■炎のクリエイター日記

美味しいもの・史跡が持つ歴史のご紹介。お料理はプロ・自作を問わず鮮明な画像で、どんな素材も関西仕立てにクリエイトします。

炎のクリエイター 撮影 & 画像補正

このブログに使用の画像は、殆んどを「iPhone15 pro」で撮り「CANON Power Shot G7XⅡ」と「CANON一眼」などの撮影機器でフォローしています。画像に補正を施せば、とっておきの一枚を奇麗にできます。 ※画像の転載・転用は禁止させて頂きます。 貧富の差が激しい元禄時代は、ご存じ忠臣蔵のモデルとなった事件の頃で、長屋暮らしのお母さんが廃材の木っ端の中から、三角すいの形状を探し出し、きもの布地でクルリと木片を包み込んで、座人形のような「木目込み人形」が生まれた。豪華絢爛な雛人形よりも現在の木目込みお内裏さまから詫び錆びを感じる。

かしわ餅 ~あと継ぎが生まれるまで親は健在~

2022年05月05日 15時00分01秒 | 伝統行事
今年もコロナ禍のなか、端午の節句を迎えたが、元来の風習として粽(ちまき)を食べてお祝いするのが吉例だった。それがいつしか簡略化が進んで現在の「かしわ餅」となったようだ。粽を包み込むのに柏の葉を用いた理由と、柏に託された願いを探っていきたい。今年も朝宮の一番茶が届いたのでお供に点ててみた。





柏の葉の特徴として、新芽が育つまで古い葉が落ちない特徴から「あと継ぎが生まれるまで親は健在」そんな擬人化から、縁起担ぎとして「子孫繁栄」を願ったと聞く。それが柏の葉を使うようになった理由のようで、もちろん柏の葉が持つ「香り」と「抗菌作用」が基礎にあってのことだ。



関西は軟水でアズキを炊くことから、潰れないで粒を残したまんまに炊く技術があるが、関東の硬水ではアズキが潰れて割れて酷い結果になるので、一層のこと裏漉しして漉し餡にしてしまえ的なイメージだ。ちまきに限っては、関西でもわざわざ漉し餡にするのも伝統にのっとってのことだろう。







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青鬼まつり ~降魔招福の祈願と叶匠寿庵の石餅~

2022年05月01日 14時30分21秒 | 伝統行事
毎年5月の第三日曜日に、石山寺では「青鬼まつり」が行われる。時を遡る事約800年、朗澄律師(ろうちょうりっし)なる高僧が、生涯にわたり石山寺に貢献し、死後は青鬼の姿となって庶民を守ったという云い伝えから、命日には山門前に杉の葉でデカイ青鬼を作り上げ、降魔紹福を願って法要が執り行われる。





石山寺法要の前には、山門前に杉の青葉で作った青鬼(迫力を意識して撮影)が陣取っているが、お祭当日9時半には、法要が行われたアトに大うちわによる「降魔招福の風の授与」が行われる。この風を浴びると朗澄律師の徳をもって厄除け・紹福のご利益があると言われている。また、青鬼の着ぐるみなども現れ参道を練り歩く姿が見所なので、開催当日に是非とも足を運んで頂きたい。



山門前には、叶匠寿庵石山寺店という和菓子屋さんがあり、このお店限定で「石餅@756円(税込・6個入)が発売されている。お土産に買って帰るとか、イートインでお茶とともに食すことが出来るようだ。上品な甘さのつぶ餡が蓬と白のお餅に乗っかっているのが人気のようだ。「石餅@1,188円(税込・10個入)」も合わせて販売されている。





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桃の節句 ~関西風 木目込み人形と、関東風 ちらし寿司~

2022年03月03日 13時48分49秒 | 伝統行事
貧富の差が激しい元禄時代では、長屋暮らしのお母さんが、廃材の木っ端の中から、三角すいの座人形的な形状を探し出し、割れ目に布地を突っ込んで、クルリと生地で木片を包み込む‥‥‥。アイデアを捻って雛人形を作りだし、それを我が子に与えたのが「木目込み人形」の起源となった。



