お寿司のルーツは、日本古来からの「なれ鮨(熟れ鮨・馴れ鮨と書く)」であって、主に魚を塩と米飯で乳酸発酵させた食品であった。現在の寿司は、江戸時代に酢が醸造されだしてから「酢飯」を用いて、江戸っ子が祝いの席で食べるようになったのが「早ずし」と呼び、「寿」を「司る」ことから「お鮨(すし)」を「お寿司」と呼び出したらしい。先日紹介した「きずし」←※つつくとリンクは、京都で独自の進化を遂げたものだったが、画像は「サバのなれ鮨」で、口に含むと酸っぱさと旨味で頬がキュッ!となる。
この乳酸発酵により酸味を生じさせるもの・・・・安土桃山時代あたりでは「すし」と言えば、こちらが本来の形であった。そしてこの形式は「なれ鮨」と呼ばれ、地方で独自の道を歩みだし、元祖寿司でありながらも、現在に到るまで地方の郷土料理として残っている。しかし、好みについて触れておけば、日本酒愛好家の中でも3人に2人までは「臭いので食べられない」と筋違いなことを言う、くさやの干物的存在なのだ。しかし、チーズ醗酵の文化を持つフランス人などは好んで食べる方が多いようだ。
我が地元の滋賀県では「ふな鮨」のほか、アユやハスやオイカワなどの「なれ鮨」がある。地元戦国武将の「織田信長公」や「明智光秀公」なども美食家で、これらを好んだと伝わる。和歌山県南部の「サンマ鮨」、和歌山県北部の「サバ鮨」、福井県小浜市の「へしこ鮨」や「さば鮨」、今回はこのさば鮨を紹介したい。
上記のほかにも、岐阜県の「アユ鮨」、日本海側にも「アジ鮨」、石川県には冬の寒さを利用して徐々に熟成させるかぶらとブリを使った「かぶら鮨」もある。また米麹を用いたものには、北海道・東北の「飯鮨(いずし)」や、秋田県の「ハタハタ鮨」があり、各地元の方の「なれ鮨」に対する趣向は違っても、日本酒愛好家にはたまらない肴であることは間違いない。
米で乳酸発酵させた「鯖」は、冷蔵庫などなかった昔には、動物性タンパク質を保存するための知恵として生まれたもので、数日から数ヶ月乳酸発酵させたもの。それは乳酸発酵作用によって酸っぱくなり、雑菌の繁殖を抑え、タンパク質の分解に伴うアミノ酸系エキス成分による「旨味」が増加すると言う、一石二鳥の保存食でもあったのだ。
なれ鮨を漬けて、大抵の方はどかせて食べる白い部分の「米」のみ・・・・瀬田唐橋前の川魚専門店「うを伊」では、それだけでも売っているくらいで、日本酒愛好家は「飯」だけでチビチビとやれそうだ。そう言うワシも例外ではない。古代のお寿司と言っても、酢が発見されなかったら回転寿司で回ってたかと言うと、そんな雰囲気でもないので、珍味を少量ずつ味わう感覚であった。
この乳酸発酵により酸味を生じさせるもの・・・・安土桃山時代あたりでは「すし」と言えば、こちらが本来の形であった。そしてこの形式は「なれ鮨」と呼ばれ、地方で独自の道を歩みだし、元祖寿司でありながらも、現在に到るまで地方の郷土料理として残っている。しかし、好みについて触れておけば、日本酒愛好家の中でも3人に2人までは「臭いので食べられない」と筋違いなことを言う、くさやの干物的存在なのだ。しかし、チーズ醗酵の文化を持つフランス人などは好んで食べる方が多いようだ。
我が地元の滋賀県では「ふな鮨」のほか、アユやハスやオイカワなどの「なれ鮨」がある。地元戦国武将の「織田信長公」や「明智光秀公」なども美食家で、これらを好んだと伝わる。和歌山県南部の「サンマ鮨」、和歌山県北部の「サバ鮨」、福井県小浜市の「へしこ鮨」や「さば鮨」、今回はこのさば鮨を紹介したい。
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米で乳酸発酵させた「鯖」は、冷蔵庫などなかった昔には、動物性タンパク質を保存するための知恵として生まれたもので、数日から数ヶ月乳酸発酵させたもの。それは乳酸発酵作用によって酸っぱくなり、雑菌の繁殖を抑え、タンパク質の分解に伴うアミノ酸系エキス成分による「旨味」が増加すると言う、一石二鳥の保存食でもあったのだ。
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今回は「CANON一眼」と「CANON IXY」と「携帯」での撮影です。
