声ちっせえぞ!
そんなんじゃ勝てねえぞ!
Yevgeny Sadovyi - 'The Water King' | Barcelona 1992 Olympics
「試合前の準備(練習、トレーニング)というのをするのですけれども、私はちょっと違った意見を持っております。
もしある人が30mを15秒で泳いだとします。そしてその人が1.5kgの重りをつけた場合に、20秒で泳いだとします。2ヶ月のトレーニング後に同じように測定します。何もつけないで泳いだら15秒で泳ぎ、そして重りをつけたら17秒で泳ぐことができたとします。
そしてこの場合に、これだけ上がったのだからかなり良い成果が上がるんじゃないかという風に思われるかもしれません。しかしこの数値が必ずしも良い結果には導きはしないのです。というのはつまり、流体力学的な形が変形していると、良い結果が得られないということです。
反対にもしある一人のスポーツマンが最初は15秒で、そしてその次に1.5kgの重りをつけて泳いだ、その時に20秒で泳いだ。そしてその次に2ヶ月のトレーニングを終わって次に14秒で泳いだ。そして重りをつけた場合の数値はあまり変わらなかったとしたら、これはこちらの方が、より流体力学的な変化が少なかったということで、より良い結果が出てくるということになります。」(ビクトール・オブディエンコ)
迷ったら大前提に戻ることが大切。
競泳は「速く泳ぐ」ことが大前提。
トレーニングをデザインするときに「速く」泳げるかどうかが重要。