旧職場の手伝いも昨日で終え、今日からはやっと釣りに行けると昨夜から準備万端。
今朝は早起きして港に向かいましたが、天気予報に反してアゴ風(北東の風)が強く泣く泣く引き返しました。
昨日までの予報では風も弱く良い釣り日和になる予定だったのですが・・・。
そういえば先月25日からアゴ(飛び魚)漁の解禁でした。
この季節になると北東の風に乗り飛び魚が島の近くにやってくるのです。
これを二艘の船がロープで間隔を取り合いながら表層を網で引いて漁をするのです。
この漁はアゴ風(北東風)が吹くと良く獲れるので、漁師は待ち焦がれていました。
でも私たち遊漁の者には歓迎されざる風です。
普段は穏やかな海もこの風では東向きに港がある小さな小舟ではまともに風波を受け舟を出すことが出来ません。
これから秋に向かいこのアゴ風が吹く日が多くなってくるのです。
そうすると島のあちこちで焼きアゴ造りが始まり、島中がその匂いで満たされます。
もちろんその飛び魚を狙って青物も多く回遊してきます。
波止からは飛び魚に似せた大きなホッパーを投げてのシイラ釣りで賑わいます。
この時期に獲れるシイラは大きくて脂ものりとても旨いのです。
こちらの人はその刺身を味噌で食べますが、私はこの切り身で干物を作り朝の食卓を飾るのが楽しみです。
普段は釣れても厄介者のシイラですが、この時期だけは格別ですよ。
もちろん海が凪いだ日には私たちも体力回復して旨くなった真鯛は勿論、ブリやヒラマサなどの青物も釣れ始めるので楽しみです。
でもこれからはアゴ風の季節となりあまり出れる日が少なくなるのが残念でもあるのですが。
予報では明日は凪ぎそうですが、また外れるのではとやきもきして海を見つめています。
昨日の夜までは今日は凪の予報だったのに !