中京大1年の日本学生選手権も持病で棄権。
「チームに迷惑をかけたが、逆にみんなが僕を温かく励ましてくれた。いつか、周囲に恩返ししたいと思った」
この決意が飛躍への一歩となった。
「仲間のために泳ぐ気持ちになってから、記録が伸び始めた」。
体調管理にもいっそう気を配るようになり、翌2013年日本選手権の50メートル背泳ぎで3位に。
病気を抱えながらも競技を続けていく自信をつかんだ。
〜中略〜
「同じ病気の人に『スポーツもしっかりできる』という姿を見せたい」との思いが今の長谷川の胸にある。