ジュリアが思案顔で机の上に乗っています。何となくお世話係の視線を気にしている模様…。もしや?と思って見ていると、おもむろに始めました。
ちゃぴちゃぴちゃぴ、ぺろん。
「みーたーなー?」
行燈の油を舐める化け猫みたいな顔で睨まれてしまいました。
あれ? ジュリさん、そのボウルは嫌いじゃなかったっけ。ジュリアがこの作法を見せるのは、今までガラスの中型ボウル(本当は人間用のサラダボウルです)なのに、今日はヘルシーウォーターボウル。例の、水をあまり飲まない子用の魔法の器です。
「いいのいいの」
「今日はこっちの気分だから」
「うまいにゃ。うまうま」
やっとメーカー側の意図が通じたか。
これを買ったのは、もう何年も前なのですが、ティアラもジュリアもあまり気に入ってくれなくて、「猫が水をがぶがぶ飲む!」という看板に偽りがあるんじゃないかと思っていましたが、単に気分の問題だったようです。置く場所を変えたりすると、途端にブームが到来することもあるんですよね。ま、猫の嗜好ってそんなものかもしれませんな。
ちゃぴちゃぴちゃぴ、ぺろん。
「みーたーなー?」
行燈の油を舐める化け猫みたいな顔で睨まれてしまいました。
あれ? ジュリさん、そのボウルは嫌いじゃなかったっけ。ジュリアがこの作法を見せるのは、今までガラスの中型ボウル(本当は人間用のサラダボウルです)なのに、今日はヘルシーウォーターボウル。例の、水をあまり飲まない子用の魔法の器です。
「いいのいいの」
「今日はこっちの気分だから」
「うまいにゃ。うまうま」
やっとメーカー側の意図が通じたか。
これを買ったのは、もう何年も前なのですが、ティアラもジュリアもあまり気に入ってくれなくて、「猫が水をがぶがぶ飲む!」という看板に偽りがあるんじゃないかと思っていましたが、単に気分の問題だったようです。置く場所を変えたりすると、途端にブームが到来することもあるんですよね。ま、猫の嗜好ってそんなものかもしれませんな。