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なれ鮨を漬けて、大抵の方はどかせて食べる白い部分の「米」のみ・・・・瀬田唐橋前の川魚専門店「うを伊」では、それだけでも売っているくらいで、日本酒愛好家は「飯」だけでチビチビとやれそうだ。そう言うワシも例外ではない。古代のお寿司と言っても、酢が発見されなかったら回転寿司で回ってたかと言うと、そんな雰囲気でもないので、珍味を少量ずつ味わう感覚であった。
なれ鮨、実は私未体験なのです。
実は実際見たこともないんです。
麹で漬けてあるんですね。
以前テレビで見た時、ご飯で漬けて、ご飯の粒々が残ってるやつを見ました。
ご飯が発酵して、麹になるのですよね。
でもなんとも初めて見る光景に圧倒されたのを思い出します。
その酸味って、酢飯の酸味とはまた別ものなんですよね。
凄く興味あります。
しかし、昔の人の知恵って、本当に凄いって思ってしまいますよねー^^
鮎にそんな食べ方があったのも初めて知りました。
隠れ岐阜県民ですかねー(笑。
ポチです^^
いつもありがとうです。
応援のみで失礼しまふ
後日ゆっくりおじゃましまふ
ぷっちんだす
おはようです。(*⌒ー⌒*)ゞ
あの飯粒が酒の肴になるんですよぉ~。
酸っぱい感じですが、「酢」の酸っぱさとは違った、
込み上げてくるような酸っぱさなんですけど、
分かりませんよね。
鮎ずしは、長島温泉で売ってたような気がします。
島根の江の川域でも鮎がたくさん取れて、
鮎ずしがありましたし、
卵だけのウルカをせ越しに塗って食べるとかも高級でした。
吉野は酢飯に鮎の姿のまま乗っけてある違った意味の、
あゆ寿司がありましたよ。
応援(^_-)-☆ありがとうです。
>>しじみちゃん
おはようです。(*⌒ー⌒*)ゞ
忙しい時間帯の応援ありがとうです。
何やらお忙しいようで、お身体に無理のないよう頑張ってください。
ではでは・・・・・
応援ぷっちん(^_-)-☆ありがとうです。
いい寿司という郷土料理で
コハダとか青みの魚でちょっとした具の入ったご飯を包んでまあるくして
発酵させたお寿司があります
同じようなルーツなんでしょうね
こんばんは。(*⌒ー⌒*)ゞ
保存食としての「お鮨」は、どの地にもあって、
祝い事などのテーブルを飾ったんでしょうね?
こんな知恵を働かせてタンパク源を確保していた民族に、
バッファローを絶滅させた人たちが意見する・・・・・世の中間違ってます。
いつも(^_-)-☆ありがとうです。
そうなんですねー
発酵したご飯の粒が、そんなに味わい深いなんて・・・
凄く興味深々です。
昔の人の、食べ物を保存しようとする知恵って、本当に素晴らしいですね。
正に生活の知恵、食べることって、昔から生きることなんですねーなんて改めて思っちゃいます。
ポチです。
いつもありがとうです^^
こんばんは。(*⌒ー⌒*)ゞ
確かにご飯の粒つぶには、深い味わいがありますが、
それよりも、極端な好き嫌いがあるんですよ。
もっと食べたい人と、ドブの匂いがすると吐き出す人とに
別れるのが面白いですが、
目の前で吐き出されるとショックですね。
食文化は各地方、各国独自のものですから、
地域の風習とかも大事に尊重しないとね。
応援(^_-)-☆ありがとうです。
ひかり物の寿司・・・
すみません。
コメントを・・・
日本酒愛好家の3人に1人の方です。
保存食なのですよね。
「サバ寿司」と「バッテラ」の違い。
ある店のレジの女の子、説明できませんでした。
「同じようなものです。バッテラの方が安いです。」
と、毅然たる態度で言う子もいました。
「出意冷」のもっきり。
おいしそうです。
1人で応援参上!
おはようです。(*⌒ー⌒*)ゞ
ひかりものが苦手でしたよね?
人それぞれ人生色々ですよ。
いつも(^_-)-☆ありがとうです。
>>英さん。
おはようです。(*⌒ー⌒*)ゞ
美味しいですよね?
ワシはもう大好きでたまらないですよ。
醗酵している食品と言えば納豆・チーズ・とうふようなどが、
この元祖寿司以外にもありますが、
沖縄のとうふようだきゃ・・・・本当に腐っていますよアレ。
サバ寿司は手で巻きますが、バッテラは押し寿司で、
仕上がったものに昆布の酢漬けを一枚乗っけますよ。
1人で応援参上(^_-)-☆ありがとうです。