現在では木目込み人形のキットがあり、豪華絢爛なお雛さまより趣があって風流なイメージだと我が家でも購入。京の宮中での天皇の座位置と同様に、男雛が左側の京雛は左の方が位の高い人が座る慣わしだと決まっている。お内裏さまだけのお雛さまを飾りつつ、自分の人生を振り返ると、子供たちも各方面で活躍中で、ワシに取っても悪くない人生だった。



今年のお雛さまは京雛ポジションで、お寿司は江戸前風の「ばらちらし寿司」を、お重に二人前を用意した。サーモン・イクラ・まぐろ・エビ・ブリなどの剥き身をさらにカットして盛ってみたが、食べるときは一個ずつ種類をチョイスして冷酒の肴にした。オレンジ色のイクラを散りばめると、桃の節句のイメージが周囲に拡がるようで‥‥‥。









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春はお水取りから‥‥‥ ~東大寺二月堂の修二会~

2022年02月28日 13時45分27秒 | 伝統行事
全国的には暑さ寒さも彼岸まで‥‥‥。こんな言葉がメジャーであるが、生まれ故郷の奈良だけは「春はお水取りから」と言うほうが有名だ。平安時代から約1270回あまり続けられてきた東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)は、俗称「お水取り」の名称で多くの人に知られている。







弥生(3月)にはいれば、二月堂の本尊である十一面観世音菩薩の御前で、1日~14日の2週間にわたって、選ばれた11人の修行僧が懺悔(さんげ)をする。天災・疫病・戦争などは国家の病気と考えられ、それを取り除いて鎮護国家・天下泰安・風雨順時・五穀豊穣を、僧侶が自分の身体を打ち付け祈願し人々の幸福を願う姿には声が出ない。現在ならコロナまん延の撲滅ロシアのウクライナ軍事侵攻阻止などがそうだろう。





最終日の一日前の13日には、若狭井(わかさい)という井戸からお香水(おこうずい)を汲み上げ、観音さまにお供えする儀式がある。これのあらましがお水取りと呼ばれだした起源であり、お供えする僧侶の足元を照らすのが、火の粉を派手にぶんまわす松明(たいまつ)だという。





メインイベント直前の、12日の夜にはひときわ大きな、長さ8m重さ70㎏ある籠松明(かごたいまつ)で、火の粉を飛ばしもって周囲が照らされる。この火の粉をかぶれば幸せが訪れると云い伝えもあるそうだ。去年ご経験された僧侶が「私たちがコロナのワクチンを作れるのであれば協力するが、現在のところ御仏にお願いするほかないので、修行して修二会を絶やさず続ける」とのことだった。明日から2週間にわたって行われる仏事「お水取り」は、おごそかに遂行されるだろう。











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恵方巻き ~2022年の恵方は北北西の方向~

2022年02月03日 12時11分16秒 | 伝統行事
今年の節分は2月3日で、それに纏わるイベントとなれば、豆まきでは「鬼は外」と厄払いをするのが普通で、食べたイワシの頭のみをヒイラギの枝に刺して軒先にかざして鬼除けにする。さらに関西圏を中心に「恵方巻き」を、年神様がおわす方向に向かって黙して丸かぶりするのは歴史がもっとも新しい。



皆さんはどれをチョイスされているだろうか? ワシが予定しているのは恵方巻きで、恵方とは年中の福徳を司る「歳徳神(としとくじん)さまが訪れる方向で、2022年の恵方は北北西よりやや北と微妙なニュアンスなんで「ほぼ北」が縁起よいとされている。その恵方に向かってお喋りしないで「恵方巻き」を丸かぶりをすると、厄が祓われ幸せが訪れるということだ。



