夕飯のときに正座をしたら靴下にまあるい穴があいていた。
二箇所。
「可愛いい」
と息子が言ってくれたので
「そ、そう? それほどでもないと思うけど、可愛いかな?」
って言ったら
「いや、靴下の丸い穴が。勘違いしないで」
大人なのにうっかり穴のあいた靴下なんか履いちゃう私が可愛いのかと思った。
ちょいとお尻を浮かして靴下の穴を見せてやる仕草が可愛いのかと思った。
違うんだって。
母さんが可愛いわけじゃないんだってさ。
いやん、知らなかった。
夕飯のときに正座をしたら靴下にまあるい穴があいていた。
二箇所。
「可愛いい」
と息子が言ってくれたので
「そ、そう? それほどでもないと思うけど、可愛いかな?」
って言ったら
「いや、靴下の丸い穴が。勘違いしないで」
大人なのにうっかり穴のあいた靴下なんか履いちゃう私が可愛いのかと思った。
ちょいとお尻を浮かして靴下の穴を見せてやる仕草が可愛いのかと思った。
違うんだって。
母さんが可愛いわけじゃないんだってさ。
いやん、知らなかった。
自分に出来ないことを軽々とやっている人がいたとして
私が
「でも私にはそんなこと出来ない・・・」
と、いつまでもそこに執着している間に
もし時間ばかりが過ぎ、
そのことが更に自分を責める材料になって状況が悪化するのだとしたら
私はそんな損なことに自分がなるのは嫌だなぁ。
私が自分の固定観念に縛られて 何年も何年も苦しんだことが
20年後にはあっさり常識になっていて 悩む人なんかいなくなってたら
「私の20年は何だったの!?」って悔しくなるだろうから
そんなバカみたいな無念や後悔はしたくないから
私は思った方向へさっさと舵をきることにする。
自分の人生なんだから
自分が決める。
私の命なんだから
私が歩く。
息子がポンカンを食べている。
「うわっ」
と大げさに顔をそむけた。
「や、やられた~」
どうやら目つぶし攻撃にあったようだ。
ポンカンと格闘し、じゃれ合う息子。
いいなあポンカンのヤツ。
ポンカンになりたい。
「好き?」
と聞いてみた。
「うん、好きだよ」
と答えた。
「・・・ありがとう」
と返事をしてみた。
「いや、ポンカンが、ね」
と念を押された。
16才の息子はその昔 3年保育の幼稚園に入園していた。
そこは3年間クラス替えがなかったのでお母さん同士の結びつきも強い(仲良しってこと)。
園バスも給食も華美な行事もなかったので
通える距離に住む人で(徒歩通園を推奨してた、歩くっていろいろ豊かなんだって)
同じような価値観の人が集まりやすかったと思う。
うちは休み休みイヤイヤ通っていたし
年長の後半の半年は完全不登園だったのだけれど
私も一応 今でもお母さん仲間の一員ではある。
昨日の夜、このクラス会があった。
お母さんクラス会です、子どものクラス会ではなく、ね。
ひっさーーしぶりに出席した。
自分の意思だ。
私たちの所属する集団とかコミュニティーは目的を持って形成されることが多いから
同じ共通点を持った人の集まりであることが多いから
幼稚園が一緒だったお母さん達が集まるということは
その場で何が話題になるかは大抵想像通りだ。
あとは年齢的にもおおよそ同世代なので
生活環境も家族問題も健康問題も・・・大抵は想像通りだ。
わかってて行ったの。
ちょっと興味もあったし。
でも今回に関しては懐かしい顔に会う喜び以上のものはなかったな。
わが家はホームエデュケーションをしているから
そういう仲間と会えばそういう話題になるものだし
卓球のサークルに行けば卓球の話題が真ん中にある。
猫でつながってる人とは猫の話が多いし 趣味の会では趣味の話。
そうは言っても そこから別の話にも広がっていくし
個人的に仲良くなっていくとまた違ってくるんだけどね。
そんなのは当たり前のことなのに
昨日のお母さんクラス会は私にはまったく物足りなくて物足りなくて
最後は退屈になってしまった。
