水政審資源分科会(田中栄次会長)は、10日午後1時30分から農林水産省で開き、カツオ・マグロ漁業の令和6管理年度のクロマグロ(大型魚)のIQ設定基準を協議し、クロマグロの融通ルールなどによる結果などを報告した。
水産庁は、カツオ・マグロ漁業のIQ設定基準について、来期から現行(令和4〜5管理年度)の実績割り70%、均等割り30%を同75%、25%に変更する方針を提案した。これに対し、現行のままやるべきとの意見もあり、秋に開催される予定の次回資源管理分科会で諮問、答申することになった。
また、太平洋クロマグロの資源管理における融通ルールの結果について報告し、北海道は6月7日に大型魚52㌧を小型魚に、7月12日に小型魚0.8㌧を大型魚に交換が成立した。田中会長は「融通ルールはかなり定着し、うまく機能している。都道府県管理の沿岸漁業者にもっと周知してほしい」と述べた。
なお、現在の水産政策審議会の委員は18日で任期満了を迎え、田中会長らが退任する。今度、改選の手続きを経て、9月に総会を開き、資源管理分科会も新委員で10月中頃に開かれる予定。
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