こちらは元イギリス貿易会社・徳記洋行の建物です。
台湾では1858年、清朝が英仏米露と結んだ天津条約に基づいて、
1865年、安平と淡水が開港しました。
その結果、ヨーロッパ諸国はこぞって安平に洋行(貿易会社)を設置しました。
徳記洋行は5大洋行の一つに数えられ、台南を拠点に茶、樟脳、砂糖などの輸出
を行いました。
徳記洋行の建物は、日本統治時代には「大日本塩業会社」の営業所として使われ、
日本の撤退後は「台南鹽場」の事務所や宿舎として使われていました。
1979年に台南市政府によって改修整備されて、一般に公開されています。
神戸の異人館を思い出しました。
徳記洋行の奥に「安平樹屋」があります。
敷地内にある倉庫だった建物がそのまま放置され、大きなガジュマルの樹にに覆われ
てしまったのです。。
樹木の持つ生命力とパワーは正に圧巻でした。
上から見たところです。
こちらが安平樹屋の内部です。
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