競泳空想科学

聞いたことがある。
人間が思い描いたことは実現できると。
あとは行動するだけだ。

前半のスピードの考え方

2018年07月23日 | 水泳

ベンチプレスで100kgを上げることを想像した場合

95kgが上がるから残り5kgくらいは楽に上げることは出来ると考える場合と、120kg上がるから100kgは楽に出来ると考えた場合、一見どちらも達成しそうに思える。

しかし95kgの人はその「あと5kg」がどれだけ難しいかを分かっていない。(想像の世界)

120kgを上げた人は100kgは上げられる世界。(経験の世界)

しかし、以外にも前者の水泳選手は多い。

練習中に達成していないのにも関わらず、本番では出来ると考えている。

ジュニアの時は成長期も手伝って「練習中よりも(またはベストよりも)速い記録で前半を回った」は、私自身ジュニアのコーチ時代には、何度も経験したことがあります。

成長が停滞した時にいつまでもジュニアの感覚のままトレーニングを積むと、練習が充実していなくても「達成できる」と思ってしまう。

体の成長の停滞が始まった時に「より困難なことに」チャレンジしてトレーニングを積まなければ、従来の記録を上回るのは非常に難しい。

したがって、前半のスピードはあくまでもトップスピードを上げることで、楽に感じるのである。

ストローク数を減らすのも同様で、ストローク数は結果であって、ストローク数を減らし続けるとスピードが上がらなくなるのは当然の結果である。


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