すけさんの釣り日記

生月島に住みながら、釣りを楽しんでいます。

今年の竿納め

2013年12月22日 | 日記
二週間続いた時化の為明日から宮崎に帰るのに持ち帰る鮮魚を確保に今朝は大敷網のお手伝いに行きました。
ちょうど端境期なのでしょう、今まで沢山入っていたカマスは少なくなり代わりにサンマが入りだしています。
烏賊もヤリイカは少なくなりスルメイカが多くなりました。
青物もいますがアラが何匹もいたのには驚きです。
冬の高級魚、高値で売れるのだろうな~。

お蔭様で私は大きなヒラマサ、それにアオリイカやサンマを頂き宮崎への土産にすることが出来ました。

網揚げの終わる頃にはうねりもやや治まり、港の前には手漕ぎのカヌーなども出て久しぶりの釣りを楽しんでいます。
それならと私も早めの昼食をとり舟を出してみました。
明日の準備もあり長くは出来ませんが港のすぐ冲で今年最後の釣り納めです。

やっぱり港の前はエソばかり、この前から針を切られてばかりいたので今回はエナメル線で作ってみましたがやはり細すぎたのか切られてしまいます。
エソの少ない少し深みを探る事にしました。
エソもいない代わりに他の魚も居ないのかな。
全く当たりのないまま時間だけが経過していきます。

近くでやっている釣り友も今日は全くダメと言って帰ってしまいました。
風と潮が反対なので舟もほとんど動きません。
諦めて移動しょうとした時、魚探に魚影が映り始めました。
中層に小魚の群れとそれを囲むように大型魚が映し出されています。

それまで30巻き位で再び落としていたのですが、それならともう少し巻き続けてみます。
40巻きほどで咥えた当たり、すぐに離しましたがそのまま巻き続けていると50巻き過ぎてズシンとした手応えです。

糸は激しく出て行き、なかなか止まりません。
青物だと確信し、エンジンを掛け追いかけました。
ラインが垂直くらいになると流石に糸の出はいったん止まりましたが、まだ何度もドラグを鳴らして逆転します。

それでも少しづつ糸を巻けるようになりポンピングをしていきました。
今日初めての良い手応えですから丁寧にと心に念じながら浮かせに掛かります。
糸があと残り20M程になると抵抗も弱まり、舟の向こうの方にラインが斜めに走るのです。

青物ではないのか? 浮いてきたぞ、と思う間もなくかなたの方に白い魚体が浮き上がりました。
なんと74cmの大鯛でした。
ずいぶん流されたので元のポイントに戻り再び舟を流します。
すぐに当たりがあり小型ですがこれも真鯛でした。

港を出て五分の近場のポイントですが、やはりベイトの居る側には大物も居るのですね。
しかもそのベイトを食べに真鯛もずいぶん上まで浮いて来ているようです。
今まで過去に釣れたポイントを魚影がなくても主に流すようにしていましたが、やはりベイトが映る所が正解かもしれません。

なんとか納得のいく釣果が得られた今年の竿納めとなりました。
今年はスランプの長かった一年でしたが、終わり良ければという事で締めくくれて満足です。

これで充分な土産を確保して宮崎に戻れます。
正月には娘夫婦も帰ると言ってますので、良い新年が迎えられそうです。

皆様も締めくくりの良い釣りをされ、素晴らしい新年を迎えられる事を祈念申し上げます。