はじめてのマンドリン

ある日突然、マンドリンの音色に恋をした
初めて手にした時から、ささかやかな感動を綴っています

本「菜食主義者」

2024-11-18 12:26:27 | 本・映画・ドラマ
ハン・ガンさんの「菜食主義者」を読みました。


今年、ノーベル文学賞を受賞されたハン・ガンさん。
私は、読んだことがなかったので、どんな物語を書かれる方なんだろう?と
読んでみたくなったのでした^^

ごく平凡な女だったはずの妻・ヨンヘが、ある日突然、肉食を拒否し、
日に日にやせ細っていく姿を見つめる夫(「菜食主義者」)、
妻の妹・ヨンヘを芸術的・性的対象として狂おしいほど求め、
あるイメージの虜となってゆく姉の夫(「蒙古斑」)、
変わり果てた妹、家を去った夫、幼い息子……脆くも崩れ始めた日常の中で、
もがきながら進もうとする姉・インへ(「木の花火」)―

3人の目を通して語られる連作小説集


ある日突然、菜食主義者になったかのようなヨンヘでしたが、
そのうち、水以外の一切の食べ物を拒絶し、自分は植物である、
植物にかえろうと、、するようになる。
精神を病んだとして病院に収容され、強制的に食べ物をとらされるようになる。。。

重い感じの不思議な物語でしたが、
人それぞれ、自分のものさしがあり、こうありたいと思う自分が居るのだけれど、
それを、周りに居る人が、阻止しようとしたり、曲げようとしたりで、
自分の思うようには生きられない。
みたいなことが、根底にあるるのかな、、、というのを感じました。

最近書かれたものも、読んでみたいなと思いました。
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