はじめてのマンドリン

ある日突然、マンドリンの音色に恋をした
初めて手にした時から、ささかやかな感動を綴っています

本「希望の糸」

2021-02-08 19:53:21 | 本・映画・ドラマ
東野圭吾さんの「希望の糸」を読みました。
感想など綴ってみたいと思います。


久しぶりに、東野圭吾さん~!という雰囲気にあふれた物語を読んだような気がします。
面白かった。。。途中で止めようと思ったけど、止められず、一気読みしてしまいました。

「家族」の物語。
「死んだ人のことなんか知らない。
あたしは、誰かの代わりに生まれてきたんじゃない」
ある殺人事件で絡み合う、容疑者そして若き刑事の苦悩。
どうしたら、本当の家族になれるのだろうか。

閑静な住宅街で小さな喫茶店を営む女性が殺された。
捜査線上に浮上した常連客だったひとりの男性。
災害で二人の子供を失った彼は、深い悩みを抱えていた。
容疑者たちの複雑な運命に、若き刑事が挑む。


若き刑事は、松宮刑事。
加賀恭一郎シリーズに、加賀の従弟として登場する、あの松宮刑事である。
もちろん、加賀刑事も登場する。

体外受精・LGBTなどなど、殺人事件を調べていく中で、
様々な家族にまつわる問題が、絡み合っている。
松宮刑事の出生にまつわる物語も出てくる。
母子家庭で育った松宮の父が、実は生きていて、、その死に目に会えるという、
物語も入っていたりで、
いろんな気持ちが湧いてきて、感情的には、もうお腹いっぱい・・な感じになりました。

行伸が、娘さんとお話できる関係になれたことが、しみじみ~よかったと思いました。
やっぱり、人と人は、話すことが、、、関係を築く大きな一歩となるのだ。

この物語の中の殺人事件だって、話さなかったからこその誤解が元となって
起きてしまったことだから。

人と話すことの大切さをひしひし感じました。
コメント
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