マグロの赤身をドテンと置いて鉄芯とし、海苔巻きに仕上げていく「鉄火巻き」は、文字通り鉄火場(賭博現場)で勝負をしながら摘まめることから命名されている。語源は「お金となれば鉄が火で真っ赤でも握りそうなヤカラ達が集まる場」から由来している。カードギャンブルに没頭するサンドウィッチ侯爵が考えた、サンドウィッチの和風バージョンということだ。









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七草がゆ ~胃にやさしい効果と思いやりの心~

2022年01月07日 10時23分39秒 | 伝統行事
それほど大層にいうこともないが、元日から数えてご馳走を食べ続けた7日になると、冷たいお節料理を始め暴飲暴食で胃に負担がかかり、内臓が弱っている状態になっていることが多い。そのタイミングで、先人の知恵「七草の節句」があり、野草のスプラウトをお粥に混ぜ込んで戴くと、胃を労わる効果と邪気を祓う無病息災の云い伝えがあるという‥‥‥。






君がため 春の野にいでて若菜つむ 
わが衣手に 雪はふりつつ
(光孝天皇)


七草の節句を迎えるたびに、毎年ご紹介している和歌の意味を解説しておく。菜を積む献身的な女性が大事な人の健康を念じ、雪が吹雪いている野原に出て、手が凍えそうになりながらも七草を摘み「七草がゆ」を作って食べさせて健康を祈る。春の七草を食品栄養学的に分析する野草効果よりも、自分の傍の良き伴りょによる誠心誠意尽くしてくれる人の存在が、無病息災の原動力となる効果の方が大きいようだ。



最近は便利になって、七草がゆセットがスーパーでも販売されている。一応の野草ではあるが、自然界で探して摘んでくる労力とは大きな差がある栽培野菜。しかし人を想う心に偽りはない。せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ‥‥‥伴りょへのありがたみを感じて食べると、より一層効果があるのかも知れない。ワシはこの日のために、大根葉のぬか漬けを作って、昨日に子供たちの家庭へ届けたが、これをお粥に混ぜるだけで化学的に「七草がゆ」と同等のものとなるからだ。







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郷里のお雑煮 ~奈良など関西圏は白味噌仕立て~

2022年01月03日 15時00分01秒 | 伝統行事
関西近郊のお雑煮は白味噌仕立てが多く、大阪・京都・奈良などの古に都があった土地は、宮中の風習から来ているのだろう。白味噌の雑煮には失敗がないのは、既にお出汁も含まれており、約200g程度の量でお鍋一回分くらいだろう。ワシは大阪だから白味噌でなければならないとは思わないし、事実越前のお雑煮や備中のお雑煮もローテーションで回ってくるようにしている。



白味噌が冷蔵庫の奥の方から見つかったので、昨日のリベンジとして白味噌を使ったお雑煮で仕切り直し。関西の出汁文化は、昆布と鰹節で摂ったお出汁に白味噌を合わせて、風味豊かに仕立てるのが普通。縁起の良い形として、角が立たないようにと食材は丸くなるように用意するので、丸餅・細い大根・ニンジンは輪切りにし、ワシはここへ鶏肉と椎茸を追加して最後にカツ節をチョンと乗っける。



お芋は頭芋(里芋の親芋のこと)を使い、ニンジンでも真っ赤な京野菜の金時人参をつかう。地味な見映えなので、生麩もいれて少々見映えがするようにも調整する。白味噌はお湯で溶くだけで美味しく戴けるし、お出汁を更に利かせばますます旨みが増幅されているようなイメージだった。祝い酒は昨年に引き続き、奈良三輪の「みむろ杉」とした。







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新年のお祝い ~最低限度の縁担ぎと金粉入りのお酒~

2022年01月02日 15時00分01秒 | 伝統行事
我が家では、大みそかの紅白歌合戦を見ながら年越しそばを戴くが、その後の「往く年くる年」の雪深い永平寺の除夜の鐘をききつつ、旧年中の幸運だったことや着実に一歩踏み出せたこと、災いや失敗談も笑い飛ばすようにお神酒を傾けると、今年も何か良いことがありそうな気になる。しかし紅白もイメージが一新し、民放の歌のベストテンを見ているかのようで、NHK極めつけの永平寺もなく残念であった。