今の私にとっての新鮮で刺激的な話題が出なかったの。
新しい情報もなかったし。
もっと聞きたいって思うような興味のある話もなかった。
でも他の人がこの場でしたい話ってこんな感じか~ってのがわかったから
逆にこの場では
私の話にも興味のない人はいっぱいいるかもなぁって気がついた。
とか言いつつ 行ってよかった。
多くのお母さんたちのいる環境や
その環境にいるために頑張って身につけてるあれこれや きっと犠牲にしてるあれこれや
どんな情緒で過ごしているのかがちらちらと透けて見えるようで
そんなのもただの私の主観だけど
良い悪いの問題でもなく
みんなそういう風に自分を生きてるんだなと思いました。
自分自身の話をする人は驚くほどいなくて
いきいきしてるのは子どもを育てるのが大変って話をしている時くらいなんだけど
要するに過去の受験とか塾とか通ってる学校がどんな学校かを話してる時のことなんだけど
家族を支えて家をまわしてるっていうのはよくわかりました。
昨日ここに集まったお母さん達も
もし他の目的で別の場所に集まった時には
そこでまたそれぞれがそれぞれのその場に合った話をするんだろう。
そういうもんだ。
いくつのも場所で
今日を生きて明日を支えるような何かを話の中に探しながら生きて行くんだ。
子どもの話だってどこでもできるわけじゃないんだから
こんな日は、この場では、心置きなく子どもや学校の話をすればいいんだよね。
私だって同じだし、それは必ずどこかでする必要があるんだから。
午前中、仲間に入れて貰った卓球サークルの練習に行って来ました。
なんだかんだと今週は3回も卓球しました。
仕事より卓球の方が多いなんて!
昨日の午後の練習で
右手の中指に2センチくらいの大きな水ぶくれを作った息子は今日は休み。
私一人で行って来ました。
もう すばらしく楽しいです。
6月に息子と組んでミックスダブルスに出ることになり(キャンセル待ちなのですが)
それがデビュー戦だと思っていたら
今日、5月のGW中に大会があることがわかり
急きょ 息子より一足先に私が女子ダブルスでデビューすることになりました!
だ、誰と組むんですかぁ~
足を引っ張りたくないのですが・・・
まだまだ下手だけど大丈夫でしょうか
今だって構成員60~80代女性のこのサークルの中で 48才の私はかなり有利と思いきや
実はまだ チーム内のどなたにも勝ったことがありません、てへぺろ。
おいコラ、てへぺろなんて言ってる場合じゃないぞ。
早急にうまくなれ、わたし。
何日か前に
「公式戦に出られるようなユニフォームを持ってないから6月までに揃えなきゃ」
って話をしたら皆さんから「買うな買うな、一気に揃えたらお金が大変だ」と言われ
今日、
Kさんからお下がりのユニフォームの上を、
Tさんからお下がりのユニフォームの下を
Aさんから新品の靴下を
Uさんからゼッケンを(次回までに名前を書いてきてくれるそうです)
頂いてしまいました。
おお
もしかして、いや やっぱり
私ったらとても良くしていただいてるんです。
強くなってこのご恩に報いたいと強く強く思います。
結成から30年というチームの仲間に入れてもらいました。
メンバーは10人くらいで 一番上は80才(めちゃつよ、なぜだ)、
もう新しい人は断ろうねって話してきていたんだそうです。
でも私が息子と頭を下げて なんだか断れなくしちゃったのかも。
でもわが家は、このチームに受け入れてもらって 望んでいた指導もしてもらって
ちょっとできるようになると うーーーんと褒めてももらって
なんとも幸せな毎日の今日この頃なのです。
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「桜もいいけどイチョウもね」
まだ固い3/19のイチョウの木
ニョロニョロみたいな新しい葉っぱが出て来た4/7のイチョウの木