競泳空想科学

聞いたことがある。
人間が思い描いたことは実現できると。
あとは行動するだけだ。

経験

2012年11月22日 | 水泳

今日は練習を少しだけカットして道具作りの体験教室です。

道具が使えなくなれば、捨てて新しい道具を買えばよいのでしょうが、それ以前に道具を大切に使うだけで、その道具の寿命も延びる訳です。

選手生命も同様です。体を酷使する事には慣れてはいても、労り方が下手だと寿命は縮みますからね。

道具に愛情を持って接してみても良いのじゃないかな。

瑞樹君、結子さんが説明してるのにカメラ目線は無いでしょう。笑

多分、萌香と優希でスポンジの絞めの作業に入ってます。

沙羅はテキパキと作業が進んでいましたので、難易度を上げたベルトに仕上げました。栄里はベルトの先端をライターで炙っております!

花嫁修業です。

これくらい出来なきゃ、ね?

なかなか良い作品を作り上げた健太!

スーパースプリントですのでやはりスポンジの本数は一番多いです。

 

こうやって今後は少しずつでも、たくさんの経験を増やして行ければと思います。

学生のみんなが練習出来るのは親御さんの理解があって初めて取り組める事ですし、こういう道具一つでも「お金」も必要になり、「手間」が掛かっているという事を理解しなければ、本当の意味での「感謝」はできないでしょう。

「役員」のみなさんがいなければ「レース」すら開催される事は出来ないのですし、選手として指導してくれた「コーチ」や「先生」がいなければ、「今」がない訳ですからね。

 

先日、聞いてびっくりしたのは理科の授業で「アルコールランプを使ったつもりで授業をおこなっている。」という話です。「(実験で)ケガをしたら誰が責任を取る?」そこから始まってしまっては何も出来なくなってしまいますし、学校では何も経験する事は無くなってしまいます。もしそうならばスポーツなんてもってのほかでしょうね。。

二宮金次郎の像も然り。

今では金次郎像も薪を下ろし、椅子に座って本を読む銅像もあるそうですが、仮にこれが「(従来の薪を背負い歩きながら本を読む)真似をして、けがでもしたらどうするのだ!」といったクレームから作られたのであれば、それは情けない話。

「勤勉さ」を例えたその銅像の正に「表面」だけを捉えた悪例です。

「本質」さえ理解し、また、指導・教育すればこのような悪例は無くなっていくのに、と思います。

話が飛躍しましたが失敗も含めて「良い経験」へと変えていけるのは、まさにその人の「信念」の問題ですから、ぜひ上手く行かないとき、今回みたいに水泳とは関係がない(と思えるような時)こそ、意味を見い出す工夫をして欲しいと思います。


あと少し続けること

2012年11月13日 | 水泳

今日はカナダの100m自由形銅メダリストのブレントハイデンのフィジカルトレーナーのユージンさんにレクチャーと実践をお願いしました。

情報が入る事が良い悪いではなく、それを正しく取捨選択出来る能力を養う事が大切な事。

ハイデンのトレーニングやシエロ、マグナッセンのそれがベストという訳ではなく、それを知らずして実践せずして頭の中でどうこうする時間があるならば、チャンスがあるのだからやるべきである。

もちろん「1回の失敗や1回の成功」が本当の失敗か成功かは分からないけれども。

やはり「パワー」だと思っていたトレーニングがそこに「届いていない」という事に気付いただけでも大きな収穫かもしれません。

今回レクチャー(座学)は選手も一緒に聞いてもらいました。

コーチが理解し、それを選手に伝える事も大切なのでしょうが、「コーチだけが理解し」という状態は非常にもったいないと思ったからです。

せっかく目の前に言葉は違えども「空気感」を共有出来る環境にあるのですから、ユージンさんの情熱を体で受け止める事が大切だと思ったからです。

選手の中から「これでまた俺は速くなった!」という言葉を聞いて、この仕掛けは成功でした。

井戸を掘り、水が出ないと不満を言い、自ら諦めてしまったにも関わらず、「あとほんの少し掘り進めば水が出るのは分かっていた」などと後々、さも分かりきっていたかのように言い訳をする事だけはしてはいけない。

水が出るまで掘り続ける、しかし、水が無いところを掘っても意味が無い。

目的をはっきりさせないと「作業」をする事に満足してしまう。

井戸を掘り続けると「掘っている自分」に酔ってしまい、もしかしたら掘る進む行為が目的になってしまって、一番大切な「水を出す事」をすっかり忘れてしまっていたのかもしれない。

 


ベテラン

2012年11月11日 | 水泳
みんなは普段とは違うメニューに戸惑ってはいると思いますが、取り組む前から後ろ向きな者は1人もいません。
今朝は50×4(1')×8セット(2')アベレージハード。
このメンバーの競い合いは一見の価値あり。
FOGの持久力を高める事が目的でした。
明るいメンバーですが、いざメインとなった時の取り組み方はさすがの一言。
はずさない。
目の色が変わる。

大学ではこういうピリピリムードはどう捉えられるのだろう?
もしかするとこの空気に耐えられないかもしれないな。
真剣な振りは周りを誤魔化せても、自分は誤魔化せないからなぁ。
夏菜にも言ったけど、テクニックやフィジカルがインターナショナルレベルであっても、頭の中がインターナショナルレベルにならなければ本物にはなれない。

自然の摂理で、取り込まれるか、弾かれるか、どちらかに落ち着くわけだから。

戻るべき場所

2012年11月08日 | 水泳
選んでくれて、頑張ってくれて、巣立って行く。
うちで育った子だからね。
やり通してくれたんだから。
あえて厳しくする事は、自立(自分の力で生きていく、決して一人で生きるという訳ではなく)する為に必要な事。
大切だから厳しくするという事はどの時代でも理解されると信じています。

2016 「See You Again」

2015「繋心」

2015「HAC」

for you , to me