縁起ものの煮〆などひと通りを取り揃え、質素な肴をつまみながらお祝いをする。去年は伊勢海老の入った三重のお節を注文したが、どこか我が家の雰囲気とは違ったような気がしたので、今年からはいつもの形式上祝い肴に戻してみた。三日には全員が揃うが、この日はふたりだけのお祝いとなった。



お雑煮も白味噌が見当たらず、まずはお澄ましでの形ですることになった。丸餅一個を炊いてから放り込み、お神酒には金粉を浮かせたものを少しずつ飲んで、今年の家族の健康を祈った。ワシを頂点とする一族的な人数になったのも、みなの勤勉さが良い方向に向いたのだろうと更なる一族の繁栄を祈った。







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メリークリスマス ~ローストチキン丸鶏でお祝い~

2021年12月24日 15時00分01秒 | 伝統行事
本日クリスマスイブにつきメリークリスマス! 本日は恋人たちのクリスマスイブはさて置き、各ご家庭ではケンタのチキンや、鶏のから揚げ専門店などで、お持ち帰りの予約をされた方が多いと思う。なぜ鶏を食べるのかというと、ヨーロッパでのお祝い時には、豚・牛などを食べるのだが、家畜が簡単に手にはいらないとき、安易に手にはいる七面鳥を代用したに過ぎなかったようだ。





ヨーロッパから移民という新天地アメリカには、七面鳥がたくさんいたのも理由の一つ。日本ではそれを真似て鶏で代用したのが始まりで、代用の代用で形だけの意味のない風習だと心得ている。しかし我が子には、多数のものと同調する幸せもあると教えてやってきたので、大勢多数の人達と同じことをして歓喜し微笑み嘆き悲しむ‥‥‥。



そんな方針はさて置き、今年も一応のイベントとして鶏を食べる。既に浅く焼いてあるローストチキンを買ってきて、食べる直前に日本酒を霧吹いて、オイルを刷毛でペタペタ塗って、レンチンとオーブンで追い焼きをしてみた。サラダと共に盛ってみるも、切り分けるのが多少大変であったが、パリッと焼きあがった鶏皮のくっついている辺りが特に美味しいと感じた。







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桃の節句 ~木目込み人形と、ばら寿司~

2021年03月03日 15時00分00秒 | 伝統行事
廃材の木っ端の中から、座っている人形的な三角すいの形状を探し出し、割れ目に布地を突っ込んで、クルリと木片を包み込む‥‥‥。貧富の差が激しい時代は、長屋暮らしのお母さんが、アイデアを捻って木目込み人形を作りだし、それを雛人形として子供に与えたみたいな記述があるようだ。





そんな流れを汲んで、今では木目込み人形的なキットが売られている。趣があるので買って物思いに耽ると、我が家の子供達も全員片付いて、すでに雛人形なり五月人形なりを、二代目の守り神として子達についた行ったり、二度とお世話になることはないと供養したりしている。京の宮中での天皇さまが左側の京雛と、徳川文化の将軍が右側の江戸雛と、入れ替えると簡単に対応できるのが、木目込み人形の強みだ。



お祭りのときのチラシ寿司も、質素倹約令に逆らった貧しい家庭の「ばら寿司」を、可愛い寿司桶に盛ってみた。オレンジ色のイクラを散りばめると、奇麗な見映えになるので節句だけの贅沢を楽しんだ。ハマグリの貝殻は、ピッタリ合うのが世界に一つだけの相性と言うことで‥‥‥ハマグリのお吸物






