百歳に向かってもう一度歩いて世界一周

平成7年1月1日より歩いて世界一周に挑戦して居ますので引き続き続けますのでご照覧あれ!

開宗明義章第一

2013年02月04日 09時10分19秒 | 随想

 

歩 い て 世 界 一 周  2月4日(月) 雪のち雨

 

日 数「日」

総歩数(歩)

総距離(m)

平均歩数(歩)

今  日

        1 

16,646

11,652

 

今  月

67,522

47,265

16,881

今  年

35

578,067

392,995

16,516

2005年から

2,966

41,896,787

29,327,750

14,126

70歳の誕生日から

6,498

123,846,922

86,692,845

19,056

ドイツ・オランダ、ベルギー.、フランス.イギリスを経てアイスランドのレイキャビックに向かう、後 615,113m

 〇 昨日本棚を整理して居て、【論孟新鈔】と【孝経校本】を見つけた.

 孝経は一ツ橋高等小学校で、月曜日の一時間目に講堂で栗原校長先生に直々に教えられた。校長先生はこんな話をされた。「皆さんは学校を卒業されると仕事に着くものが多い。その時、この孝経を諳んじてご覧。キット”素晴らしい子供だ”と見直して呉れる。よく勉強するんだよ」と。

 

                    

 開宗明義章第一

 仲尼居。曾子侍坐。子曰。參先王有至徳要道。以順天下。民用和睦。上下無怨。女知之乎。曾子避席曰。參不敏。何足以知之。子曰。夫孝徳之本也。教之所由生也。復坐。吾語女。身體髪膚。受之父母。不敢毀傷。孝之始也。立身行道。揚名於後世。以顕父母。孝之終也。夫孝。始於事親。中於事君。終於立身。大雅云。無念爾祖。聿修厥徳。

仲尼(ちゅうじ)居し、曾子(そうし)侍(じ)す。子曰く、先王至徳要道有り、以て天下を順う、民用(もっ)て和睦し、上下怨み無し。
之れを知るか、と。曾子、席を避けて曰く、参(しん)、不敏、何ぞ以て之れを知るに足らん、と。子曰く、夫れ孝は、徳の本なり、教への由(よっ)て生ずる所なり。復(かへ)り坐せよ、吾れ汝に語らん。身體髪膚(しんたいはっぷ)、之れを父母に受く、敢へて毀傷(きしょう)せざるは、孝の始なり。身を立て道を行ない、名を後世に揚げ、以て父母を顕すは、孝の終なり。
夫れ孝は、親に事(つか)うるに始まり、君に事うるに中し、身を立つるに終る。大雅に云う、爾(なんじ)の祖を念(おも)うこと無からんや、厥(そ)の徳を聿(の)べ修む、と。

 私は高等小学校を卒業の時、教頭先生の紹介で、本所緑町の個人事務所に勤め、夜学に通わせて貰ったので、「開宗明義章第一」を諳んじて褒められるチャンスは無かったが、中国西安の碑林に行った折り、碑に孝経の文章を見つけて、読んだところ、通訳の梁小六さんが「先生はエライ!私に判らない文章を読んだ」と言わられて見直されたことがある。

 帰途、上海のデパートで、所蔵していた拓本を総べて取りこぼすことなく買ってきた。その中に「開宗明義章第一」の拓本も在った。日中友好協会の役員会で披露して面目を施したこともある。その後、孔子の里、曲阜へ行ったので、「開宗明義章第一」の拓本を探したが見当たらなかったし、土産店で孝経の話をして碑の所在を質したが誰一人知ってる者は居なかった。これにも驚いた。



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