭木が邪魔して月は見えないので外に出なければならない。


　夫は熟睡していたのか目覚めない。私だけ玄関を出て空を仰いだ。
　台風の後だったので空気も澄んでいた為に例年よりも断突に綺麗！

　神秘的な輝きにうっとり！朝、夫にお月様の見事さを話してあげた。
　「西条加茂川にお月見に行きたい」と言い出す。芋炊きで有名な所。

　芋炊きしながらの月見は最高、今の彼は体力的に無理なので来年ネ。

彼岸花

　台風の季節、今回の18号は愛媛は大した事もなく通過してくれた。
　福井や京都、北陸等に大災害をもたらしながら温帯性気圧に変わった。

　こちら今治の今朝は台風一過の青空で秋らしい空気が漂っている。
　半袖から長袖に替えた夫を送りに来た川辺で彼岸花が咲いていた。


　毎年の事だが昨日まで気が付かなかったのに…急に花咲くから驚く。
　そして咲き始めると田の畔など続々と姿を現わすから嫌でも目立つ。

　彼岸花は曼珠沙華とお洒落っぽくり呼ばれ画材に好まれたりしている。
　そうかと思うと死花と言って嫌う人も居るから人の好みはさまざま。

　私は野で見る分には好きだが切花は遠慮したい。鶏頭の方が好き！

　

敬老の日

　今日は敬老の日、私たち夫婦は２人とも７０歳前後で中途半端。
　今は７５歳で老人？敬老会の招待等はその歳からになるそうだ。

　でも孫がいれば歳に関係なく家で敬老の日の祝いなどするだろう。
　ある友人は孫との楽しい計画など話してくれたりして幸せそう。

　それはそれでまぶしいが人の事を羨んでも仕方がない。
　日本は長寿国、100歳を超える人が５万人以上もいるそうだ。

　健康ならば長生きしたい。でもそうじゃなければ長生きは酷？
　寝込まない前にポックリ…そんな事を考える。夢がないなあ。

　気分転換を兼ねて美容院に行ってきた。青空が戻ってきた。

低血圧症

　先日は私が低血糖を起しかけた。今回は夫が低血圧症。
　昼食時、食卓についた夫だったがやけに静かだった。

　私は盛り付けの最中で夫の方を向いていなかった。
　まだ眠足りないのかなと思いながら、振り向いた。

　「眠いの？」と声をかけたが無反応、顔をみると土色。
　大粒の冷や汗を流し朦朧として別人の様、尋常でない！

　慌てて汗を拭いて血圧を測ると下が４０、上は９０と低い。
　明らかに低血圧、水分を摂らせ横にさせていると治まった。

　急に気分が悪くなったそうだ。大事に至らなくて良かった。