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節分の行事 ~時代に合わせた行事も 人間 VS 鬼~

2021年02月02日 15時46分59秒 | 伝統行事
思い起こせば小学生の頃は、ヒイラギの枝に鰯の頭を指して、玄関の軒先にかかげていたのが主流だった。あの頃の親からの教えは、鬼は鰯の匂いを嫌がって、取り除いてはいってこようともヒイラギの棘で嫌がるとのことだった。歴史が古い豆まきにしても、家々から「鬼はそと!」の声が漏れてきて、人間 VS 鬼という図式の行事が一般的だった。





しかしワシが運転免許を取って、お寿司屋さんへバイトに行きだした頃、節分には大量の巻き寿司を親っさんが巻いて、配達と共に店頭でも飛ぶように売れた。聞く所によると、船場の海苔問屋さんのイベントで、節分に巻きずしを食べるというイベントポスターに触発されて、その年の恵方を向いて無言で巻き寿司を丸かぶりすると、厄除けになるという理由からだそうだ。



巻き寿司を切らずに、お持ち帰り用に一本を奇麗に包んだものを100包み・二本包んだものを50包み・三本包んだものは20包みと、用意したのが飛ぶように売れたものだ。問い合わせの電話がかかってきて「今年はどちらを向いて食べるんですか?」みたいな質問が、3分に一回は電話が鳴った。



今年2021年の恵方は南南東のようだが、北方を鬼門とするならば反対側の南南〇みたいなケースが多かった気がする。お手軽に美味しく出来るのが、全国的に拡がった「恵方巻き」だが、売れ残って発生する廃棄処分・従業員への押し売りハラスメントなどが、社会問題になるのも確かに遺憾に思うので、昔取った杵柄で自分で巻き寿司をソフトに巻き込む。




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七草がゆ ~胃にやさしい効果と大事な人~

2021年01月07日 16時30分38秒 | 伝統行事
元日から数えて7日にもなると、冷たいお節料理を始め暴飲暴食で胃に負担がかかり、内臓が弱っている状況になっていることが多い。そこを見計らったように、先人の知恵「七草の節句」があり、このタイミングで野草のスプラウトをお粥に混ぜ込んで戴くと、胃を労わる効果と邪気を祓い無病息災の効果があるというが‥‥‥。






君がため 春の野にいでて若菜つむ わが衣手に 雪はふりつつ
(光孝天皇)

七草の節句を迎えるたびに、毎年ご紹介している和歌の意味を解説しておく。菜を積む献身的な女性が主の健康を念じ、雪が吹雪いている野原に出て、手が凍えそうになりながらも七草を摘み「七草がゆ」を作って大事な人に食べさせ健康を祈る。春の七草を食物化学で分析する野草効果よりも、自分の傍にいて誠心誠意の限りを尽くしてくれる人の存在が、無病息災の原動力となる方が大きいようだ。





最近は便利になって、七草がゆセットがスーパーでも販売されている。本物の野草ではあるが、自然界で探して摘んでくる労力とは大きな差がある栽培野菜。しかし大事な人を想う心に違いはない。セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・カブ・スズシロ‥‥‥七草がゆのありがたみを感じて食べると、より一層効果があるのかも知れない。




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お節料理 ~通販の料金は意外とリーズナブル~

2021年01月03日 16時30分13秒 | 伝統行事
日本のお節料理は、弥生時代に大陸から伝わったようで、1年を5節に分けていた当時の日本は、それぞれの節目(節句)に神様にお供えする「お節料理」を作っていたそうだ。現在は年間を通じての節句の原点「お正月」に食べるものが、お節料理として残っているケースが大半のようだ。



お節料理のお惣菜は、重箱に詰められていて、一の重(祝い肴)・二の重(焼きもの)・三の重(煮もの、酢のもの)とに分けて詰められている。お正月三が日は、縁を切ることを嫌われていることから、食材を切らずに済むお節料理で、包丁を使わず接待することに意義があるようだが、お味は想定外のイケるものが多かったし、お惣菜に使われたそれぞれが縁起の良い云われがある。しかしラッピングしてあるお惣菜を、重箱に自分で並べていくのは大変な作業だ。





