はじめてのマンドリン

ある日突然、マンドリンの音色に恋をした
初めて手にした時から、ささかやかな感動を綴っています

訃報つづき

2013-07-24 14:09:19 | 日々あれこれ
以前から、癌で闘病中の方が、亡くなったと連絡があったのは、月曜日のことだった。

6月15日、奈良の病院までお見舞いに伺ったときには、
「今月いっぱいもつかどうか・・・」なんて言われていたのに、その後、ひと山乗り越えられてから、
意識はないものの、安定していると、お聞きしていた。

もうすぐ7月の終わりが見えてくるね~なんて、家で話していたところに、入ってきた訃報だったので、
よく頑張ったよね…と、とりあえずは覚悟ができていたので、
昨日、ひとまず奈良へ行ってきました。
今夜が、お通夜。明日がご葬儀(告別式)ということで、昨夜は、1日家に居て、
家に人を集めては楽しく宴会するのが大好きだった故人のために…と、偲んでの宴会を催すと
お聞きしたので、う~ん…全部参加するのは、厳しいし、どうしよう?と、相方さんとも
話し合い、昨夜は私だけ、今夜のお通夜は遠慮させていただいて、明日の告別式、相方さんと
一緒に参列しようということにしたのでした。

相方さんは、「3日間、奈良に滞在すれば?」なんて言ってたけど、いや・・しなくちゃいけない
ことがあるし、ずっと滞在していても、お手伝いできるわけでもないし、往復するよ」と、
昨日は、14時前の電車に乗り、0時を過ぎてからの帰宅という、私には結構きついスケジュール
でした。

宴会は、今までのように・・・とはいかないけれど、なるべく、楽しい思い出話ができるといいなと、
誰もが思っていたのでしょう。笑顔が絶えない会になりました。
とはいえ、私は、20時40分ごろ失礼して帰ってきたのだけれど。

眠っているような安らかなお顔で、安心しました。

でも…その会の途中に、新たな訃報連絡があって、
「楽団のMさんが、本日亡くなられました」という、その文字を…何度読んでも信じる
ことができなくて、いや、、その方も、以前から癌で闘病中だったので、いつかは
お別れの日がくるのか?とは思っていたけれど、なんで、こんなに早く??
と、信じたくない思いが、思考を止めていたのかもしれません。

携帯の画面を見つめて固まっている私に、隣から「どうしたん?」と話しかけられるまで、
呆然としていました。
そのあとも、会話が…頭に入ってこない時間が続き…新しい来客で、お手伝いが忙しくなるまで、
いろんなことを考えてしまいました。

Mさんとは、パートが同じということもあり、私が入団した3年前から、多くの時間を
隣で弾かせていただきました。
入ったばかりの頃は、初心者だったので、どこを演奏しているのか見失ってついていけなく
なることも多く、横からにゅっと腕を出して、楽譜を指差して教えてくださったりと、
とても優しい方でした。

先月の練習日には、暑くてしんどそうにはしてらっしゃいましたが(エアコン壊れてたのもあり)、
最後まで練習には参加され、暑さが身体にこたえないといいけど…なんて思っていると、
つい先日の日曜日の練習は、欠席されていたので、
どうされてますか~?とメールなどしてみようかなと思っていたところに、突然の訃報だった
だけに、、愕然としてしまったのでした。

帰り、新幹線は、結構人が少なかったということもあって、比較的、自分の世界に浸れる環境
ではあったのだけれど、人前では泣かない!と、とりあえず、心に決めている私だけれど、
しばし、ハンドタオルに伏せて、涙してしまいました。
(ちょっと変な人・・・になってたかも^^;)

25日がお通夜、26日がご葬儀(告別式も)ということで、日程が重ならず、どちらとも参列できる
ことに、安堵しました。

年を重ねるにつれて、人の死に接する機会が多くなるのは仕方のないことなのかもしれないけれど、
立て続けの訃報は、私の心に、ダメージを残しそうです。

やっぱり、ついこの間までそこに居た人が、今日はもう居ないなんて…寂しすぎるもの。

亡くなった方と過ごした優しい時間の記憶は、忘れないよう、しっかり胸に刻みたいと思います。

楽団のMさんのご葬儀では、、、演奏する…ということなのですが、そういう場での演奏は経験が
ないので、どんな感じになるのか、ちゃんと演奏できるのか、とか、不安なきもちも少し。

体力的にも、精神的にも、タフであれるといいなと思う。。

おふたりの、ご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
コメント
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