いつもなら、和食の八寸のように人数分盛りつけて、お酒で祝うのが恒例であった。しかし今年に限っては、通販のダイナミックキャンペーンで、伊勢エビ・鯛一匹が付いているというので迷わず買ったが‥‥‥フカヒレも付いていて、和洋中折衷の最たるものだ。しかし意外と煮ものが美味しく、特に松茸・アワビが最高だった。お酒は現在一番のお気に入り、奈良の「みむろ杉」でおごそかな気分で。



談笑の中から黒豆が美味しいと聞こえてきたが、それだけはワシが炊いたものだ。豆と同量の砂糖で、3倍の量のお水に浸けてお豆を戻す。弱火にかけ2時間で冷まして、鉄玉を入れて中火で2時間煮詰めたら出来あがり。友人に貰った丹波の黒豆300gだったが、お豆はでっかいタッパーに満杯になったので、子供達にもお裾分け瓶詰めして持って帰らせた。


▲▼実は最後の煮込むときに鉄玉を入れ忘れ、真っ黒にならずもお味は最高で





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お雑煮で判る祖先の暮らし ~令和三年はお澄まし仕立て~

2021年01月02日 16時30分43秒 | 伝統行事
平安時代から続く日本古来の風習「お雑煮」は、歳神さまにお供えするのが起源だという。安土桃山の戦国大名が、覇権争いでしのぎを削るなか、庶民に質素倹約を指導した大名の領地内では、お澄ましで水菜とお餅だけみたいなことになるが、栄華を誇っていた大名の領地は、鶏肉・魚肉・獣肉などから旨みを摂る贅沢なものになっている。



令和三年の我が家のお雑煮は、お出汁は低温で昆布から摂り鰹とのあわせ出汁で、豚バラ肉からの旨みを加え仕上げるお澄ましに。当時は豚肉はなく、イノシシ肉だったと思われるが、動物性の旨みをひきだすことも忘れてはならない。鶏がらから摂るお出汁も絶品だが、今回は豚肉を使うことに。



生麩と水菜で色彩豊かにし、純粋にお澄ましも楽しめるよう、お餅は丸く角が立たないように、柚子の皮をチョンと削って浮かせると、柚子の香りと風味が楽しめる。本当なら郷土の奈良は白味噌仕立てで、雑煮用の細い大根ニンジンを丸くカットせねばならないところだが、ワシは郷土の決まり事には固執しない。






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石原さとみ効果? ~2回目の土用丑は、すき家@うな牛~

2020年08月02日 16時30分34秒 | 伝統行事
うな・うな・ぎゅう・ぎゅう・うな牛! の石原さとみさんのCMが実に美味しそうにテレビから流れてくる。今年2回目の土用の丑(8月2日)ともなれば、ワシの場合は「すき家=うな牛/890円」で良しとしたい。鰻のお味うんぬん・日本語が通じにくい店員さん・衛生面の管理が不徹底‥‥‥などには目をつむり、すき家さんへ食べに行ってみた。





簡単にすき家さんの「うな牛」を説明しておくと、今年はウナギの原価がお安い感じなので、例年よりも切り身自体が大きい感じを受ける。質としては、スーパーのウナギをレンチンして超柔らかくした感じだが、牛肉と並行して並んでいて牛肉量がやや遠慮ぎみも、ウナギに華を持たせてあるんだろうとポジティヴに考えた。





創業ん十年と老舗を謳っている鰻屋さんは、原価がお安くなったはずなのに、例年と変わらぬ見映えとお値段で商売されている‥‥‥そんな老舗のお値段を横目に、仕入れ値に合わせてウナギをを大きくした「すき家さん」の方が、良心的で好感が持てるのはワシだけだろうか? いつものスーパーのウナギも一回目の丑の日には2000円近かったものが、二度目の土用の丑の日2日前の時点で999円となっていた。










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コメント (7)
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